けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

いろいろ雑感

今日のブログは散文というか、書き散らしです。

 ■

DaiGo氏の一件が大炎上しておりますが、私はあれは炎上商法なんだろうなぁと醒めた感じで見てます。ただ、ああいうことを有名人が言ってしまって、それで感化されちゃって「ホームレスは迫害してもいいんだ」となって実際に行動に出ちゃう人って、DaiGo氏本人よりホームレスに近い存在なのかなと思うと、なんかもうこの世の仕組みがひどくやるせないものに感じてきますよね。

DaiGO氏本人は今回の炎上でどちらかというと自分のシンパを増やして、さらに注目を集め、それを謝罪することでまた注目を集めて、収益化するというすごいマッチポンプなわけで。彼を非難する人もまた養分だと思うとなんかすごいねえ。

nenesan0102.hatenablog.com

 これは去年の暮れも押し迫った時期に書いたブログなんですが、少し前、半年ぶりくらいにこの知人が突如また私に電話をかけてきたんですね。

嫌な予感はしたんですが、何かと思ったらまた「金貸して」でありまして。

あれ?Aさんあなた無事に生活保護になってたはずだよね?と思ったら「来月から新しい会社で働くことになったが、生活保護費を使い切ってしまったので貸してくれ」と言うのです。しかも証拠が残らないように電話で。「支援団体の人には絶対に言わないでくれ」と。

はえ?となって、支援団体の人にこっそり連絡をとってみたんですね。

返ってきたメールを見てびっくり。支援団体の人、本当に本当に良い人なんでしょうけれど、支援団体としてじゃなく、個人としてAさんに合計で何万円もお金を貸してました…。

このやり取りをした時点でまだ返ってきていないお金があった。

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↑支援団体の方が私にくれたメール

 

おそらくですが、私も、「こいつなら押せば貸してもらえる」ってなんかロックオンされてるなぁって感じで。

支援団体の人は、「今回のお金が返ってきたらもうAさんはブロックします」と言っていて、そのお金が戻ってくるのと同時に私もAさんをブロックすることにしてしまいました。だって、こちらを金づるとしか思ってない人と付き合うの精神的にしんどいもの。 

DaiGo氏の発言があった後に、なんでこんなこと書いてるんだと言われそうですが、もしこれで生活保護という制度がなかったら、Aさんはもっとひどく困窮していて、精神状態もひどかったと思う。

なので私自身は生活保護制度はやっぱりあるべきだと思っています。

 ■

生活保護の人やホームレスの人に関していうと、脳の障害とかなり深い関係があります。

www.gentosha.jp

ホームレスの人のうち、3割以上の人に知的障害があって、それ以外でも発達障害統合失調症などのハンデキャップを抱える人が少なからずいるわけです。

 

厚労省の調べですが、無料定額宿泊所だと、実に7割近い人がなんらかの障害及び痴呆症であったという調査があり、生活に困窮する人々と脳(精神)の障害は切り離せないものだというのがわかる。

www.asahi.com

 DaiGo氏はたくさんの本を読んでいるようなので、こうした関係性を知らないとはとても思えないのですが、炎上した方がオイシイならそんなん知らんわって感じになるかもしれないですね。もしかしたら弱者関連とか貧困研究の本とかは一切読まないタイプかもしれないけど。

 私は以前から哲学者の鶴見俊輔が好きなんですけど、思わずこの本を思い浮かべてしまった。DaiGo氏って本たくさんある部屋で撮影とかしてて、俺は知識があるんだぞーという感じでやってますけど、あなたの読んだ本はどこへ行ったんだろう。どうやってその考えを持つようになっていったんだろうって思ってしまったりしました。すいません皮肉です。

ちょっと話題が逸れちゃうんですけど、こんな増田がありました。

anond.hatelabo.jp

私はこの増田のブコメで、「脳の疾患が治るようになったらすごいな」というコメントを書きました。

前のホームレスの話でもありますが、ホームレスの3割を超える人に知的障害があって、その障害ゆえに社会に適応できなかったり、もっと言うと、知的障害の程度が重い人ほど社会に戻りたいと思わないという調査があったりします。

www.min-iren.gr.jp

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(民医連の調査から抜粋)

 私自身は知的障害のない発達障害なんですけど、動作性IQの一部は68しかなくて、これは知的障害の範囲に入る数値です。そうするともう人ができることが全然できない。私自身はすごく頑張ってるつもりなのにびっくりするくらい作業も遅いし、いつもそれで叱責されて殴られたりして育ってきて劣等感とかも凄まじいわけです。

そうなると知的障害のある人があちこちで責め立てられてすごくしんどくて、社会適応ができないっていうのもすごくよくわかる。ホームレスでも生きていけるならそっちのほうがまだマシなんだと思うくらい今の社会というのは高い能力を要求されて、それが普通になってしまっている。

生活困窮者の人はなりたくてなっているわけではないし、その背景にかなりの割合で脳の障害や疾患が存在するとなると、これはもう致し方ないものとして社会全体で包括的に救い上げるしかないんですけど、Daigo氏、当初は「じゃああなたがホームレスの人を家に入れてあげて助けてあげて」というような事を言ってたんですね。これ、よく聞く話なんですけど、ほんとズレてるなぁと思います。

 

 あと、DaiGo氏が猫を引き合いに出したのは本当に良くないなと思います。虐待したがる人に餌あげちゃったようなもんで。猫ヘイトを煽ってしまったなと思いますね。

 「野良猫に餌をやらなければいずれ消えていなくなるだろう」って考える人がしばしばいるんですけど、そんな簡単なものじゃなくて。いざ餌をやらなくなれば猫の方も命懸けですから、ゴミでもなんでも食べて生き延びようとするし、家に入り込んで食べ物を盗むようになるし、そうなったらそっちの方がよほど酷い有様になるというのがわからない人がこういう事を言ってしまったりします。

著名人で猫好きを公言してるわりに猫の虐待事件とかには知らん顔決め込む人ってかなりいるけど、そのタイプなんだろうか。

 

お金のため、自分のためだけに動くの、影響力のある有名人なんだからやめたほうがいいと思います。って私のこんなブログとか読んでないでしょうけど。

 

 

 

 

雑感なのでおわり

 

2021年春期〜夏期のお弁当(写真多数)

もう何度目になるでしょうか。お馴染みのお弁当記録ブログです。

前回の記事が2021年2月になるんですね。へ〜。もう半年もお弁当ブログつけてないのか。

nenesan0102.hatenablog.com

この後も私はお弁当は作り続けているので、今回はそれをアップしてみたいと思います。しかし弁当を作って5年とかになるのでだんだんマンネリ化している感が否めず…!使う食材がほぼ一定になってきてしまった。

ですが弁当カテゴリはこのブログの中でも結構な人気コンテンツなので、マンネリしてるのは開き直って弁当を投下して行きたいと思います。

去年から引き続いてコロナ禍で、うちの夫はコロナ禍なのにリモートワークが許されないもんですから、これはもうなんとか弁当作ってやったほうが絶対に良いだろうと思って弁当を作ってました。

