けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

公園のゴミに異変が起きている

今日のブログは、「公園のゴミがちょっとおかしくなってきていて、それについて私が恐怖を感じている」というブログです。

このブログにはゴミの写真がありますので、嫌な人はリターンしてください。

関西某都市から東京に引越してきて3年ほど経ちました。東京へ引越してきてから、私が日課にしてきたのが近所の公園の掃除です。

ところが、ちょうど6月あたりからでしょうか。ゴミが変容しはじめました。

以前は、公園のゴミですから、「近くのコンビニで買ってきた飲み物の容器」とか、「コンビニのチキンスナックの紙」「パンの袋」「近所のスーパーの総菜のパック」とか、そういったものが大半でした。ようは、ちょっとそこで買ってきたものを公園で食べたが持ち帰れなかったというパターン。

夏になると花火の痕とかそういったものがチラホラあったりします。風物詩ですね。

8月のなかばですが、花火一式が入ったビニール袋がドンと置いてあった日とかありました。あんまりすごかったのでゴミを記念撮影してしまった。

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手前に置いてあるのが30センチくらいのトングなので、大量なのがわかっていただけるかと思います。このときは花火をして楽しんだあとがくっきりと残っていて、

大人だけならいいけど(良くないけど)子どもがいたら確実にそういう大人に育つんだろうなーとか思ってました。1回でこれだからかなりの量でした。

本題。

最近、公園のゴミがおかしくなっています。

写真だとあまりわからないかもしれませんが、写真を載せてみます。

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非常に広範囲に、さまざまなタイプのゴミが散乱しています。実は、以前はこういうことはなかったんです。このようなゴミの散乱の仕方はかなり不思議で、そしていつも千切れたビニールひもが落ちていて、それも不思議です。

ゴミが「新鮮」ではなく、どこかから寄せ集めて持ってきたゴミを、ここで改めてわざと広範囲にばらまいたというような印象なのです。しかもわざわざ薮の中につっこんであったりします。どうも違和感があるゴミなのです。

私はこの状態を少なくとも5回は片付けています。それでも再び起きているということは、犯人は「誰かがゴミを片付けている」というのを認知していて、そして再びゴミをばらまくという行為を繰り返しているということになります。

 

 

え、怖ッ!! 

怖くないですか?それ。

 

もっと怖いのは、「ゴミを拾う姿を見てウへへ」みたいなヤツですかね。それは確実におかしな人だと思うからもっと怖い。怖すぎるのでちょっと一時的にゴミ拾い中断しようかなと検討しています。

正直公園のゴミ拾いって1円にもなりません。それどころかゴミ袋代を負担しているのは私ですから、お金を出してまで清掃しているという状態です。

 

今のこのゴミはとにかく広範囲にバラまかれているのが特徴で、これまでにこういう事はありませんでした。

じつはここしばらく私は体調があまり良くなくて公園の掃除に行けない日が続いたのですが、久々に来てみたらこのありさまで、うわー、これ確実に同じ人だ、もしかしてなんか悪意もたれてる?ヤバくない?と思ったものです。

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なぜかはしっこにまとめられるペットボトル。同じ種類ばかりなのでこれも同一人物によるものだと思います。ただ、ペットボトルの捨て方と前の写真のゴミの捨て方はかなりの違いがあるので、このペットボトルと雑多なゴミは別の人物かなと推測しています。

私はあるとき、自分がいつも片付けているゴミを目の前で捨てて行くシーンを見たことがあるんですが、ポイ捨てをする人っていうのは、本当にナチュラルにあたかも最初からそれがなかったかのようにゴミを捨てていきます。そのゴミは誰かが片付けているわけですが、そのようなことについての思慮はまったくない。(あったらしない)

 

私は、若い頃は人は見た目じゃないわーとか思ってた時期があったんですが、ポイ捨てをしていく人はまぁだいたいひどい見た目です。差別的と言われたら終わりだが、もうどうしようもなくだらしない感じの人がほとんどです。

 

ほぼ愚痴になってしまったけれど、頭を悩ませています。

 

 

おわり

生理、その他雑感

こんな増田があった。

anond.hatelabo.jp

 率直な感想を述べると、ああ〜、こういう人いるいる!という感じ。

私も発達障害学習障害を持っているから、増田がここで挙げているような計算はほぼすべてわからない。生まれたくてこう生まれたわけではないのだが、それにともなう叱責も不都合もすべて自分で引き受けなければならない。

 この人の場合、子どもが欲しいかどうかで話が大きく変わってきそうな感じがする。この奥さんが様々なハンデキャップを抱えているとして、それはやはり子育てをするさいにもハンデキャップとなるわけで、その部分を増田および近親者がサポートをするほかない。母親と似た性質や発達障害を抱えた子どもが生まれてきたらかなり大変だというのは容易に想像がつくと思うけれど、親子ともどもハンデキャップを持っているというのは別に珍しい例でもなんでもないので、子どもをもうけるときは覚悟がいると思う。定型発達の奥さんと定型発達の子どもであっても子育てはすごく大変だししんどい。父親としてサポートをするつもりがないのであれば子をもうけないほうがいいんじゃないかと思う。

この奥さんは水商売をしてきていた人だそうだが、たまたま、今読んでいる本にこのような記述があったのを思い出した。

貧困を救えない国 日本 (PHP新書)

貧困を救えない国 日本 (PHP新書)

 

鈴木:僕の妻はPMS(月経前症候群)がひどくて生理がとても重いんです。妻に、インフルエンザと生理、どっちが辛いって聞いたら。妻が即答して生理の方が辛いって言ったんです。インフルエンザって、結構死ぬかと思うくらい辛いじゃないですか。それよりも生理の方が辛い。それが毎月来る。

生理がないということだけで、男性にはとても大きなアドバンテージがあったんですね。

(略)

