けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

京都駅でおっさんに絡まれた話

こんな匿名ダイアリーがあった。

anond.hatelabo.jp

自分のコメントはこんなん

社会人になってから「酒もタバコもギャンブルもやらずに何が楽しいの?」..

28くらいの時に京都駅で声かけてきた小汚い60くらいのおっさんにほぼ同じこと言われたことある。(ギャンブルの代わりにセックスだった) 絶句したなぁ。この人こんな歳になってそんなことしか楽しみがないのかと。

2017/11/16 19:30

b.hatena.ne.jp

 

今から10年ほど前になるのだけれど、このとき京都駅のホテル・グランヴィアに入っているイタリアンレストランで同窓会があり、少しおめかししてランチの時間帯に京都駅近くに出かけていた。同窓会を終えて、14時頃だったろうか。京都駅の地下を歩いていたところ、観光客とおぼしきおっさんに声をかけられた。京都駅はすごく大きなターミナル駅で、いつもたくさんの観光客がいるから、道を聞かれたらなるべくきちんと応えるようにしている。

 

お「すみません、迷っちゃって。東京から取材で来たんだけど八条口はどっち?」

おっさんの毛玉だらけのよれたセーターにはコーヒーとおぼしき染みがべったりとついていた。うわ、きったね。心の片隅でそう思った。

私「あちらです、歩いて5分くらいで着きますよ」

お「京都に取材で来たんだけどね。よかったらコーヒーでもどう?」

私「すみません、私コーヒー飲めないんですよ」

お「じゃあお酒はどう?」(※真っ昼間である)

私「お酒も飲めないんですよ」

お「…(少し考えたあと)じゃあ、セックスしない?」

私「セックス嫌いなんですよ」

 

おっさんはすごくびっくりした顔をして、

「お酒もコーヒーも飲めなくてセックスも嫌いで、あなた何が楽しくて生きているの?」

 

私は純粋にびっくりした。

この人はこんなことしか楽しみがないのかと思ってしまったのだ。

 

おっさんは、おそらくだが京都へ来て羽根を伸ばし、奥さんの目の届かないところで行きずりのよその女とイチャコラして、あわよくばタダでセックスして、そら大人だもの後腐れのないセックスを一瞬だけ楽しんで、お互い楽しんだしいいじゃないのというのが、ありありと見て取れてしまったので、私はおっさんに嫌悪感を持った。

 

「お酒とコーヒーが飲めてセックスができれば楽しい人生なんですか?」

とか

「もういい歳なのに、そんなことだけで人生が楽しいんですか?」

と思ったけれど、こういうイヤミを言ったら即座に殴られてしまいそうな雰囲気だったので、「そうですね〜」と言って離れてしまった。おっさんは追いかけてこなかった。

ホッとした。

 

ようは道に迷ったふうを装ったナンパだったわけで。

(気づくの遅い)

お茶をするのもダメで、お酒を一緒に飲むのもダメだからじゃあセックスしようってなる発想もすごいね。

 

 この頃は飲めなかったけれど、最近すこしコーヒーの美味しさがわかるようになってきた。

 

 

 

おわり