過去の弁当ブログについては数が多すぎるので最後に載せます。 

2021年2月のお弁当

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2月2日

鶏の唐揚げ、卵焼き、きんぴら、ちくわと菜の花のからしあえ、ミニトマト

この頃は私が2段わっぱ弁当箱にハマってしまったので2段が多いです。

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2月3日

なんか甘辛の揚げ物(忘れた)、和風煮物、卵焼き、ちくわと菜の花の和物

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2月4日

エビフライ、和風の煮物、豆苗ともやしの和物、ブロッコリーミニトマト

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2月8日

ホタテ風のおかず、卵焼き、ほうれん草ともやしの胡麻和え、きんぴら、ブロッコリーミニトマト

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2月12日

鶏唐揚げのチリマヨ和え、ネギ入り卵焼き、切り干し大根煮、ブロッコリーミニトマト

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2月16日

豚肉の生姜焼き弁当。おかずはほうれん草の和物と桜漬けのみ。

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2月18日

鶏肉のチーズ挟み焼き、ネギ入り卵焼き、パプリカの塩麹炒め、ほうれん草の胡麻和え

(この鶏肉のおかずは冷凍食品なんですが使い勝手が良くて詰めやすいのでたびたび登場します)

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2月25日

鶏の唐揚げ、ししとう、牛肉ごぼうカニカマ卵焼き、蛇腹きゅうり酢漬け

 (牛肉ごぼうは冷凍ができるのでかなり重宝した)

2月26日

鶏もも肉の照り焼き、だし巻き卵、きんぴら、ほうれん草の和物、ミニトマト

2021年3月のお弁当

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3月2日

舞茸と生姜を豚肉で巻いたおかず、卵焼き、ブロッコリー、パプリカ炒め、ミニトマト、豆苗ともやしの胡麻和え

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3月4日

ソースとんかつ、卵焼き、きんぴら、ブロッコリー、ほうれん草の胡麻和え

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3月8日

クリームコロッケ、卵焼き、小松菜とにんじん和え、切干煮、山菜ご飯、漬物

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3月9日

鶏の唐揚げ、チーズ卵焼き、小松菜和物、ブロッコリーミニトマト

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3月15日

ササミほうれん草フライ、卵焼き、ほうれん草ベーコン、きんぴらごぼうミニトマトブロッコリー

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3月16日

鶏肉の照り焼き丼、ネギ入り卵焼き、漬物

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3月17日

椎茸のえび詰めフライ、ネギ入り卵焼き、ほうれん草和物、5色きんぴら、梅じゃこご飯

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3月19日

焼き鯖寿司、和風煮物、カニカマ卵焼き

焼き鯖寿司のレシピはこちら。美味いよ!

nenesan0102.hatenablog.com

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3月22日

ささみフライ、卵焼き、にんじんラペ、ひじき煮、ほうれん草コーン、漬物

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3月23日

鶏チーズフライ、カニカマ卵焼き、ひじき煮、ほうれん草おひたし、ミニトマト、漬物

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3月25日

椎茸肉詰め、ほうれん草ともやしの胡麻和え、卵焼き、きんぴら、シシトウ、漬物

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3月26日

チーズ風味のチキンナゲット、チーズ入り卵焼き、ブロッコリー、にんじんグラッセナポリタン、漬物

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3月29日

鶏肉チーズフライ、牛肉牛蒡、和風煮物、ネギ入り卵焼き、つぼ漬け

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3月30日

気力があまりない時のお助け雉焼き丼。おかずはほうれん草の和物。

2021年4月のお弁当

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4月5日

鶏肉のマヨネーズ挟み焼き、ネギ入り卵焼き、青梗菜の和物、ブロッコリー、きのこご飯、漬物

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4月6日

小さいコロッケ、ほうれん草コーン、パプリカ塩麹炒め、切干煮、漬物

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4月8日

海老カツフライ、卵焼き、バターほうれん草、ミニトマトきんぴらごぼう、漬物

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4月9日

ソース味のフライ(忘れた)、ほうれん草と枝豆の胡麻和え、卵焼き、きんぴら牛蒡、にんじんグラッセ

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4月12日

海老カツ、卵焼き、ブロッコリー、小松菜和物、ポテサラ、漬物

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4月14日

ミニハンバーグきのこ照り焼き、卵焼き、小松菜和え、漬物

この頃、伊藤まさこさんの弁当の本を読んでいて、似た感じでラフに詰めてみたやつ。

この本はお弁当好きにはたまりませんので、好きな人はぜひ手に取ってみてほしい!

おべんと帖 百

おべんと帖 百

Amazon

 

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4月15日

鶏肉マヨネーズ焼き、ネギ入り卵焼き、ほうれん草ツナ和え、きんぴらごぼうミニトマト、漬物

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4月18日

チーズ挟みチキンフライ、卵焼き、ほうれん草コーン、切り干し煮、ミニトマト

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4月19日

鮭ミンチフライ、卵焼き、切り干し煮、いんげん胡麻和え、ミニトマト

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4月20日

ミックスサンド、小さいおかず(チキンナゲット、ミニトマトブロッコリー

私としては非常に珍しいパンのお弁当。

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4月21日

一口カツ、ネギ入り卵焼き、えびしゅうまい、オクラ胡麻和え、きんぴらごぼう、漬物

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4月28日

うずら卵を巻いた信田巻き、卵焼き、ほうれん草胡麻和え、ぜんまいの煮物

2021年5月のお弁当

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5月6日

ツナマヨフライ、卵焼き、切り干し大根、ブロッコリーミニトマト

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5月10日

鶏唐揚げ、卵焼き、ほうれん草ときのこの和物、きんぴら、ブロッコリーミニトマト、漬物

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5月13日

オクラの肉巻き、切り干し大根、卵焼き、ブロッコリー、豆苗の胡麻和え、ミニトマト、漬物

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5月17日

れんこん挟み揚げ、ほうれん草の和物、切り干し大根、卵焼き、ブロッコリー、漬物

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5月18日

鶏照り焼き丼、ほうれん草の和物、漬物

気力がない時のお助け弁当

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5月24日

鶏のマヨネーズ焼き、ほうれん草ときのこの和物、卵焼き、トマトのマリネ、漬物、梅じゃこご飯

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5月31日

ソースかつ、卵焼き、きゅうりとカニカマの酢の物、和風煮物、漬物

2021年6月のお弁当

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6月1日

えびカツフライ、卵焼き、にんじんラペ、ブロッコリーのチーズ焼き、ウィンナー、漬物(ブロッコリーのチーズ焼きがなんとなく失敗してしまった)

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6月2日

一口かつ、卵焼き、にんじんラペ、ブロッコリーツナマヨ和え、漬物

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6月7日

チキンチーズフライ、コールスローサラダ、ほうれん草コーン、漬物

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6月9日

鶏肉のチリマヨ和え、卵焼き、きゅうりとハムのサラダ、ブロッコリーミニトマト、漬物

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6月14日

ソースかつ、切り干し大根、卵焼き、ほうれん草ともやしの胡麻和え、漬物

(機種変したので写真がちょっと違う)