自分の取材記録を検索してみたら、生理痛がひどくて、起きれない日もあって、一般職をあきらめてセックスワーカーに転じた人の話が相当数あったんですね。   

(『貧困を救えない国 日本』70ページより。太字は私によるもの) 

私はこの話で「うわぁ」と思ってしまうのだが、みずからの生殖器の不調に悩まされる女性が、その生殖器を使った商売をせざるをえないという部分にものすごい業を感じる。体の不調によって技能を売る事ができず、最後に残ったとりでがみずからの性器というのは、これはもうなんという悲しい業なのかと思う。

しかしながら月の半分が使い物にならない人を社員として受け入れてくれる企業があるかと言えばおそらくないだろう。

結婚は弱者女性にとってセーフティネットのひとつなわけだがこれからの時代には結婚できる男性そのものが減っていく。それはセーフティネットの縮小を意味するので、さらに社会負担は増大していくという悪循環になっていきそうである。

強者女性が弱者男性を庇護下におくというのはないわけではないが圧倒的に少ないケースだ。そこにはやはり生殖が不均衡であるという背景がある。

小林製薬の調査によると、女性のうちじつに85.9%の人がPMSを感じたことがあるそうである。(PDF注意)

https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/report/pdf/v31.pdf

PMS以外に、PMDD(月経前不快気分障害)というものがあって、精神症状がより強い人はこちらに分類される。私自身は生理前のメンタルの落ち込みがものすごくて、ほぼ毎月のように自傷をしたり強い希死念慮に耐えかねて自殺未遂とかをしていたのだが、クリニックでは「PMDDの人はもっとすごいよ」と言われてびっくりしたことがある。

女性の自殺は生理前後に集中するという話もあって、女性の人生と生理はものすごく深い関係にある。生理やPMSによって人生が狂ってしまう人も確実にいるだろう。

月経のはなし - 歴史・行動・メカニズム (中公新書)
 

 『月経のはなし』という本によれば、幼い頃に虐待を受けた女性は生理やPMSがひどくなる傾向にあるらしい。この理由はまだはっきりとわかっていないが(おそらくは虐待によって脳が正常とは違った状態になってしまうからだろうと思われるが、医学的には原因不明)この理不尽さもすごい。成長過程で虐待されて苦しい思いをしてきたのに、それが原因でさらに苦しみを抱えてしまうことになるとは。一体どんな罰なんだよと思う。

この『月経のはなし』という本は、月経に絡む古今東西の歴史の話などを集めたもので、月経があるがゆえにいかに女性がしいたげられてきたかというのが非常によくわかる一冊である。ご興味のある方にはぜひご一読をおすすめしたい。

 

 一般の労働に従事できない、自力では生活が成り立たないほどに月経に苦しめられているのなら、それはもはや「月経障害」と言えるのではないかと思ってしまうくらいだが、残念ながら現在では月経による障害認定というのはされないため、おそらくはなんらかの精神疾患等として障害年金などを受給するという方法しかないのかなと思う。(これが出来る人とそうでない人がいると思う)

  生理の病的な重さによって一般就労ができず、セックスワーカーに従事したとしても、じゃあそれで50代60代までセックスワーカーをやっていけるかというと非常に難しい。こうしてセックスワーカーに流れた人の多くはおそらくはいずれ働くことができなくなり、生活保護にならざるをえないのではないかと推測する。

 この手の生理の話が話題にのぼると「病院で治療すれば」というコメントが散見されるが、病院では手のほどこしようがない病態というのは意外とたくさんあって、社会的な弱者とか就労できない人というのはそうした病気を抱えていることが多い。

 少し前、シロクマ先生のコラムで、このようなものがあった。

gendai.ismedia.jp

 シロクマ先生が「現代の話」をしているのは承知の上なのだけれど、私は「いや、昔の日本ってもっときついよなぁ」というのをどうしても考えてしまう。近現代のような福祉の発達していない時代には社会的弱者はもう相当な困窮を強いられていたのではないか。弱いものを助けるというのは社会にかなりの余裕がないとできない事で、これからの日本社会は以前のような余裕をさらに失って行くからおのずと過去へ回帰する感じになるのかなと思ったりしている。

この記事が出たころ、たまたま赤坂憲雄という民俗学者の『境界の発生』という本を読んでいた。 

境界の発生 (講談社学術文庫)

境界の発生 (講談社学術文庫)

  • 作者:赤坂 憲雄
  • 発売日: 2002/06/10
  • メディア: 文庫
 

 ここに、中世という、福祉のほとんどない社会において、弱者たちがどのようにその苦難と向き合っていたのかが描かれている。

疫病や不具は古くは悪霊(もののけ)の手で外部からもたらされる穢れであり、一定の服忌と禊祓によって払拭できる性質のものであった。しかし、仏教的な宿業観と結びつき肥大化した触穢思想に覆われた中世社会にあっては、前世・現世で犯した悪業が報いとして顕われた業罰として考えられた。

(『境界の発生』94ページ)

中世より以前にも疫病などが大流行したことがあったが、たとえば平安期の疫病の大流行は、「菅原道真公の怨霊によるもの」とされている。ウィルスという概念がないので、とにかく何かに原因を求めてしまった結果の「怨霊」である。

これが鎌倉時代になると、怨霊の仕業というよりは「お前の行いが悪い」という強烈な自己責任論になってしまった。何がどうしてこうなってしまったのかはわからないが、社会規範の変容があったようだ。

盲目、らい病、不具者など、弱者になった者はそれまで暮らしていた共同体を追われて流浪の民となった。このとき、彼らは自分の身を守るために僧侶の姿をすることが多かった。というのは、仏教国において僧侶は特別な身分であって、僧形であれば命を奪われることが少なかったからだ。仏罰をその身に受け、その罰を清算するための流浪の旅である。赤坂はこの流浪の旅を「穢れを浄化するための旅」としている。(なんか『もののけ姫』みたい)

