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いつもニャーニャー鳴いています。

学習障害の私が中学英語を復習してみた話

■はじめに

 私は発達障害者である。ASD(高機能自閉症)、ADHD学習障害のすべてを持っている。 

 以前から書いているが、このブログはなんの収益化もしていなくて、それはなぜかといえば、どうやって収益化をしていいのかが私にはさっぱりわからないからだ。

2年くらい前だったと思うけれどそのことをブログに書いていたところ、ブコメで「私が教えましょうか」というコメントをいただいたことがあった。だが、私はこの人の申し出をスルーした。…というのは、このとても親切な人は、私が学習障害であることを知らないし、学習障害のひどさというものをおそらくひとかけらも知らないだろうと思ったからだ。普通の人が10分で理解できるところを3日くらいかけても理解できないのが学習障害なのである。だから私は多くの大人たちをイラつかせ、呆れさせ、目の前で大きなため息をつかれたり、学習そのものを放棄されるということを幾度となく体験している。

私は、自分がこのブログの収益化をまともにできないのは、おそらく学習障害と関連があると思っている。私は知能のうち、突出してきわめて低い項目があって、その低い項目が学習障害を引き起こしているのではないかと推測している。

今日は、その学習障害者のあられもない状態を書いてみたいと思う。

 

んで、なんで、このようなことをはじめに書いているかというと、今日、このようなコメントをいただいたからである。

 

希死念慮とか - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

Amazon欲しいものリストを公開されてないのかな…もし公開してもらえたら何か送らせていただきます

2019/11/25 09:07

b.hatena.ne.jp

  コメントをいただけるだけですごくありがたいのですが、「欲しいものリストを公開する」ってことができないんです。何度か挑戦したんですけどできませんでした。何が悪いのか自分でもわからないのです。ただ、こう思っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。

 

ちなみにブログの収益化は夫にも理解できないそうです。「なめてた。全然わからんかった」と言っていました。

 

 

 さて本題。私は学習障害があって、算数と英語がはちゃめちゃにできないタイプの学習障害である。算数は小1からさっぱりわからないし、英語は中1からまったくわからない。算数はもうどうでもいいのですが、英語くらいはちょっとくらいはできるようになりたい。というわけで、中学英語の問題集を買って、夫(TOEIC845)をつかまえて再学習をしてみることにしました。

 

まずbe動詞が理解できない

私「be動詞は、なぜ“be動詞”っていうのかがそもそもわからない」

夫「英語の動詞の中で大きく変化するのがbe動詞だから。そうやって区別して特別扱いするの。なんでbe動詞っていうのかはワシも知らない」

私「ふーん」

※頭ではわかったつもりでいるが理解できていないので、問題を間違えまくる。

 

私「私は中学生の時のいっぱつめの英語の授業で、こういうのが出たよ」

This is a pen.

 (これ は ペンです。)

私「それで、先生は、This=これ is=は a penって各単語に日本語が配当するみたいなことを言ってた。矢印を書いて、これがこれにあたりますよ、みたいな。」

私「それで私はすごく不思議になって、じゃあ「これはペンだぜ」とか「これはペンやぞ」とか言いたい場合はどうすればいいのか?って聞きに行ったけど、そういうのないって言われた」

夫「そうやね、そういうのない。英語はそういうのはないね」

私「でも、日本語だと、丁寧に言えとかすごいうるさいでしょ。ですますとか。英語にはどうしてそういうのがないのかがわからなくて。そこでもうわからんくなった」

夫「そういう疑問を持ったことすらなかった」

私「んで、先生が、この英語の単語は、日本語の単語にここに配当するんですよ、みたいなことを言って来るから、英語と日本語の単語数はすべて同一なんだと思ってたんよ」

夫「それは違う。先生が間違ってるよ。センスない先生やったんやな。ビートルズの『Let it be』って曲あるでしょ。あれは「あるがままに」みたいな意味なんだけど、3語になってへんでしょ」

私「そういわれてみればそうなんだけど、はじめに先生にそう教えられると、そうなのかなって思うもんなのよ」

夫「ワシの場合先生がよかったのかもしれんな」

 

三人称がわからない

私「そもそも“三人称”っていうのがわからないんだよね…。複数とか単数とかあって、図に書いてあってもわからない」 

夫「そうか…」

私「三人称単数と三人称複数?ていうのもわからないんだ」

夫「でもそこで動詞とかかわるから覚えないと」

私「なんかこう頭がグチャーってする。誰のことかさっぱりわからないんだ」

夫「そうか…」

 

三人称?のsがわからない

私「三人称のときに、動詞にsがつく?みたいな現象があるけど、どうしてsがつくのかがわからない」

夫「それは英語の癖みたいなもので。どうしてって考えても意味はないよ」

私「でもどうしてなのかがわからないと次にすすめないんだ」

夫「そうか…大変やな」

私「なぜみんながスッとわかるのに私だけはわからないのかがわからないんだよ」

 

DidとDoesとWasが混同

私「どういうときにどれになるのかがわからないんだけど…」

夫「そこは三人称を理解してないとわからないよ」

私「そうか…」

 

動詞の混同

例:私は彼をパーティーに招待しました。 

 ◯ I invited to him the party.

 ×  I was invaited to him the party.

私「どうして、I was invited だとだめなのかがわからないよ」

夫「was inveite だと、動詞がかぶっちゃうでしょ。英語だとそういうのをなるべく単純化しようとする。そういう言語なんだよ」

私「頭痛が痛い、みたいなやつか」

 

※ここについてはいまいち記憶があいまいなので、間違っていたらすみません

 

 

 というわけで、全部こんな調子だから、私は中学校の勉強についていけなくなってひきこもりになってしまった。今でもやっぱりどうにもわからないんだというのをあらためて認識した。

知的障害があるわけではないから、なぜわからないのかがまわりの人にはわからない。本人も困るし周りもすごく困るし、何より先生からすれば「教師の指導力がない」ということにされてしまうので、教師からはものすごく嫌がられる。

授業中にヒステリックに「私はできない子のために授業をしてるんじゃない!さっさと塾へ行きなさい!」と怒鳴られたことがある。この時はけっこう衝撃が大きくて、「ええ…学校ってわからないことを教えてくれる場所じゃないの?教えてもらわなくてもできるなら先生なんていらんくない…?」と強いいきどおりを感じた。

その後、補習塾へ通ったが、この補習塾ですら「勉強があまりにもできない」という理由でクビになってしまったので相当なものだと思う。

わけのわからない呪文のような授業を聞いているのはものすごく苦痛だったから、私が不登校になってしまったのはもう必然だったのかなとも思う。

 

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もしかしたらうちの子って学習障害かも?という人がいたら役立ててください。なんの役にも立たないかもしれませんけど。

 

 

 

おわり