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6月16日

れんこん挟み焼き、ししとう、卵焼き、切り干し大根、ちくわとこんにゃくきんぴら、漬物

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6月18日

ソースかつ、和風煮物、卵焼き、ミニトマトのマリネ、漬物、「ひろし」のご飯

 ※この頃、三島食品から「ひろし」が発売になって話題になっていたので私もひろしでご飯を作ってみました。

 ■

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6月23日

鶏肉マヨネーズ照り焼き、ネギ入り卵焼き、小松菜と揚げ煮、きんぴら、梅ごはん

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6月30日

海老カツフライ、卵焼き、魚肉ソーセージとブロッコリー炒め、ミニトマト、漬物

2021年7月のお弁当

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7月2日

チーズチキンフライ、卵焼き、にんじんとくるみのラペ、ほうれん草ベーコン、漬物

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7月5日

塩味の鶏唐揚げ、卵焼き、小松菜和え物、切干煮

(二段のわっぱ弁当だと量が多くて夫が太ってきたので一段に戻した)

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7月6日

鶏のマヨネ照り焼き、ネギ入り卵焼き、小松菜和え、きんぴら、ミニトマト

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7月7日

ささみほうれん草フライ、卵焼き、ブロッコリー、ほうれん草ツナ和え、にんじんグラッセミニトマト

七夕なので星を飾ってみたが、なぜ卵でやらなかったのかと後から首をかしげた弁当。

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7月12日

野菜ハンバーグ、、ししとう焼き、チーズ卵焼き、ほうれん草ともやしの胡麻和え、にんじんグラッセ、漬物

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7月20日

海老カツフライ、ウィンナー、チーズ卵焼き、にんじんラペ、ブロッコリーミニトマト、漬物

※個人的にこのビジュアルは最近の弁当の中で一番好き

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7月21日

鶏マヨネ照り焼き、ブロッコリー、にんじんラペ、ほうれん草コーン、ミニトマト、梅ごはん、漬物

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7月26日

鶏マヨネ照り焼き、いんげん胡麻和え、切り干し大根、ブロッコリーミニトマト、わかめごはん、漬物

 

 わかめごはんはこれを使ってます。ちょっと目先が変わって美味しい。


2021年8月のお弁当

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8月3日

白身魚フライ、卵焼き、にんじんラペ、ほうれん草ベーコン、ミニトマト、漬物

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8月5日

チーズチキンフライ、にんじんラペ、ほうれん草コーン、ブロッコリーミニトマト、漬物

(このフライの大きさと味が好きすぎて登場しすぎ)

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8月10日

れんこん挟み焼き、卵焼き、小松菜ときのこの和物、きんぴら、漬物

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8月11日

オクラの肉巻き照り焼き、卵焼き、ちくわと野菜のきんぴら、小松菜ときのこの和物、漬物

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8月12日

しそとごまの稲荷寿司、ちくわと野菜のきんぴら、鶏肉団子、紅生姜

というわけで、今年の春〜夏にかけてのお弁当大特集でした。

今の時期は弁当には必ず抗菌シートを入れ、保冷剤は2ツつけて持たせるようにしています。

 

去年の今くらいの時期の弁当特集がこちら。

nenesan0102.hatenablog.com

こうしてみるとやっぱり1年経つとちょこっと変わった感じがしますね。弁当の雰囲気が違うような。

 

それ以前のお弁当特集はこちら

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

うわ〜、これとかもう3年前とかになるのか!懐かしいですね。巻いたお肉の弁当が多い。こういうのまた作れたら良いなぁ。

 

うちの夫はご飯の弁当が好きで、私が弁当を作れなかった日はコンビニでサンドイッチを買ってきてそれを昼食に食べているんですが、腹持ちが圧倒的に違うとかで、できるだけご飯の弁当を作るようにしています。

いつの頃からか私も夫の弁当の残りで自分弁当を作ってそれをブランチとして食べるようになってるんですが、腹持ちが良すぎて夕方くらいまでお腹が空かないのですごい。

 

今日からお盆休みでしばらく弁当作りがないので、一旦一区切りで弁当をまとめてみました。

 

 

おわり

 

#お弁当ブログ

#お弁当

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#わっぱ弁当

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大衆ってバカなんじゃないかと思った話

こんなタイトルをつけてしまうと、「お前だってポンコツじゃないか」という声が飛んできそうだけれど、それは棚にあげておいて記事を書きます。

 Covid-19の新規感染者数がうなぎのぼりである。

nordot.app

 東京五輪の開催と新規感染者増を単純には結びつけられないが、東京五輪の税金の負担がすごいという記事もあった。

www.moneypost.jp

トップブコメには賛成。

東京五輪の国民1人あたりの負担額「都民10万3929円」「国民1万408円」 | マネーポストWEB

招致前に「負担は最大10万になりますが、開催しますか?」と選挙で問うのが民主主義のプロセスだろう。後から10万と言い出すのでは、ぼったくりバーと同じだ。

2021/07/29 09:31

b.hatena.ne.jp

東京五輪は、当初は「コンパクトな開催」というのをひたすら強調されていて、それを鵜呑みにしていた人も多かろうと思う。いつの間にかどんどん予算が膨れ上がっていった。ぼったくりキャバクラで例えるなら、いつの間にか女の子がわらわらと増えていって勝手にドンペリ注文を連発されたという感じだろうか。

 

東京五輪福島の復興とかいうのが掲げられていたはずで、東京五輪反対というと、まるで福島の復興に反対しているかのような雰囲気に受け取られた。そういう意味ではすごく卑怯な戦法で五輪開催をゴリ押ししてるなと私は感じていた。 

東京五輪の国民1人あたりの負担額「都民10万3929円」「国民1万408円」 | マネーポストWEB

石原、猪瀬と東京五輪開催推進の都知事を選んだのは都民でしょー。都民だけで負担してよ。国全体で負担するのはやめて。他県民からすると迷惑だ

2021/07/29 10:34

b.hatena.ne.jp

 私がちょうど東京へ引っ越してきた頃に東京都知事選挙が行われていたが引越し直後だったので私にも夫にも投票権がなかった。

結果は小池百合子の圧勝だった。しかし投票した人たちが東京五輪がまさかこんな状況になってしまうなどとは当時はとても想像しえないし、前にも書いた通り東京五輪は「福島の復興」を掲げていたから、反対するなんて酷い!福島がどうなってもいいの?という雰囲気が強くあった。

あの頃に未知の感染症の到来なんてほぼ誰にも予測がつかなかったし、こうして税金という形で都民や国民に負担が来ても、やはり「選んだのは大多数の人なんだよな」というのは拭えないし、もっと言うと選挙にすら行かない国民の方が多いのだ。

 ■

選挙といえば、私にとって忘れられない思い出がある。

小学生の頃の話なので古すぎて記憶が多少曖昧なところもあるのだが、その一件で私は「もしかして大衆ってバカなんじゃないのか」と思ってしまったのである。小学生だからというのを加味してもなんとも言えない体験だった。