個々人がどのように「仏罰」を受け入れて、そして共同体を去って行ったかまでは想像するくらいしかできないのだが、生すべてが仏教思想にもとづいて動く社会においては意外と割り切れた人もいるのかもしれない。障害や疾病を「罰」とする考え方は、公正世界仮説にも登場するものだが、私自身はこれも一種の障害の受容なのではないかと思うときがある。「障害者を受け入れられない社会が悪い」とか「障害を生かして前向きに生きよう」とかよりもよほどしっくりくる部分がある。何しろ1000年近く前なので現代とは社会のありようも価値観もかなり違っている。

 ■

  鎌倉時代は絵巻が数多く製作され、現存するものも多数あるのだが、意外にも弱者の姿がしっかりと描かれている。(たまたま手元にあったので一遍上人絵伝から)

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これは『一遍上人絵伝』(1299年ごろ製作、国宝、清浄光寺蔵)の一場面だが、寺で畳を運ぶ顔の濃い人物が一遍上人、寺の床下には今にも死にそうな病人の姿がある。最期の場所を求めて寺院へたどり着いたのだろうか?親子?どんな病気?詳しいことはいっさいわからないが、一遍をはじめとする他の人物が何も気にとめていないところを見るとありふれた光景だった可能性がある。

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こちらも『一遍上人絵伝』から。神社とおぼしき鳥居のすぐ下でおそらくらい病と思われる人々が前に器を置いて物乞いをしている。らい病の人は病によって鼻が落ちてしまうのでこうした頭巾で顔を覆っている。それにしても神社のものすごい近くに居るが鳥居にかけこむ少年はとくにそれを気にしている様子でもない。

 こうした絵巻に登場する弱者の姿を見ていると、彼らは共同体からは「排除」されているものの、けして社会から排除されたわけではなかったのかもしれないという感じもしてきたりする。

  突如、月経の話に話が戻るが、近代以前に、「業病」と言われる「らい病」に、月経の血が効くという、トンデモな治療法があったらしい。月経血を服用するのかはたまた患部に塗るのか、詳しいことが謎なのだが、治療というよりは呪術の域を出ない。薬理効果はあまりないと思うのだが効いたのだろうか。

敬虔な仏教国である当時の日本において、女性が成仏できないとされたのは月経、出産にまつわる「血の穢れ」思想によるものが大きい。血が流れ出ることは死を強く連想させるからだ。「らい」もまた「穢れ」の一つであるが、穢れを穢れによって清めるという、対消滅のようなことが行われていたらしい。

それにしても現代のわたしたちは、それほど大きな「穢れ」を月経について感じてはいないだろう。中世を思えば隔世の感である。1000年近いのだからそりゃそうなのだが。月経について口にのせるのもはばかれる、という時代ではなくなってきたことは喜ばしい事であるが、まだまだ月経の医学的側面には謎が多く、いくら頑張って治療しても一般就労ができるまで回復しないという人もいるし、ピルだってすべての人に効果があるわけではない。中学生くらいで生理の到来とともにメンタルバランスを崩してグダグダになっていく人は少なからずいるし、健康な男性が基準とされている社会においては、より男性に近い肉体を持つ生理の軽い人がすべての面で有利なのはどうしてもあるだろう。子どもを生まなくなった現代の女性ならではの特徴かもしれない。

尻切れトンボ気味だがおわり。

2020年6月〜7月末までのお弁当【写真大量】

今回は過去に何度かあったお弁当大特集です。

6月から夫が会社に復帰したのでお弁当作りも再開しました。新型コロナの件もあって、できるだけ弁当を作ってあげたほうが良いと思いコツコツと弁当を作っています。

過去記事一覧はこちら。

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

ブログを振り返ってみたんですが、2019年はお弁当に関するエントリがありませんでした。意外!作ってたけどブログにするまでいかなかったのかな。

2019年ごろからお弁当箱がわっぱにしたのでわっぱ弁当が多いです。私の弁当はワンパターンなんですが何かのヒントになれば。

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・6月15日  枝豆入りつくね、ネギ入り卵焼き、きんぴらごぼう、きゅうりとラディッシュツナサラダ。実に一年ぶりくらいのお弁当作製でだいぶ手こずりました。

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・6月16日  鶏肉の甘辛焼き、高野豆腐の和風煮物、卵焼き、つぼ漬け。この弁当はビジュアルがかなり好き。

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・6月17日  のり弁。おかずは鮭焼き、ちくわ天、きんぴらごぼう、ほうれん草ごま和え、つぼ漬け。

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・6月18日  白身魚のフライ、ほうれん草ごま和え、にんじんグラッセ、チーズ入り卵焼き、しば漬け。ここしばらくの弁当の中でいちばんビジュアルが好き。

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・6月19日  焼き鮭、豆苗のピーナッツ和え、和風煮物、卵焼き

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・6月22日 豚肉のコチュジャン炒め、青梗菜の和え物、肉団子、しば漬け。肉団子は自家製冷凍。

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・6月23日 照り焼きハンバーグ、チーズ入り卵焼き、インゲンと人参のグラッセミニトマト。夫のリクエストでミニハンバーグ。これもビジュアルがかわいいと思った。

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・オマケ。私はお昼にほぼ同じ弁当を家でお昼ごはんにしていました。

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・6月24日  焼き鮭、和風煮物、オクラのごま和え、しば漬け。

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・6月25日  オクラの肉巻き、しゅうまい、卵焼き、きんぴらごぼう

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・6月29日  肉団子の甘酢あん、卵と青梗菜炒め、しうまい、えびと枝豆の春巻き。

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・6月30日  海老フライ、肉団子、卵焼き、モロッコインゲンのピーナッツマヨ和え。

 ■

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・7月1日  野菜の肉巻き、大根きゅうりツナのサラダ、かにかま入り卵焼き、ミニトマト

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・7月2日  チキンの甘辛焼き、きんぴらごぼう、ねぎ入り卵焼き、オクラのごま和え、ミニトマト

