けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

どうでもいい雑文

 わたしは以前から書いているけれど、自閉スペクトラム症ASD)である。

だから、ふつうの人とさまざまな場面で感覚が違う。

確定診断を受けるまで自分はごく一般的な人だと信じて疑わなかったのだが、確定診断でいよいよあきらかな違いがはっきりして、これはちょっと自分は異端なのだなと腹をくくるようになった。

 

以前から私が興味を持っていたことに下記のようなものがある。

 ASD同士は仲良くなるのか?

 ・ASD女性と、カサンドラ女性との相性はどのようなものか?

 

結論から言うと、ASD同士はこれは相性につきる。同じASDと言っても、こだわりを示す部分が違うし、ベースとなる性格が合わなければ友人にはなれない。

 

 2番目の、「カサンドラ女性と、 ASD女性は?」についてだが、こんなまとめがあった。

togetter.com

自分自身の体験で言うと、かつて私の友人に、夫の発達障害によってカサンドラになってしまった人がいて、かなりの頻度で愚痴を聞いていたのだが、やはりこちらは「???」となってしまうことが多く…。

いくら同性とはいえ、ASD女性がカサンドラ女性の心情を理解するのはちょっと難しいんじゃないか?と思ったことがある。

女性のせりふで、女性が男性に対して「なんで私が怒ってるかわかる?」とかいう詰め寄り方をする場面があるけれど、こういう行動はASD女性はまずとらない(…と思う。自分の観測範囲内では聞いた事がない)

ASD女性からすると、なぜ定型の女性はそんなにまで男性にあれこれと求めているのか時折疑問に思ったりする。だから、カサンドラ女性と話しているうちに「え?なんで?」みたいな発言をして、カサンドラに苦しむ女性を傷をさらにえぐる。ASDあるあるである。だから最近ではなるべくカサンドラ女性には近寄らない。相手を傷つけてしまうくらいなら最初から親しくならないほうが無難なのである。

 

もう一個の疑問

 発達障害者同士の夫婦は、どちらかがカサンドラを発症するのか?

これもまぁケースバイケースなのだろうけれど、ADHD女性&ASD男性の場合はこれはありうる。私の父と母がこのケースで、母はよく「誰も私の気持ちをわかってくれない」と言って泣いていたが、私の実家では何しろ母以外のすべてがASD人間だったので、母の気持ちを誰も理解できなかった。(気の毒である)

私自身も、自分がASDだから、夫がカサンドラを発症しないかと不安がっていた時期があった。

 

 

 つい先日とても話題になっていたこの記事

note.mu

これだけ英文の解析ができるってすごいし、きっと高知能型なのだろう。ただ、この人本人がASDなのかどうかは、この記事からはちょっとわからない。

この記事を読んで私が思ったのは、

 ASD男性とASD女性の数には大きな開きがある(ぞくに4倍、ASD男性の方が多い)

だから、ASD女性の方が相手をゲットしやすいというのはあるだろうなということである。(ただ、もちろんつがいとなるパートナーを見つけられないASD女性ももちろんいる)

 

あと、かねてから私には

 発達障害者は生きるのに有利とは言えない条件を多数持っているのに、なぜ高い確率で遺伝するのか?

という疑問があった。

発達障害は脳内の神経伝達物質の障害だから、それが全身に影響を及ぼして、極端に自律神経の弱い個体があらわれたり、アレルギーマーチといって次々とアレルギーを発症する人、重度のアトピーの人、甲状腺や心臓の弱い人等、どこかしら弱い部分を持って産まれて来る人も多い。ストレスを処理する能力が通常の人に比べて弱いため精神疾患の発症リスクも高かったり、報酬系の弱さから依存症にもなりやすい。

ざっくり言うと生物として脆弱な個体が多いのだ。

なのになぜ遺伝性が高いのか。不思議に思っていた。

 

で、少し前にどこかで「発達障害者おとり説」みたいなのを読む機会があって、これがもう、なんともいえずむなしい気持ちになってしまった。

発達障害の人は動作性IQが低くモタモタとしている人が多い。体も敏捷ではなく逃げ足も遅い。だから発達障害の個体がおとりとして犠牲になって、敵に食われているあいだに、他の健常の個体たちが逃げたのではないかという説なのである。高確率で遺伝するのは、そのような個体が群の中に「第一の犠牲者」として必要であったからだという説で、私は別にこの説を支持するわけではないが、もしこれが本当であるならば、発達障害の人というのはきわめて悲しい存在であるという感じがする。

 

個人的になのだが、いくら発達障害の遺伝率が高くとも、あと数百年後には発達障害者はかなり数が減っているのではないかなというのが私の勝手な空想である。

とうのも、reiさんのnoteにもあるが、発達障害男性は就労自体が難しく、就労していても賃金がそれほど多くない場合が多い。そうなると自然と次世代の再生産ができない状態になる。

かりに発達障害の程度がそれほど重くなく、通常の就労と人並みの賃金が得られ、パートナーを得て次世代を作る事ができたとしても、その子が同じく軽度であるとは限らないのである。

これは発達障害の専門家の星野仁彦医師が著書の中で書いていることだが、発達障害は代を経ていくにつれ濃縮される例があって、そのような中で著しく症状の重い個体が出現すると、やはりそこで子孫を残すということが難しくなってしまうわけである。

 

 ■

 

少し余談になるが、あくまで自分のまわりの話になるんだけれど、発達障害者は発達障害者同士で惹かれ合うことが多い。このあたりはまだかっこたるデータがない。

だが、発達障害を多くみてきた医師であれば「あーなるほど」と思うところがあるのではないかと私は思っている。データがないので何もいえないのだが。

 

このブログは「どうでもいい雑文」なので、どうでもいい話を書かせていただくが、私の知人もまた、彼女が欲しくてせっせと動き回っている。彼は40代後半、年齢=彼女なしだ。ものすごくがんばって動いている。

だが、どうも話を聞いていると、どういう人がいいのかというのがモヤァ〜として伝わってこない。年齢が40代後半だから、じゃあバツイチでもいいのか、なんならバツ2こぶつきくらいでもかまわないのか、それとももっと若くてぴちぴちがいいのか、若ければバツつきでもいいのか、何をいちばん重視しているのか、いずれ結婚したいのか、ただ付き合いたいだけで結婚はしたくないのか、子供は欲しいのか、ほしくないのか、どういう生活を希望としているのか、

とにかくすべてがもやーっとしてよくわからないのである。(本人に直接聞いてもあまりはっきりしないし、本人自身がどうもよくわかっていないふしがある)

 

だから、reiさんも、自分が一体どうしたいのかをはっきりさせるのが良いと思います。 

 

どうでもいい雑文なので、おわり。

 

 

おわり