 私の通っていた小学校では、例年、生徒会長の選挙があった。投票できるのは3年生以上の生徒で、立候補した人の中から生徒会のメンバーが選ばれるという仕組みだった。

6年生の最終学年の年、生徒会長には3人くらいが立候補した。

自分のクラスからはとある男子が立候補した。この秋山君(仮名)というのがジャイアン出来杉君を足して二で割ったような、くりくりとした大きな目が印象的な、リーダータイプのインパクトの強い男だった。彼の立候補にはクラス中が結構沸き立ってしまって、秋山はめっちゃいい奴だから絶対いける!という雰囲気に皆が包まれてしまった。私も「秋山君なら皆が納得して票を入れるだろう」と心から信じていた。

皆で選挙活動を開始した。私たちは小さなグループを作って秋山君の主張をポスターやビラにした。似顔絵の上手い別の男子は秋山君の似顔絵をポスターに描いて、主張を周りに描き込んだ。まさに小学生が考えましたという感じのポスターが出来上がり、それを校内に貼り付けて回った。秋山君は俗に言う「辻立ち」というのをやって、毎日少し早く学校に来て自分への投票を生徒たちに呼びかけていた。

 

しばらく経った頃、別の候補者のポスターが私たちの作ったポスターの近くに貼られるようになった。私たち秋山チームには衝撃が走った。対抗馬の5年生の女子が作ったポスターは私たちのポスターとあまりにも違ったからだ。

5年生の夏川春子さん(仮名)のポスターは、アニメの模写をしたものだった。その日から、アニメポスターが校内のあちこちに増えていった。

 夏川さんのポスターには一切の主張が書いてなかった。何も書いていないから、夏川さんがなにを目的に候補しているのかすらもわからない。ポスターにはその当時あった有名なアニメキャラクターがひたすら多く描かれていた。ドラえもんドラゴンボールジブリ、名作アニメ劇場みたいなものもあった。おそらくトレースをしているのだろう。正確に描かれたアニメキャラクターたちが校内に次々と貼り出されていった。

 

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※こんなイメージ

 

この夏川さんのポスターの評判はすこぶる好評だった。トレースなんだから上手いに決まってるんだけど「夏川さんは絵が上手い」と評判になった。絵が上手いとなんで生徒会長に向くのかがよくわからないのだが、とにかく「すごい」と評判になった。

この時点では誰も夏川春子さんの姿を知らなかった。そうこうするうちに、私たちは夏川さんというのは、秋山君をはるかにしのぐ才色兼備のすごいカリスマ美少女なんじゃないかという不安に満ちた空想をするようになっていった。

 しかし他の候補者が次々と辻立ちを始める中、夏川さんは最後の最後まで現れなかった。だから同じクラスの人以外、最後まで夏川さんの姿を全く知り得ないまま、選挙の日が来てしまった。

 

結果は、夏川さんの圧勝であった。

なんと8割くらいの票を夏川さんがかっさらって行った。

秋山君はあれだけ頑張ったのにと思うほど票を取れなかった。

最後まで人の前に姿を現すこともなく、主張すらも一切書かなかった夏川さんがダントツの票を集めて生徒会長に当選を果たしてしまったのだ。

 私たちは悔しさを胸に夏川さんの姿をひと目見てやろうと選挙会場で待っていた。そして呆気にとられた。夏川さんは、背の小さな、本当におとなしそうな、ガリガリに痩せた色の黒いとても地味な女の子だった。話す時も小声でボソボソ、圧勝で生徒会長に当選しているのに笑顔が全くなかった…というか無表情に近いくらい笑っても顔が変わらない人だった。これは辻立ちに立たないのも無理はないと思った。

 

 クラスに戻ると秋山君が落選したという話題で持ちきりだった。とある男子が、

俺は夏川さんに投票した」などと言っているではないか。早速、秋山チームの女子数人が駆けつける。

「ちょっと〇〇、うちのクラスなのに秋山に投票しなかったの?」

あ、俺、コナン君好きだからさ…

「あのさぁ、コナン君と夏川さんと何の関係があるわけ?関係なくない?」

いや、関係ある。だってポスターにコナン君が

「え?関係ないでしょ?何言ってんの?」

関係ないと主張する女子チームと男子の意見が平行線で全く通じない。

 そこへ同じ秋山チームの別の女子が入ってきた。

「3組に行って聞いてきたんだけど、やっぱりあのポスター良くて夏川さんに投票した人多かったんだって…」

わかってはいたが、やはりアニメポスターの威力は絶大だった。そりゃ毎週テレビでやってるんだもの。知名度がすごいよね。

ふと見ると先程の男子が「やっぱり俺が合ってた!俺が正しい!」とギャーギャーと騒ぎながらニヤニヤとこちらを見下すように笑っている。

ああ、これが勝ち馬に乗ったというやつなのか。

 

 秋山チーム女子はどうしても納得が行かなかった。コナン君は人気だ。けれどコナン君と夏川さんのどこにどう関係があるのかがさっぱりわからない。コナン君とうちの小学校とどういう関係があるのだろうか。それどころか生徒会ともなんの関係も私には見いだせない。

だが、投票した男子は「関係ある」と言う。夏川さんが何らかの関係があるからこそコナン君がポスターに登場したのだと主張して譲らない。胸を張って堂々とそう主張するのだ。

 

夏川さんは多くの生徒たちの心をぎゅっと掴んでしまった。

コナン君だけではない。ドラえもんも魔女宅のキキもいた。多くの人がどこかで目にしたことのあるアニメのほとんどがポスターになっていたのだから。

 この戦法は本当に小学5年生の女の子が考えついたことなのだろうか?

ライトテーブルか何かを使ってトレースで正確に描かれたアニメポスター。とても小学生の案には思えなかった。今でも何かしら大人の知恵が入っていたのでは?としか思えない。

夏川さんがうまかったのは、なんの主張も書かなかったことだ。

だから皆が勝手に自分の理想像を夏川さんに投影してしまった。それどころか夏川さんは自分の姿を人前に見せることすらしなかった。だからほとんど人が夏川さんの姿から何も受け取ることができなかった。

クラスの男子は、クラスメイトだから秋山君の人柄や容姿を知っている。それでも夏川さんの方が理想を投影できたという点で勝ってしまった。

 

秋山君が負けたのは夏川さんにではない、アニメの力に負けたのだろうなと今でも思っている。もちろん負けた事実は変わらないのだけれど。

 

 さて、前出の都知事選の話に戻るが、かつて都知事であった石原慎太郎氏は「ババア発言」という失言で知られる人物だ。

mainichi.jp

 実に20年前の話になるが石原慎太郎のババア発言の後も都知事選があったにも関わらず、なんと多くの女性有権者が石原氏に投票してしまったのである。

私はこの票の何割かは、石原裕次郎の存在に寄るところが大きいと思っていて、都政と石原裕次郎とほぼ何も関係ないのだけれど「私、裕次郎さんファンだし…、お兄さんだから」という人がかなりいたんじゃないかと思う。さっきのコナン君と全く同じ図式である。そこそこ年齢のいった兄弟は明らかに別人格のはずなのだけれど、イメージの力というのがいかに大きいかというのをしみじみ感じてしまう。