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・7月6日  ミニハンバーグ、卵焼き、豆苗とベーコン炒め、きんぴらごぼう

7月7日が夫がわけあって弁当なしだったので、かわりに七夕風味にした。

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・7月8日  白身魚フライ、ウィンナー、オクラごま和え、ミニトマトかにかまとネギ入り卵焼き。

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・7月9日  豚肉生姜焼き、卵焼き、きんぴらごぼうブロッコリー

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・7月13日 チキンフライのソース付け、和風煮物、卵焼き、ミニトマト

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・7月14日 チーズ入りミニハンバーグ、卵焼き、モロッコインゲンマヨ和え、ブロッコリー、にんじんグラッセ

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・7月15日 いなりずし、きんぴらごぼう、ほうれん草ごま和え、つくね串。

変形の竹皮弁当箱で。かばんに入りづらいので夫には不評だった。。

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・7月17日  鮭フライ、パプリカと小松菜のツナサラダ、にんじんグラッセミニトマト

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・7月20日  コロッケ、和風煮物、青菜とコーン和え、ミニトマト、柴漬け。

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・7月27日  鶏そぼろごはん、鶏からあげ、きんぴらごぼうミニトマト

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・7月28日  オクラの肉巻き、卵焼き、小松菜のシラス和え、明太子はんぺん。

明太子はんぺんは既製品ですがなかなか美味しかったです。形も丸くてかわいいし。

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・7月30日  鶏肉甘辛照り焼き、和風の煮物、オクラのツナ和え。

2年くらい前のお弁当を見返してみると、ああやっぱりちょっと違うなぁとか思ったりしたり。。

というわけで、7月末までのお弁当でした!

 

 

おわり。

タクシートラブル

先週、タクシー関連のトラブルがあった。

タクシーというか人間関係と言うべきか。

 

諸事情はふっとばすが、どうしてもタクシーを使って、定められた時間までに荷物を運ばなければいけないという事態が発生した。そこに知人のAさんが「一緒に行きたい。タクシー代を半額出すので、同行させてください」と頼んできた。一人でも大丈夫だがAさんを断る理由もないのでOKした。

先方との約束は10:30で、この時間までにタクシーで着くには、さかのぼって10:10には出発しなければいけない。私の家から荷物を運ぶので、この時間に私の家に集合してもらう事にした。

 私「10:10には確実にタクシーに乗らなければいけないのでお願いします」

 A「わかりました。10時すぎに着くように行きます」

 

ところが、当日に、10:07頃にタクシーがすでに到着しているのに、Aさんだけがいっこうに到着しない。タクシーの運転手さんがイライラして「待機料金つけさせてもらっていいですかね!」と言ってきて、「え?なにそれ?」と思いながら、いまここでタクシーに去られてしまうと約束の時間に間に合わなくなってしまうので承諾した。

私はかなりのパニック状態になりながらAさんが現れるのを待った。

10:10になってもAさんは来ない。電話した。

私「Aさん、いまどこですか?!」

A「え〜、◯◯らへん〜」

私「目印の、××ってお伝えしましたよね?わかりますか?」

A「え?私知らない〜」

激萎えした。

 

結局、Aさんがやってきたのは10:20だった。ところがAさんには遅刻しているとう自覚がまったくなく、タクシーの中では「聞いてよ、親戚が私のことを忘れていたのよ!ひどくない?」みたいな話をずっと語っていた。

タクシーが目的地に着き、ICカードで支払いをしようとしたら料金表がすごい表示になっていた。およそワンメーターの距離とは思えない料金になっていたのだ。

おまけにICカードを読みとる機械が壊れたとかで、「すみません、ちょっとね、こいつがいかれたみたいで」とか言いながら運転手さんがその機械をこぶしでガンガン叩いている。約束の時間が迫っていたので、その機械が直ってすぐにICカードで決済した。Aさんは半額出すと言っておきながら財布すら出さなかった。

タクシーから降りたAさんはすごく怒りながら、「あの運転手が機械に小細工をして、料金をつり上げた!メーターに一回、810円って出て、それからいきなり切り替わった!」と主張していた。私はAさんの主張を信じてしまい、これはきっと何かの間違いだろうから、タクシー会社に問い合わせてみるので、私たちのあいだの清算は後日にしようという話をした。

 

次の日、タクシー会社に電話をして聞いてみたところ、Aさんが見たという「810円」はもう今はタクシー料金の規定にはないとの事だった。なぜ高いかというと、私の払った料金のおよそ半額くらいが「待機料金」なのだと言う。その待機料金というのが、1分35秒につき100円という、かなりの高さだったのだ。タクシー会社の人が「HPにも載ってますよ」というので、HPを見てみた。

 

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これはタクシー会社のHPの料金案内のスクショなのだが…。このうちの「時間距離併用運賃」の中に「待機料金」というのが含まれるらしいのだ。

しかし…これ、この記述でわかりますか?

「時速10km以下で走行した場合、1分35秒ごとに100円」

え??待機してるときって車は走行してないよね。待機料金が含まれるならそれ書いていてくれないと素人にはなんのこっちゃわからないよ…。なんでカスタマーがわからないようなことHPに記載、、ていうか記載してなくない?私はこの記述の中に待機料金が含まれるなんてまったく読み取れないのですが。

しかも、タクシー側の機械トラブルでこっちだって待たされてるのに、こっちだって時間が迫ってるのに。それは無視なわけ??え?変じゃない?

