けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

女アスペとホルモンの話

 前回書いた雑文ブログ、別に内容はどうでもいい感じなのだが、案外反応をいただいたので、調子に乗って続きのようなものを書かせていただく。

nenesan0102.hatenablog.com

 

つい先日、こういう記事があって…

togetter.com

自分は子供のころから立派なアスペルガーだったから、このような言い方をされても本気でわからなかった。母親が時折、このような物の言い方をしてきて、全員がアスペルガーである子供たちは見事に全員が理解できず、母親がよくキレてしまっていた。

だがしかし、先天性の障害が努力で治るわけもなく、またそもそも当時は発達障害の概念すらないから、母親はよく「あなたたちはおかしい!」と憤慨していたが、そもそも何が正しいのかが全くわからないから、そう言われても困惑するばかりであった。

「なんで宿題やってないの!?」と子供にいう母親は、宿題をやらない理由を聞きたいのか?宿題をやらせたいのか?間接的な物言いを無自覚にやる人 - Togetter

うちの嫁さんも「なんで?」語法をよく使う。「怒っているの?」と聞くと「怒っていない」と否定する。そして「お前はアスペ、私はカサンドラ」と言う。全てこのTogetterで述べられている精神病理そのものだわ。

2019/08/22 14:53

b.hatena.ne.jp

見合いをしてほとんど相手を知る間もなく結婚したりとか、80年くらい前のように結婚するまで相手の顔すら知らないとかなら話は別なのだが、恋愛結婚で結婚にいたったカップルの場合、それなりに情緒的交流を経て結婚にいたるとは思うのだが、結婚後にがらりと変わってしまう人とかもいるので、妻がカサンドラになるかどうかはほとんど運のようなところがあると思う。

ぞくに女アスペの人は脳が男性脳に近いため、男性とはけっこう気が合うみたいなのを言われたりもするが、このへんはたしかにそういうのを感じるときがある。

 

つい先日、ネットでこんなつぶやきを見た。

「好きな人が飲み会に行ったので、その飲み会に女性がいるのか?って聞いてみたんだけど、『いた』と返されただけ。そこは『やきもち妬いてるの?』って返してほしかったのに….。ひどい。」 

というのがあって、私はもうのけぞってしまったのだ。

おお…これが普通の女の子の感覚なのだろうか??

 

面白かったので、これを夫に話してみたところ

「うわー、めんどくさい!!こいつはめんどくさいぜッ!」

という返事が返ってきた。

これを面倒くさいと感じる男は他にもいると思われるが、このようなことを常に期待しているのだとしたら、そりゃアスペルガー人間と生活をともにしたら病んでしまう。

 

 

 うちの夫はいま休職中だからあまり飲み会にはいかないのだが、休職前は職場での飲み会がちらほらあって、そのときにかなりゴージャスな料理写真を携帯に送って来ることが頻繁にあった。私は夫がいない日は晩ご飯にかなりろくでもないものを食べているのだが、ゴージャスな料理写真を送られてきても何も思うことがない。自分が食べたいとも思わないし、うらやましいとも思わない。だが、これを男の知人に話すとたいてい驚かれる。豪華な料理写真とかスイーツの写真を女性に送ったら「羨ましい」「私も食べたい」「あなただけズルイ」となるのが普通じゃないの?と言われる。

自分の感覚を言語化するのはなかなか難しいのだが、やはりここは「興味がない」につきる。自分が納豆ご飯を食べているとき夫が豪華イタリアンを食べていたりしても、何かの回路がぷつんと切れていて、「ああ、そうなんだね」と事実確認を行うのみだったりする。

ところが。

ある生理前の一時期だったと思うが、突然、いつもとは違う感覚がわき上がってきたことがある。突然、何かの回路がつながって違う感覚が芽生えてきたのである。

これは私自身すごくびっくりしたし、これが定型女性の感覚なのか!!となったのである。

生理前の一時期であるから、おそらくはプロゲステロン(黄体ホルモン)に関わる何かなのだろうけれども、今でも不思議に思っている。

そもそも、ASDに男女差が大きくあるのは、脳の解剖学的な作り(男女で脳梁の太さが違う)とか、その他ホルモンによるものだろうとかいろいろなことが言われてひさしいが、ズバリこれという説はいまだにない。

脳疾患だけで言うと男女差がそれなりにあるから、脳とホルモンの関連性はあると私は個人的に思っている。

実は「性差医学」という領域があって、私がもう少し頭脳が優れていたらそっちに行くんだがというくらい、それなりに性差医学に興味がある。

www.jagsm.org

 少し前に浜松医科大学だったかと思うが、「オキシトシン」という点鼻薬の臨床実験を行っていたことがあった。しかし、じつはこの「オキシトシン」は子宮にも作用する(そもそも出産後に強い子宮収縮を行い、子宮をもとの状態に戻すためになければいけないホルモン)ため、この点鼻薬の実験の対象者は男性のみである。

なお、私の兄は私よりもはるかに自閉度が高く、アスペルガーの度合いが重症な人間なのだが、兄の出産時、どういうわけか母の体ではオキシトシンが分泌されず、子宮が収縮していかなかったため、母は出血多量となり一時危篤におちいって数リットルの輸血を受けた。このことと、兄の自閉症がなにがしかの関係があるのかどうか、私にはわからない。

 

ちょっと尻切れとんぼですがおわり

最近ずーっと寝込んでいてさすがにつらくなってきました。

 

 

おわり