以前、小学生が選挙ポスターの前で「誰が一番イケメンか」というのを話し合ってい他ことがあるが、大人になってもこのレベルの人はいくらでもいる。

 

少し前、NHKのニュースで「境界知能」が取り上げられていたが、今回のこのブログでそこに触れてしまうともう収集がつかなくなるので今回はスルーするが、夏川さん推しの男子が境界知能とは思わない。境界知能は人口の14パーセントほどのようだが、じゃあそれ以外の人々が深く多角的視点でモノを見られるかというとまた違うんじゃないのか?とも思う。こんなふうに書くとまるで私が一般大衆の人々を小馬鹿にしているように受け取られそうだけど。

 

が、私はこの一件以来、自分のことは差し置いて「まぁ大衆なんてそんなもんだよな」と思うようになった。

 

ところで、新型コロナに関して言うと、こんなニュースもあってびっくり。

www.sankei.com

私自身はついに直接の知人が陽性になってホテル療養&後遺症の発症という状態になっているので、正直もういつ自分が陽性になってもおかしくない、もはや最後は運…!くらいの感じでいるのだが、アンケートなどの結果を見るとこのような感覚の自分の方が少数派のようだ。

街を歩くとノーマスクの人が毎日必ず複数人いるので、不思議に思っていたのだが、このアンケートとリンクする。

他の人はどうあれ、私自身はコロナは怖いのでこれからも対策はしておこうと思っています。ちょっと文が散らかった感がありますがこれで。

 

 

おわり

 

 

自分のコメントについて解説

最近あまりブログを書いていなかったんですけど、ちょっと言及が来たので、軽くブログを書いてみたいと思います。

 

まずは、オリンピックの開会式に関連して元ラーメンズ小林賢太郎氏が、過去にホロコーストをネタにしたということが問題になって辞退して、それについてユダヤ人の人が書いたコラムが出てきました。

unseenjapan.com

私がこの記事について書いたコメントがこちら。

ユダヤ人から見た小林賢太郎氏のホロコーストコント(JPN Editon) - Unseen Japan

ユダヤ人男性と付き合った事があるんだけど、古紙回収車を “外国人排斥を呼びかける車” だと思って本気で怯えて顔を覆って逃げようとまでしたんだよね。ユダヤの民の巨大なトラウマを目の当たりにした感じだった

2021/07/27 09:17

b.hatena.ne.jp

すると、これについて言及がきました。

昔ユダヤ人男性と付き合った事があるんだけど、古紙回収車を “外国人排斥を呼びかける車” だと思って本気で怯えて顔を覆って逃げようとまでしたんだよね。ユダヤの民の巨大なトラウマを目の当たりにした感じだった - nenesan0102 のブックマーク / はてなブックマーク

なんで間違えるのかよくわからない。。。

2021/07/27 12:35

b.hatena.ne.jp

今回のこのブログでは、このユダヤ人の彼氏が取った行動について、解説していきたいと思います。「わからない」と書いたコメントのリンクを貼ってしまっているので、晒してるみたいに感じられたら申し訳ないです。

 

 まず理由としては、この彼氏が「当時日本語がまったくわからなかった」というのが大きな理由として挙げられるんですが、それでも、日本人が言葉のわからない国に行って、何かを大きな音でスピーカーで流しながらゆっくりこちらに走ってくるトラックを見ても、別にそのトラックに対して恐怖心を持たないと思うんですよ。「あ〜、店か何かの宣伝だろうなー」とか、ほとんどの人はそう思うんじゃないかなと思うんですね。

 

 関西に住んでいると、「〽︎かーんさ〜いこし!」とスピーカーでフシをつけながらおっさんが運転するトラックが回ってきて、後ろの荷台に大量の段ボールが積み込んであるというのはおなじみの光景なわけですが、見慣れない人はそれが何かがわかりません。

私の後ろを歩いていた彼が「あの車はなんだ、どうして大きな音で何かを訴えているんだ?」「あれは外国人排斥を呼びかけているんじゃないのか」「僕はあのトラックに乗せられて連れていかれるんじゃないのか?」とパニックになりながら言うので、わたしはそこで彼に何が起きたかを衝撃を持って受け止め、「違う、違う、あれは家に余っている古い紙を回収するための車で、それを呼びかけているだけ」「ほら、道に外国人歩いてるでしょ!見て、ほら!」「とにかく大丈夫だから怖がらないで!」と、必死で拙い英語で話しかけて、怯えた彼の背中を必死でさすってなんとか励ましてました。彼のカッと見開かれた怯えた目は今でも覚えています。

 

 この彼氏は国籍自体はアメリカです。当時彼は25歳でしたからホロコーストそのものは見ていない。けれど、ユダヤ人というのは、祖先にどこかしらでホロコーストの犠牲になったり、何らかの形で迫害を受けた人がいる。何しろユダヤ民族をこの世から一掃しようとしたくらいの超大量虐殺なので、例えば「おじいちゃんの叔父さんが収容所で亡くなった」とか、そんな感じで何かしら薄く繋がりがある人が犠牲になっていたりします。「死んではいないけれど迫害を受けた」という人だとものすごい数にのぼると思います。

これがもし、日本人が「日本人だから」というだけの理由で、ある日突然に拘束されて全ての財産を奪われて収容所に連れて行かれて、強制的に丸刈りにされて、人としての尊厳を奪われて、強制労働や人体実験に使われて、最後はガス室で殺されて、同胞の死体の処理を自分たちで行って…、という歴史を持っていたならば、日本人もまた、言葉のわからないトラックに対して強い恐怖心を持つようになっていたんじゃないでしょうか。

日本人は戦争などで多くの死者を出していますが、「日本人であることを理由に数百万人におよぶ人々が命を狙われて組織的に殺された」というのは流石に経験していないですし、「民族としてひどい迫害を受けた」というのも、日本本土においてはないでしょう。

(注:アメリカには日系人強制収容所がありますが、日系移民の人々は大虐殺はされていません)

exploratory.io

 ところでこの彼氏と出会った頃、最初はこの人がユダヤ系だというのは全くわからなかったです。クリスマスに対してすごく嫌悪感を持っていたり、「クリスマスは自分たちには何も関係ない」というような発言をしていたところから尋ねてみたら自分はユダヤ系だというのをぽつぽつと自分で話すようになりました。そして、そのことが嫌ではないか?というのも聞かれたりしました。

こちらはそもそもユダヤ人と親しくなったこともなかったし、周囲にユダヤ人がいないもんですから、特になんの思いもなかったです。

この彼氏は、もしかしたらこの人がそうなだけかもしれないんですが、クリスマスを祝ったりはしないが、カモフラージュのために知人たちに小さなプレゼントを用意してそれを渡していると言っていました。え、アメリカでもそうなんだ、とちょっと驚きました。

アメリカの総人口は大体3億2000万人ほどですが、そのうちユダヤ系は520万人。パーセンテージにすると1.6パーセントほどしかいません。私は本当にたまたま偶然にユダヤ人に出会ってしまったという感じでした。