 

で、この件が理不尽に感じたので、東京タクシーセンターというところに問い合わせてみたんですが、センターいわくHPの内容までは把握していないので、そこには注意はできないとのことで、この件は有耶無耶になってしまいました。

www.tokyo-tc.or.jp

そもそもは時間に大幅に遅れてきたAさんが待機料金を発生させているわけで、Aさんに支払いの義務があるよなと私は思うんですが、Aさんは遅刻したという概念がまったくなく、「私は悪くない、タクシーの運転手が悪い!」の一点ばりで、まったく話が通じません。それどころかAさんは私に対して払うべきタクシー代すらも踏み倒しており、さまざまな言動から、「あ、これもうはなから私に負担させるつもりだったんかもな」という感じになってきてしまっています…。

タクシーの一件からもう1週間近く経っているので、きちんと払う気があるなら「いつ返す?」みたいな話があると思うんですよね。この先踏み倒すようならそれはもうあきらめますが、Aさんとの付き合いも考え直したい感じです。

 

東京に来てタクシーに乗ったのほぼ初めてだったんですが、こんなことがあるんですね。待機料金が高くてぶったまげました。

 

 

 

おわり

(その2)ALS嘱託殺人事件について思うこと

京都のALS女性嘱託殺人事件ですが、元衆議院議員である奥様の怒濤のブログ更新が話題です。

ameblo.jp

障害のせいで、どこにいても生きづらく、いつも焦っていて

「今ここ」を生きることができなかった夫。いつも死にたい

気持ちを抱え、死にきれなくて。医者の仕事をやめたい

のにやめられなくて。とうとう逮捕されるようなことをした

これを読むかぎり、「死にたいのは自分だったんじゃ」って感じですよね。

先日、奥様が記者会見を開いたようなんですけど、このニュースでも「自宅で自殺未遂を繰り返していた」と言っててなんかすごい。これ家族にとっての心理的な負担は相当なもんですよ。

 

本人のツイートには以下のようなものがあります。

 夫は厚労省技官の医師免持ち官僚で妻は自民党衆議院議員って、まれに見るパワーカップルだと思うんだけど実情はこんな感じなのかと思うと、パワーカップルもはたから見るのだけではわかりませんね。

以前からこのブログで書いてきていますが私自身もアスペルガーです。さらに大久保容疑者は私とほぼ同じ学年なんですけど、この世代は子どもの頃は「アスペルガー」の概念自体もなく、当事者は完全に置き去りにされていた世代です。解決法がないのに、20代の頃にはすでにネットで侮蔑用語としての「アスペ」が存在していました。今のようにサポート体制が何もありませんから、勉強だけは出来るタイプのアスペルガーの人は当たり前のように高い能力を求められてその中で苦労したという感じでしょうか。

私の妹もまた高学歴のアスペルガーです。妹が行っていたようなハイクラス大学だとちょこちょこいるんですが、「家も裕福で親もふつう、大切に育てられてきて教育費もバンバンかけてもらって容姿端麗、性格も良く能力がすべてすごく高い」…みたいな人が本当にいる。

一方でアスペルガーの人というのは、遺伝性が高いので親もかなりの割合でなんらかの発達障害だったりして「勉強はできるけど家族環境がいびつで機能不全家族」ということが多い。機能不全家族で育ってきているから健全な人間関係を築き上げることが出来なくて、仕事でも能力が凸凹なのであちこちでミスをして周囲から責められて「なんでこんなことができないの?◯大卒なのに?」とか言われて惨めな思いをすることが多くて、そのうちに死にたみが増してきてしまう、こんな感じでしょうか。

アスペルガーから見ると、全方向に能力が高い人って「こいつには敵わない」って感じで、羨ましいしつらい。へたに近い場所にいるとよけいにつらい。自尊心ガリガリ削られて行く感じです。

いま、大久保容疑者の優生思想の側面ばかり強調されているけど、アスペルガーの人でみじめな思いを積み重ねて行くうちに優生思想になってしまった人って少なくないんじゃないかなと私は思います。その優生思想って、自分自身の無能さを突きつけられたことによる反動なんじゃないかと私は思っています。

大久保容疑者の持つ優生思想が、本来の意味での優生思想なのか、それとも自分自身の苦しさの反動なのかはちょっとわかりませんけど、奥さんもブログで書いてますけど、仕事がまともに勤まらないほどですから本人のつらさは相当だったと思います。

note.com

 三春さんが書かれたこのブログがいまバズっておりますが、じつは以前からこの国際比較調査は有名で。なんかもう、ものすごい日本人って強烈に冷酷ですよね。多分世界一に冷酷ですよね。データ見るかぎりでは。

私は、こんな冷酷な社会に暮らしていたら生きづらい人は当然のように自殺を選択するだろうと思っていて、実際に自殺の数はものすごい。

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これは厚労省で出しているここ数十年の自殺の統計ですが、2万人超えがずーっと来ているんですよね。単純計算ですが、10年で20万人とか超えてる。小さな都市が消滅するくらいの規模で人が自殺で消えている。自殺って完遂できないことも多いけど、何十倍とも言われる未遂者の数を考えると膨大な人が自殺をしようと行動に移すところまで行っているわけです。なぜこんなにも自殺が多いのかはそういう研究の人がいますのでここでは分析まではしませんが、他者に極端に厳しい世界一の自己責任社会というのは要因のひとつでしょう。安楽死が話題にのぼると、かならず「今だって自殺は自由なんだからさっさとしろ」みたいな意見を言う人がいますけど、自殺は人道的にもどうかと思うし、本人の尊厳が保たれてると思います?私は自分がかなり極論言ってるのは承知ですが、自殺が残酷だから安楽死があるべきだという考えなんですよね。

 

それにしても優生思想というのは難しいもので、人間誰しも「もうちょっと能力が高ければよかったのに」って思うことはそれなりにあるんじゃないかと思うんですよ。

大久保容疑者が優生思想を持っていることをあげつらう報道とかありましたけど、じゃあさー、おたくの会社でどんだけ障害者を正社員としてやとってんの?私めちゃくちゃ無能のアスペだけど私のこと雇ってくれるの?って言ったら全然無理なんですよ。

