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もうおなじみ、長谷川キャスター
http://profile.ameba.jp/yutaka-hasegawa/
フサフサですね。
かねてから思ってたんですけど、自己責任論をぶっぱなす人って、だいたいハゲてないんですよね。
これで私が何を言いたいのかというと、ハゲてないがゆえに、彼らは人の痛みがわからないのではないかと思うのです。
ハゲてる人…てかうちの夫もハゲてるんですけど、ハゲてる人は頑張っても、なんやかんやでハゲていきます。
一方で、ハゲない人は何をしてもハゲません。
いま、この21世紀において「ハゲが自己責任だ」などという人は、ほとんどいないと思います。ハゲが遺伝性のものであることや、ホルモンの働きによるものだという事が科学的に証明されているからです。
ハゲる人は、そのハゲが努力ではどうにもならないことをよく知っています。
ハゲによって、人間性とはまったく関係ないところで他人に見下されたり、極端な話、道ですれ違った子どもに「ハゲ!」「カッパー」「ザビエル」と叫ばれたり等、プライドをけちょんけちょんにされる体験をさせられたりします。頭というもっとも目につきやすい部分に、いじられやすい身体的特徴があるからです。だからハゲている人は、圧倒的な理不尽さに直面し、自分が頭髪において弱者なのだという現実と向き合わされることになります。
私がパッと思いつく社会的影響力のある自己責任論者というと、小泉元首相がパッと浮かぶんですけど、この人あたりからですよ、すごい自己責任論が叫ばれるようになったの。彼も頭髪は健在なんですよね。竹中平蔵もそう。安部ちゃんも髪の毛フサフサですよね。橋下さんなんかもフサフサ。ここしばらくの経団連の会長もフサフサばっかり。
頭髪がある人というのは、自分の身体が、自分の意志でどうにもならない、コントロールできないということを、身を以て知る機会がないんではないかと思うんですよね。
だから、人間頑張ればどうにかなるみたいな万能感があるのではないか。上にあげた自己責任論者の強者たちは、身体的な特徴をだれかに小馬鹿にされるという経験はおそらくないでしょう。
たまたまなんですが、ハゲる人は何をしててもハゲて、ハゲない人は何をしてもハゲない、みたいなのって、長谷川さんがぶちあげたあの病気の構図にとてもよく似ているんですよ…。
長谷川さんの主張のバックに「医信」っていう医師集団があったそうなので、リンク辿ってクリニックのHPとか見たんですけどね、誰もハゲてないんです。
これが20代前半からおでこの脇のほうがキてて、世の無情や儚さを知ったなら、また人に対しての感覚、少し違うんじゃないかしら…。
なんかどうしようもないことを書いてしまったけれど以前から思っていたので書きました。
おわり