 私はもう一人、ユダヤ系の人を知っていてたまに遊ぶ友人だったのですが、この人は意外なことにドイツ育ちでした。一度「あなたはユダヤ系で、元々は東欧の人で、でもドイツ育ちだけど、怖いとか抵抗感とかはなかったん?」と聞いたことがあるんですね。すると、

「移住を決めたのは自分ではなくて親だし。東欧であんま良い仕事なかったし。でもやっぱお母さんはドイツ語できなかったしドイツ人と話そうともしなかった」

というようなことを言われて、とにかくその話題に触れてくれるなという感じで話を切り上げられてしまったことがあります。

 

私自身はユダヤ人ではないし、ユダヤのコミュニティにいたわけでもありませんし、ユダヤ人の知人が何十人とかいるわけではないです。しかも、この話も、私がたまたまユダヤ系の彼氏と付き合ったから目の当たりにしただけで、この人と付き合ってなければ、ユダヤ人というのははるか遠い存在だったろうなと思います。とはいえ、N=1みたいなものだし、ユダヤ人にも色々な人がいるので、あくまでも個人的な一例と思っていただければと思います。

 

さらに言うと、ユダヤ人は民族として長年にわたり迫害を受けてきたという歴史があります。これをひっくるめて「ポグロム」と呼ぶ。

ja.wikipedia.org

 

 (以下、ちょっとネタバレあります)

 先日、ついに『進撃の巨人』を読み終わって、しばらくカタルシスというか、感慨に浸ったりしたんですけど、第二部で描かれるエルディア人強制収容地区というのが、ユダヤ強制収容所をモチーフにしていることは明らかなんだけれど、もうそこはさすが諫山先生で本当に描き方がうまい!作中でも、異端者であるエルディア人に対する差別の数々が描かれていて、うわぁ…と心をえぐられる気持ちになります。

 ユダヤの人々がダビデの星のワッペンを強制的につけられたみたいに、エルディア人もまた腕章をつけさせられていて一目で出自がわかるようになっています。怖い世界だな。

 

ホロコーストの歴史はどれもすごく陰惨で恐ろしいんですけど、私が一番怖いのは「ゾンダーコマンド」です。この写真一枚でものすごい恐ろしさが伝わってくる。見るだけでゾッとする。私が感じるだけかな、べったりと黒いものが張り付いている感じがする。

www.nhk.or.jp

こうして70年とか経って、技術が進むことで分析ができたりして知られざる歴史が紐解かれて行くのはすごいことだとは思うんですが、なんかもう人間がやってきたことのえげつなさというのをちょっと感じてしまいます。

 

少し前に知人が「もし宇宙人が本当にいて、それで地球を見たらこいつらは争いばかりしてなんて下等な奴らなんだ、こういう下等生物とは関わらないのが一番だなと思ってスッと離れていきそう」ということを言っていたんですが、人間同士殺しあったり、同じ同胞同士で死体を片付けて…。「人間は生物の頂点」みたいな考え方をする宗教ってよくありますけど、殺し合いばかりしてて人間は悲しいですね。

 

 

というわけで、最後なんだかよくわからん感じになりましたが、自分のコメントの解説してみました。

 

 

おわり

ワクチンのインセンティブが面白い件

 全世界を悪い意味で席巻し続ける、COVID-19こと新型コロナウイルスだが、あちこちの国で既にワクチン接種が始まっている。そのワクチン接種に対してのインセンティブが、お国柄を反映していてどうにも面白いので、今日はその記事を書いてみたい。 

新型コロナのような事件はそうそう起きないので、備忘録も兼ねて。

newsphere.jp

アメリカでは、ワクチンの接種率が上がるにつれて感染者数が激減していったとのことで、各州でワクチン接種をゴリゴリと推し進めている。

ネットニュースの多くは消えてしまいがちなので、スクショを画像で貼っておきます。

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ワクチンを接種した方に抽選でショットガンをプレゼント!

これは米国南部のウェストバージニア州のワクチンインセンティブプログラムである。

あまりにシュールすぎて最初虚構新聞かと思っていたくらいである。ショットガンだけでなくライフルもあるよ!

ニューヨークでは民間の団体によって、ワクチン接種を受けた人にマリファナをプレゼント! というイベントが行われた。銃にマリファナ…。すごい、日本との違いをまざまざと感じる。それがインセンティブになると判断されているからこうなってるわけですよね。マリファナをプレゼントする企画はワシントンでも行われたようである。すごいね、アメリカ人マリファナ好きね。

 

それ以外だと、「宝くじが当たる!」というのが複数ある。冒頭のニュースの写真は、ワクチンを接種して100万ドルを見事当選させた男性の写真だが、こういうのは日本でもやっても良いんじゃないのかな。そのほかニュージャージー州の大学で、ワクチン接種を行った学生に報奨金1000ドルを出すというところもあったりする。

forbesjapan.com

アメリカは学費が高いからこういうのは助かりますよね。どんどんやってほしい。

海外のニュースなので、あまり情報が入ってこない部分があるのだが、インドネシアではワクチン接種のインセンティブに対して「ニワトリやヤギをプレゼント!」というのが飛び出してきた。

www.asahi.com

これも、いずれニュースそのものが消えそうなのでスクショも貼っときます。

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動物をいけにえとして捧げるイスラム教の祝日「イード・アル=アドハー」(犠牲祭)を前にした取り組み。

県が景品としてヤギ35頭とニワトリ80羽を用意し、ワクチンを接種すれば抽選に参加できる。

 アメリカもそうなんですが、自治体とか国が率先してインセンティブプログラムを推進しているのがすごいですよね。

で、この犠牲祭っていうのがイード・アル=アドハーっていう儀式なんですね。

ja.wikipedia.org

イスラム教に縁遠いから知らなかったけど、こんな感じの祭りがあるんですね。

モスクに犠牲となる家畜を持って集まり、これらを屠って宴会をし、その日を祝うという行事のようですね。そして、これらの犠牲となった家畜たちは必ず貧しい人々に対して施すように義務付けられていると。かねてから思ってましたが、イスラム教っていうのは弱者を救済するように定めがあるところありますね。でも、今の時期でモスクに大量に人が集まったらそこでクラスター起きそう。

さて、本邦はというと、流石にアメリカのようなふざけた感じのインセンティブはなかったです。大阪の会社で「ワクチン接種したら1万円出しますよ」とか。

日本も「ワクチン接種したら米を2キロプレゼント!」くらいはやってもいいと思うんですけど、こういう時にそういうのやると、どうしても「不謹慎だ」みたいな声が上がりそうなイメージがあるよね日本って。宝くじくらいはやってもいいんじゃないのかなと思うけど、ワクチンそのものがないからみんな応募しようがないって感じだ。

 

ソフトバンクグループの孫会長が、「試合を半額にしますよ」というのがあって、それがちょっと目を引くインセンティブかな。でも野球にさほど興味がないとあまり関係ないしなぁ。探しても日本だとこのくらいしかなかったです。

www.youtube.com

別に奇をてらったインセンティブ持ってこいやとは思わないんだけど、やっぱり日本人ってこの辺すっごい真面目だよなと思ってしまう。

個人的には、米、味噌、アンパン、ラーメン券、カレー券あたりがあれば良いんじゃないかなと思ったりします。

 