組織で能力が極端に低い人がいると周囲の足を引っ張るしそれを理由にして障害者を雇わない企業はいくらでもあります。正義の立場から優生思想を責めてるのは気持ちよいんだろうな。

note.com

ところで、最近になって報道がありましたが、日本ではいまだに、新型コロナ感染者が出ると、嫌がらせをするという陰湿な土壌があります。報道されてないだけで暗数は相当あるんじゃないですかね。

www.shinmai.co.jp

 それで、これは一体なんなんだろうかとちょっと不思議だったんですね。

すると、こんな調査がありました。

president.jp

 「感染症にかかるのは本人が悪い」って、何かちょっと医学的に間違っている気もするんですけど。しかし日本は改めて、自己責任論大好きの世界一の冷酷民族なんだなーって感じしますよね。

窓に石を投げ込んで鬱憤はらしてるような人って、自分だけは感染しないって思ってるんでしょうか。自分がされたら?という想像力がないのかな。

三春さんのブログにあった国際比較の調査でも思ったんですが、他者に冷酷って、それだけ想像力が乏しい人が多いのかなとちょっと思ってしまいます。「自分が困窮するかも」という想像ができないし、強い弱者嫌悪があるのが日本人の特徴なのかなと。

自己責任論って楽じゃないですか。他者は助けなくていいし動かなくていいし。

ALS嘱託殺人の被害女性は、もうTwitterやブログを特定されていて、それらをさかのぼって読む事ができます。このあいだじっくりと読んでしまった。

彼女は舌も自分では動かせなくなっていましたから、まぶたの動きだけでずっとこれを書いてきたんだなと思うと胸に迫るものがあります。

ameblo.jp

それにしても思うんですが、安楽死の要件にあるのが「肉体的な苦痛」ばっかりで。精神面での苦痛ってすごく人にとって、QOLにとっても大きなものだと思うのに、なんでまるっと無視されてるんでしょうね。体と精神って切り離せないものだと思うんですけどね。

 たしかに「社会が加害者だ」というのは非常によくわかる感覚です。

 

 私も一人の無能型アスペルガーとして周囲にたくさんの迷惑をかけてきましたけど、迷惑をかけてしまった時の相手のこわばった顔とか、次に顔を合わせたときのまるでゴミを見るかのような目つきとかね…。そういうもの抱えた人にはこういうのきれいごとに感じちゃうんですよね。

無能でも障害者でも弱者でもその人らしく生きていける社会とかあったら理想的ですけど、現実的には難しいんだろうなぁ。何よりも国にお金も余裕もないよな。

今回のALS女性嘱託殺人事件は、安楽死尊厳死のありかたを問うとともに、容疑者がうまく社会適応できなかったアスペルガーという点でも、深く考えさせられる事件だったなと思います。終わってないけど。

 

 

 

おわり

ALS嘱託殺人事件について思うこと

  京都ですごい事件が起きてしまいました。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の寝たきりの女性患者さんを、担当医ではない別の医師二人が薬剤を使って殺害したという事件です。

ここは京都新聞の記事でも載せておきましょう。てかマンション写真載ってるけどこれ近所の人ならすぐわかるよな…

www.kyoto-np.co.jp

 で、このニュースへの世間の関心はどんな感じだろうかと思って、ヤフコメとか念入りにチェックしたんですけれども、ヤフコメの方はもう「安楽死はあるべきだ」とか、「身内がALSだったけどすごくキツかった」みたいな感じが多くて、ヤフコメの方では安楽死賛成、医師擁護に風向きが行っていた感じでした。

ところが。

今日の夕方になって発表されたニュースでは、容疑者の優生思想の一面が報道され、これはちょっとヤバイんじゃないかみたいな方面に風向きが変わってきました。

this.kiji.is

bunshun.jp

 文春オンラインはかなりしっかりとした記事をこのスピードで載せています。さすが文春、仕事速いわ。

  私がまだ京都で仕事をしていた頃、知人にALSを長年研究している医学者の人がいました。ALS患者さんやALS患者さんの支援団体とも深い関わりのある人だったのですが、ある時「僕がもしALSになったら自殺すると思う」と言っていたのがすごく印象に残っています。長年にわたって患者さんを見てきてそう思うのだから、それほどに苦しいものなんだというのがこちらにもズシンと伝わってきました。なので、今でも、たとえ医師がどんな思想の人であっても安楽死という選択肢はあってくれて良いんじゃないかと思っています。

 ブコメもちょいちょい目を通していて興味深いなと思っていたのですが、安楽死に賛成の人は、ALSを「自分のこと」として捉えていて、「自分がこんな事になったら苦しすぎるから安楽死はあってほしい」という感じなのですが、一方で安楽死否定派の意見ってだいたい第三者目線なんですよね。

  私はTwitter安楽死を求める人を何人もフォローしておりますが、ほとんどの人は安楽死反対派を蛇蝎のごとく嫌っています。「お前らのせいでよけいに苦しまなくちゃいけないじゃないか!」という感じですね。

安楽死希望の人というのは、ほとんどがなんらかの障害を持っているハンデキャップを抱えた人です。交通事故で脊髄損傷して首から下が全部動かないとか。こうなると自力では自殺もできない。かといって身近な人を犯罪者にしたいとは思っていないので、そうなると「安楽死させてくれ」となるわけです。安楽死反対派の人はこういう人を救うことはできないのだから、救えないならほっといてくれとは思ったりします。

私自身が安楽死を求めている理由のひとつには「苦しみだけの人生はとくに意味がない」と思うのがあります。なぜかこれを言うと「甘えるな」とか言われちゃうんですけど。

ところで大久保容疑者にはTwitterアカウントがあって、フォロワーは1万5千人もいたようです。togetterにもまとめが残っていたので、こちらにも貼付けておきます。

togetter.com

  大久保容疑者って私とほぼ同年代で、このくらいの年代で国立卒の医師だとかなりエリート意識あるんですよ。超氷河期の世代だけど医師はあまり関係ないから氷河期の苦悩もないし。そういう人がいざ臨床に出てみるとここにあるツイートみたいに高価な薬捨てちゃうとか信じられない行為に出る患者さんがいたりして、世の中にはこんな人がいるのかと絶句する。臨床に出てある程度経った中堅医師で胸くそ悪い思いをしていない医師なんてほとんどいないんじゃないかな。おそらく医師同士で集まれば殺したいような患者の話は普通に出るでしょう。ツイートとかその他のまとめとか読むと、じょじょに変になっていったのかなと思いました。

 ところで去年、安楽死を扱った『デスハラ』という漫画がバズっていたんだけれども。

nlab.itmedia.co.jp

 実はこの漫画、安楽死賛成派としてかなり違和感があったんですよね。というのは、この漫画のおばあちゃんってかなり裕福だと思うんですよ。私が困窮して「もういい加減に死なせて欲しい」と思った時は友人たちとお茶に行く余裕もなかったし、そのために着ていく服もないし。

この漫画は近未来を想定して描かれている感じだけれど、その時代で孫までいるって相当恵まれている方なんだよね。あと、このばあちゃん健康そう。家だって庭がある一軒家だし個人の車まであるし。そりゃーハッピーで健康でそこそこ裕福なこの状態では安楽死なんかしたくもないわな。孫の成長だって見たいだろうし健康体ならギリギリまで生きていたいだろう。しかもこのおばあちゃんどこからどう見たってかわいいし。

 

そうじゃなくて、私の知っている安楽死を求めている人は、

 「治らないとはっきりしている障害や病気があり、それによる強い苦痛がある」

 「家もない、貯蓄もない、子どもいない、子どもがいないから当然孫もいない」

 「多額の医療費を必要とする病気になったとき、それを払える財力がない」

 「老後に自力で暮らして行くお金がないとはっきりしている」

   「孤独である、もしくは孤独になる事がはっきりしている」

 あたりの、のっぴきならない事情があって、何よりも「生きて行く上で強い苦痛がある」「その苦痛を取り除く方法がない」というのが大きな要因なんですよね。

 

私は、この『デスハラ』がバズったとき思ったんですが、例えばこの主人公が、

私、A子、65歳。就職氷河期に飲まれて非正規にしかなれず生涯独身。今の貯蓄は15万円くらい。5年くらい前に乳がんになって一気に数百万なくなっちゃった。

先日、違和感を感じて病院に行ったけど、私、大腸癌ステージ4だって。脳転移もしてるって…手術できるけど860万かかるって。

遠方に兄がいるけど、兄、認知症始まったし私が面倒みなきゃだなー。でも私いま引っ越しするお金もないんだよね…。これから私一体どうなるんだろう。怖い。ああ今日もバイト行かなきゃ。あともうちょっと働かないと今月の家賃払えないんだよね

…みたいな感じだと世間の反応はどうだったのかなと。

私が65歳になるころになると、「孫がいる」ってもうそれだけでかなりのステータスになってますよ。支える人がいないから医療費も保険費も高騰するし当然だけど老人ホームなんかよほどの富裕層じゃないと入れないし。漫画よりはるかにディストピアなんじゃないかしら。もとの『デスハラ』の漫画とずいぶん雰囲気違うと思う。でも現実の方がよほどキツイんじゃないかな。でもこんな内容じゃバズりませんわな。

以前、少しだけ、苦しい状況に置かれた女性のことを取材している報道がありましたけど、とりたてて話題にもならず。

www.asahi.com

こういう層が75歳になったときがすごくキツイと私は思うんですけどね。「デスハラ」漫画とはまた違うけど、こちらのほうが切実だと思う。

 

 しかしながら今の日本の異常な同調圧力を考えると、やはり『デスハラ』のような事はおきかねないので、異常な同調圧力の点からの安楽死反対には私も「たしかに」と思うところはある

 

 今回のような事件が起きてしまうと、ここからまた安楽死の議論なんかはどんどん後退するし、そもそも安楽死案件って別に票にもお金にもならないから、どこの議員だって立案なんかしないしな。

今回の事件へのコメントで、「そもそも障害者がこんなに生きづらい社会が悪い」ていうコメントもわずかに目にしたけど、障害者や弱者はどの時代も生きづらいよ。明治時代なんか今よりはるかにすごいし。これから社会全体がどんどん厳しくなっていく中で、弱者にかける余裕はどんどん減って行く。今だって障害年金生活保護を切られたりする人がいるし、そういう中で障害者が優遇されるわけがないしなぁ。

私自身もそうだけど、生きるのに苦痛を伴うハンデキャップのある人にとって、安らかに死ねるってすごい救いなんですよ。好きでハンデキャップ背負って生まれたんじゃないし。 

ALSで殺害された女性が、ALSを発病したのがちょうど40代はじめで、今の私くらい。それから10年くらいずーっと迫り来る死の恐怖と苦痛に一人きりで耐えてきたんだろうな。私ならとても神経がもたないよ。どうか安らかに眠ってほしいです。

 

逮捕された医師は元厚労省官僚 「高齢者は社会の負担」優生思想 京都ALS安楽死事件|社会|地域のニュース|京都新聞

そうやって「優生思想だ。優生思想につながる」といって議論を進ませなかったから今回のALS患者のような人が生き地獄を味わい続けたんだろう。これを叩く前に、現に一人救えなかった人がいることを思い出せ。

2020/07/23 22:05

b.hatena.ne.jp

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最後に、大久保容疑者が、自身のTwitterから、お子さんが発達障害だったり、自身もまた発達障害だというのがわかってきて、私は「つら…」となっています。

これについてはまたブログを別に書くかもしれません。

 

 

 

 

おわり

 

え?と思った話

 ほぼ寝たきりになってまる3日になるねねさんです。皆さんこんにちは。

寝たきりでほとんど家事ができず、横になって休みながら毎日5〜6時間くらいかけて洗濯をしていて、気づいたらもう夜。動くととにかく体がズキズキしてとにかく苦しい。腹の中に鉛とかをつっこまれてるような重み、足の底からぐわーっとわき上がって来る疲労感、とりあえず寝ているとまだマシ、みたいな状態でほぼ寝たきりになっています。

 

あれ?これ鬱じゃね?