 

特にオチとかないんですが、おわり

変わったインセンティブがあったらぜひ私に教えてください。

インド、メキシコ、ブラジル、アフリカあたりで変わったインセンティブがありそうで気になっている。

 

 

おわり

地域猫活動の難しさについて思うこと

先日、こんな匿名ダイアリーがあったので、地域猫、餌やりBBA等についての雑感を書いてみたい。ちなみに特にオチもなくミラクルな解決法とかもないのでそれは先に断っておきたい。

anond.hatelabo.jp

 ■

 数年前のことである。私と夫は住んでいる自治体の主催する「地域猫セミナー」というのに揃って出席した。セミナーの講師の人は別の自治体の役所の人で、猫をめぐる様々な地域トラブルを解決してきた凄腕の人だった。講師の人が語る猫をめぐるトラブルの中にはかなりシリアスなものもあった。

すごかったのは、セミナーの終盤にあった質疑応答で、ここで私と夫は、「クレイジーな人っているんだ!」とその様子を目の当たりにしてびっくりしたのである。

(夫は、セミナー後、「ねねさんがああいう感じのクレイジーな餌やりババアになったらどうしよう」と本気で心配したそうだ。)

 一例を挙げると、餌やりさんのした質問には、「たくさんの猫を引き取っていたら何十匹も抱えることになった。引越しの費用を自治体で負担していただけないか」というものがあった。これに対して講師の人はバッサリと「それはできません。そのような費用を出すくらいなら一人でも多くの人間の子供を保育園に送り込みたい」とはっきりと告げていた。

でも、このセミナーに参加するような人は基本的には猫の避妊手術には賛成の立場である。地域猫というのは避妊手術が既に施された個体を指す。

もっとすごい餌やりBBAになると、「猫に避妊手術なんてとんでもない!」「どんどん子猫を増やしてたくさんの猫に囲まれたい」というようなことを平気で言い出したりする。それどころか避妊去勢手術を行う保護団体や個人を憎んでいて、手術をした人に対して訴訟を起こす人までいる。

このような人は役所の主催するセミナーにはまず現れないので、市民からの苦情などで役所が初めてその存在を認知する。ここまでのレベルになると、アニマルホーダーだと思う。

kotobank.jp

 家の中だけで猫を飼っていれば「多頭飼崩壊」というよくあるケースになるのだが、困るのは家の外にいる猫にまでホーダー癖を出そうとする人である。とりわけ年配の人に多く、私の見てきた限りでは(サンプル数は少ないが)、全員年配の人である。

このタイプの人には特徴があって、

@餌やりをするが、糞の片付け、病気の手当などは基本しない。

@避妊手術に反対、猫をできるだけ増やしたい。

@増えた猫を引き取ることは一切しない。

@行政や保護団体の意見を聞かない。

@自分が周囲に迷惑をかけているという意識がほとんどない。

地域猫には所有権がないのだが、自分の猫だという意識がすごく強い。

@猫のお世話をする私は小さな命を守っていて偉い!と思っている。

@どれだけ注意されても自分が正しいという姿勢を崩さない。

@長期的な視野がほとんどない。

 

こんな調子の人が近所に生息していて、日々、適当な感じで餌やりをしていたらどうだろうか。やっぱり「ええ…」となるのではないだろうか?私はなる。

もう猫に対しての考え方が全く違う。それどころかこのタイプの人は多くが年配者なので、自分よりも若い人の意見を汲むことはまずない。行政の人も年配者よりは歳が若かったりするので話を聞くこともしない。

ただもう厄介な人なのである。

 

こんな感覚だと、当然周囲との軋轢が起きてしまう。

私の住むあたりにもこのような感覚のご年配の人が数人いるのだが、わずか数人の存在のために周囲の人の多くが猫を嫌う状態になってしまっている。しかし本人には自覚はないので数年に一度くらいの割合で猫が一斉に毒殺されたりしているのである。

 

ホーダータイプの人が不思議なのは、猫の死に対して鈍感なことである。

このタイプの人たちが楽しみにしているのは、元気でぴちぴちの可愛い猫が、自分が出した餌にがっついてくれるその姿を見て楽しむ、アイドル的な存在の猫であって、病気になった猫、歳がいって体が弱ってしまった猫には興味がない。だから猫の手当てをすることもないし次々と新しく子猫を産ませようとする

避妊手術をせずに子猫がたくさん生まれてしまったら、結果的には保健所でのガス殺処分が待っていたりするのだが、猫の死について鈍感なので「また子猫が生まれて来ればそれでいい」と思っていたりするのである。

猫だって生き物なのだから、毎日糞もするし病気にもなる。衰えれば見すぼらしい姿にもなるのだが、そういった猫にはもう用事がないとばかりに見捨ててしまう。

今まさに争いの渦中なのでここに詳細を書くことができないのだが、私の住む近所で、まさに「ホーダー型無責任餌やりBBA」と「避妊手術推進派の人」との冷戦が勃発している。

少し前にクレイジー餌やりBBAに遭遇した。ものすごい剣幕で怒鳴られて、マスクなしで怒鳴ってくるので思わずそそくさと避けてしまった。

餌やりBBAは、「私が朝夕に餌をやっているのによそから知らない人が来て餌をやるから私の餌に食いつきが悪くてつまらない!」と怒鳴っていた。「他所から来た保護団体が勝手に手術していくから訴訟する!」とも言っていた。だったら全頭自分の家で飼ったら良いのに。ひとしきり一方的に怒鳴り込んできたあと風のように立ち去ってしまった。

私と夫は呆気に取られてしまった。これが俗にいうクレイジーな餌やりBBAか!

「あ、触れてはいけないヤバイ人に遭遇してしまった」という感じだった。

 

これ最近は保健所も捕獲してくれないし、保護猫団体も言っても取り合わな..

うち、クレイジー餌やりババアに猫缶投げつけられて窓の網戸ベッチョベチョになった。猫が寄って来るので室外機もボロボロ。ゴキブリやハエと同程度の不快生物になった。まぁ猫は悪くなくて、クソ人間のせいですよ。

2021/06/27 22:08

b.hatena.ne.jp

これはおっしゃる通り人間が悪い。何があったかの詳細はわからないが、クレイジーBBAを目の当たりにした後なので、この人の感覚がよくわかる。

「生き物苦手板」の発端は、生き物そのものではなく無責任な飼い方をする飼い主が苦手だというところから始まったそうなのだが、クレイジーな餌やりBBAに一方的に怒鳴られたのでよくわかる。

少し古い匿名ダイアリーになるが、このような記事もあった。

anond.hatelabo.jp

 

虐待への恐怖心からちょっとおかしくなっている人がいるのも事実で、これじゃあペットショップはなくならないだろうなと思わせるダイアリーだった。

はたまた、保護団体さん側に、「こっちがジャッジする側なのよ」という感覚から、自分の方が立場が上だという感覚で気が大きくなってしまう人とかもいるのかもしれない。

 

人と人との価値観の相違を埋めるのは、なかなか一筋縄ではいかないものである。

 