とかやっと思い始めてきたんですけど、でも明確な希死念慮とかがあるわけじゃないし。鬱でしょうか。ちょっとわからないのですが。

先日、こんな増田があったんですが…

anond.hatelabo.jp

 私これちょっとびっくりしたんですよね。結婚して子どもも複数産んで、それでフルタイムで働いててって、どんだけ優秀な人なんや。なのになんでこんなに自己肯定感がないの??というか、最近の日本人て、(いや日本人が他者に厳しいのは昔からある話ですが)なんでそんなに立派じゃなきゃいけないの?

子どもにとってお母さんがいるってそれだけで嬉しいことだと思うんだけど、どうしてそんなスーパーお母さんじゃないといけないの。

  私はこの増田と同じ40代女性だけど、子どもだって生んでないし働けてないし、そんな状態だから当然お金だってまるでないし、障害があって健康ですらないし、疲れすぎて風呂すら入ってない状態なんだけど、でもそんな人世の中を見渡せばいっぱいいるし「そんな人もいるさ」とかどこかで開き直ってるんだけど。なんでこんなすごく頑張ってる人が肩身の狭い思いしてるんだろう。

 

そういえば先日、うすーい知り合いの人がネットでこんなことを書いてたんですよ。

とあるドラッグストアで店員さんから詳細な説明を聞かされて感動した。

たとえファミレスでも、このくらいのプロ意識を持って仕事に取り組むべきだし、そのようなプロフェショナルであることを期待したい。

  んでまたこの投稿に「素晴らしいです!どこそこのファミレスの店員はプロ意識すごいです!」みたいなコメントがついてるんだけど、いや、あのさ〜、そういうのばかり求める社会だから日本人貧しくなってんじゃね?と思うんですよ。すごく高品質のサービスを安価で提供しつづけたら、働く人が貧しくなっていくのは当然だよね。低価格で高品質のサービスって、サービスされる側は嬉しいかもしれないけど、めぐりめぐって自分の首しめてるって早く気づいてくれ。あと、この人お金あるんですよ。お金のある人は高品質なサービスにボンボンお金を使ってくれ!

 

  Twitterであったヤツなんですけど、この元ツイの人ってお花畑だよね…。自分が「お金は出ないけどしっかり労働力を提供してね!」って言われたらそれに納得いくの?納得した上で丁寧なサービス提供できるのかな。私ならきちんとした給与をもらっている看護師じゃないと怖くて嫌だ。看護師さんが疲れすぎてフラフラなのはこれまで何度も見てきたけど、そういうのが医療事故につながるんじゃないか。精神論もいい加減にしろ。看護師ってついついファンタジーを押し付けられがちな職業だけど、そういうファンタジーの投影ってやられた方はかなりしんどいし気持ち悪いと思う。

  前出の「ただのバイトにプロフェッショナルなスキルを求めてる」という話でも、これ、背景にあるのどういう心理なんでしょうか。ちょっとのミスでも許せない。サービスの対価としてわずかな料金しか払ってないけど高品質のサービスがいいみたいな?ファミレスの時給を知ったうえで言ってるんだよ。それってちょっとどうなんだろと思う。こういうの続いていたら、どんどん社会がぎすぎすしていって、ものすごい立派な人じゃないと生きてちゃいけないみたいになってしまうよ。

内閣府の調査とかでも、「日本人自己肯定感低くね?」みたいなのがあるんですけど、このあたりはどこの調査データ持ってきてもだいたい低い。単純な言い方をすると、「他者に厳しく自分にも否定的なマイナス思考の人々」が日本人の多くを占める感じってことになるんですかね。www8.cao.go.jp

 

  私も今の社会で自力では生き抜ける能力がないので、それで安楽死を求めているわけですが、可能なら無能な人でも楽しく生きられたらいいよなーとは思うんですが、それが現実的にはとても無理なので振り切れてそっちに行っちゃったわけで。

できればゆるやかな社会の方がみんな生きやすいんじゃないの?と思ったりしています。もうちょっとみんな肩の力抜きなよ、だってその方が楽じゃない?そしたら無能の人だって自分を責めなくて済むじゃないですか。

女子大生のん@21卒 on Twitter: "不景気だからこその視点でつぶやくと「意識高い系だね」と叩かれる。現に、私はSラン通ってるし、一年生からある程度の企業でインターンも始めて、他にも立ち上げ手伝った。そもそも"意識高い 系"は景気を気にしてTwitterしてないよ。そ… https://t.co/eosRpjnQJb"

そこまで素晴らしい大学生じゃなきゃ就職できない時代はものすごい呪いを産むんだよ。氷河期世代からの伝言な

2020/07/22 07:26

b.hatena.ne.jp

 私もアラフォーの超氷河期世代ですが、これには非常に強く同意します。

同じく氷河期世代の私の夫は、慶応の法学部でしたが完全に内定ゼロのまま卒業してました。夫は関西圏でトップクラスの進学校の出身でそこは毎年東大京大に数十人入るところなんですけど、夫に言わせると「こいつはすごいな、頭がいいな」と思っていた同級生がどんどんひどい状態になっていったそうで…。

  氷河期の恐ろしさってそこで、有能な人が全然まともに職に就けないままで低賃金のアルバイトとかしてるというのは、これは社会的にも大きな損失なんだろうなと思ったりします。人の能力を偏差値だけで測る事はできないんだけど、氷河期になったらこういうのゴマンと起きちゃうんですよ。何万人ていう単位で。

私の周囲には海外に出て行ってしまう人がちらほらいるんだけど、もうこれからの大学生は海外で働くのも視野に入れたほうがいいと思う。オランダとかビザなしで就労可能だし。

 

 

 

おわり