 

 

特にオチがないが、おわり。

 

 

シロクマ先生の記事についての雑感

なんだかシロクマ先生の寄稿した記事がバズっていたので、それについて感想を書いてみようかなと思う。

blog.tinect.jp

この記事について、すごいあれやこれやとブクマがついて、それを読んでいてもなるほどなぁと思ったりするので、やっぱりはてブ面白いですね。

今の時点でトップコメントになっているのが、この、korosukent さんのコメントで。

「自分のような無能は子どもを持つべきではない」という考え方は「世俗のきわみ」。 | Books&Apps

自分の子供には当然「幸せになってほしい」と思うのが多数だと思う。でも自分ではその「幸せを与えてあげられない」と思ったら、そりゃ作らないという選択は合理的だと思う。主義とか難しい話ではなく

2021/06/23 11:16

b.hatena.ne.jp

これは本当にあると思うんですよね。子供をこの世に生み出すのだとしたら、できるだけ幸せになってほしいと思うし、親としてはそのために努力したいなと思う。

で、そうじゃないのがわかりきっていると、やっぱりなんだか申し訳ないなという感じになって、そういう苦しい思いをさせてしまうくらいなら作らない、みたいな人が多いのかなと思う。そういうのは、マイルドな反出生主義に入るのだろうか。

 

ところで、いつだったか考えたことがあったんですが、すごく苦しい状況でも病気や障害があっても、それでも子供産むって人も中にはいて、そういう人ってやっぱり楽観主義なのかな?と思ったことがあります。私はかなりの悲観主義者だから、やっぱり気質がかなり違うんかなと思う。

身近な例で言えば、まさに私の母親がそのタイプで、「赤ちゃん可愛いから、じゃあ産もう!」くらいの感覚でポンポンと生んでしまった感じなんですよね。なんかそこに、「この子の人生は」「経済状況は」「周囲との関係性が」「これからの国の経済は」とか、そういうのはあんまりなくて、「赤ちゃん可愛いし可愛がりたいから産むわ」くらいの感じなんですよ。まぁ母親が子供を産んだ時代は日本経済が過去最高にイケイケドンドンだったので、そりゃまぁよほどの問題がなければ産むわなって感じなんですけど。

 ■

 『アスペル・カノジョ』という漫画作品があるのだけれど、この中に、主人公のアスペ女性が「妊娠したらどうしよう」と困惑を見せるシーンがある。

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アスペルガー女性、斉藤さんは、「妊娠したら絶対に堕ろさせてください」「結婚して子供を産むなんて考えないでください」と涙ながらに訴える。

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カッター持ってると安心する気持ちわかりますか?」「いつでも終われるから安心する

 …とまぁ、こうした感じで、斉藤さんがアスペルガーならではの苦悩みたいなものが語られていく。この感覚はすごく私はよくわかって、私がかつてこのブログで書いたエントリ「安楽死を認めて欲しい」という感覚に近い。そうした救済があることで逆に安心することができる。

 アスペルガー女性の全てがアスペルガーの子を出産するとは限らないのだが、何らかの発達障害の子が生まれてくる確率は健常者同士のカップルに比べると高いだろうし、何よりもアスペルガーの女性が子育てという極めてストレスフルな環境に身を投じなければならないこと自体がリスキーだ。

ただでさえ発達障害の人はストレスに弱い脳をしているのだが、そこに発達障害児が生まれてしまうと、元々の体や脳が相当にタフでなければギブアップしてしまう可能性が高い。

私は自分が発達障害のため、同じく発達障害の当事者の人を何人も知っているが、「子供を育てられなくて児相に取り上げられた」とか、そういう話がちらほらあって、健常の人が健常児を育てている場合との落差の大きさに軽く衝撃を受ける。

 

ところで私の知人男性には、妻がアスペルガーという人がいるのだが、子供ができてしまったので堕ろしたがる妻を説得して子供を産んでもらった。ところがいざ子供が生まれてみたら妻が本当に何もしない。妻曰く「なぜ私が産んだからといって私が世話をしなければいけないのかわからない」と言って、乳幼児の子供を床に転がしたままテレビゲームをずっと続けていたのである。

この話を聞いて私は初めは「ええ…」となったのだが、言われてみれば「まぁ確かに」と思うところもある。「子供を産んだら世話するはずだ」という、その辺りがそもそも脳にインプットされていない。全てのアスペルガー女性がこうというわけではないが、こういう人も中には実在するわけだ。

私自身も健常の人に比べれば明らかにポンコツというか、抜けてるところがガンガンあるので、「そうか…そうよな」という気持ちになった。この夫婦はたまたま夫が結構しっかりしているので、夫の方がひたすらに子供の世話に明け暮れた。今も離乳食を作るのは父親がやっていて、妻はあまり何もしていないようである。

そういう意味ではアスペルガーの人はだいぶ健常と変わっているところがある。母親に向くかどうかは個人差があるだろうけれど。

シロクマ先生のいう「世俗の極み」というのがいまいちなんのこっちゃよくわからないのだけれど、発達障害とかに関係なく、子供を持つ余裕のない人が子供を持てなくなっていくのは今の社会においてはもう仕方のないことなんじゃないのかなと思う。

私自身も、自分の発達障害がはっきりするまでは、無邪気に「子供が欲しい」と考えていた。32歳くらいの時だ。あの時子供を持っていたら今とは人生がまるで違っていたのではないかなと思う。このとき付き合っていた彼には「僕は障害児が生まれるのが怖い」と言われていたので、もしこの人との間に子供を儲けていて、その子供が障害児であったなら離婚していた可能性の方が高い。

 統計とかを出すことはできないのだが、女性が障害児を産んでしまうと離婚率がかなり高くなって、仕事もうまく見つからずに困窮してしまうという話が結構ある。子供が障害児であることに耐えられなくなって逃げ出してしまう父親がいるのもあるし、子供につきっきりにならざるをえなくなって夫婦の関係が大きく変わってしまう側面もあるかもしれない。

初めから障害児を望む人というのはまずいないのだけれど、障害児をめぐる社会的なサポートが充実しているとは言い難いので、よほど環境に恵まれた人以外はカツカツのシングルマザーになってしまうことがほとんどで、その状態で子供を一人で育てて行かねばならないのは相当苦しいのではないかと思う。

 

挙児というのは、本当に人生を大きく左右する出来事なので、どうしても慎重にならざるを得ないんだろうなと思う。(個人的にはその人の人生にお金を出すわけじゃないならほっといたらと思ったりする)

 ■

 私は反出生主義者ではないので、産みたい人が産むのはどんどんやって欲しいと思うし、子供が生まれないと国が傾いてしまうので、できる限り子供は生まれて欲しいと思う。そして、できることなら幸せに満ちた環境で育つ子供が増えて欲しいと思うんだよなぁ。自分自身は子供を幸せにするという自信がないので無理だったのだけれど、幸せな人が社会に増えて欲しいと思う。

 

シロクマ先生の記事の発端となったかもしれない匿名ダイアリーも貼っておきます。

anond.hatelabo.jp

 

 

 

おわり