けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

ブコメを読んだ感想

先日、こんなホッテントリがあった。

togetter.com

「へ〜」と思いながら見ていたらコメント欄に踊るのが「安楽死」の文字。はてなの元祖安楽死おばさんとしてはこれは見逃せない。

 

まずこの記事を読んで思ったのが、経済格差=健康格差という話だ。

 貧困層もしくは低収入層にある人というのは、きわめてストレスの多い環境に置かれていることが多く、低収入ゆえに良質な食べ物を摂ることができなくて、結果的に苦しむ病気になってしまいやすい。労働ストレスが多いのでストレスをまぎらわせようとしてストロング系とかをあおって無理矢理に寝たり、アメリカで問題になっているように苦痛を紛らわせるために鎮痛剤に強く依存したりする。生きるための労働に忙しくて健康的に運動する時間をそもそも取れない。この看護師さんが言うように、「だから健康に気をつけて生きましょう」みたいなのはあくまで理想論であって、そうできる人ばかりじゃない、どうしようもなく残酷な現実である。

しかし私自身はこのまとめを読んで、あらためて安楽死って必要なんじゃないかと思った次第である。健康的に生きられる人ってそもそもそれなりにお金持ちなんだし知識や適切な判断力もあるのよね〜。

 

しかしコメント欄にここまで「安楽死」が踊ってるコメント欄なんてめったにないんじゃないでしょうか。珍しいですね。
せっかくなので目に留まったブコメをいくつか拾ってみましょう。

 

現役の看護師さんが語る「みんな死に幻想を抱きすぎている」という話 - Togetter

まあ結局のところ金だよな、と思う。貧乏な方が不摂生になりやすく、そのまま行くと死ぬまでにさらに金がかかる。何のために生きているのか。

2021/01/19 09:40

b.hatena.ne.jp

 これ、本当にそう思うんですよね。

時々、私みたいな安楽死ばっかり口にしてるキモイ人がなんで結婚してるの?みたいな感じのことを言われたりするんですけど、実はうちの夫も安楽死に関しては賛成派なんですよね。「のたうち回って苦しんでまで生きている意味はないと思う」という点で、私と夫は死生観がかなり似ています。

現役の看護師さんが語る「みんな死に幻想を抱きすぎている」という話 - Togetter

富裕層がジムに通って有機野菜と熟成肉食ってワイン飲む一方、それらのサービスを支えた貧困層がストロング飲んでピザと唐揚げ食って病院通い定期

2021/01/18 22:35

b.hatena.ne.jp

 今もすでに相当ないきおいで国民医療費が増加していて、それにつれて保険料も年々アップしていてすごいんですよね。国民皆保険はおそらくしばらくはなくならないと思うんですが、保険料が高くなりすぎて入れないとかいう人がどんどん出て来るんじゃないでしょうか。アメリカだと保険料が高すぎて保険に入っていない人が歯医者にかかれないので入れ歯製作キットとかを使って自分の入れ歯を自作したりしているそうなんですが、そういう感じになっていくんかなと思う。(知人の知人がこの作製キットをデザインして販売していました。イタリア人のプロダクトデザイナーだったと思う)

  映画監督の伊丹十三だったかそのお父さんだったか忘れたんですが、かなり昔に病気について語っていた話があって

 「苦しんだ末に治るっていうのはわかるんだけど、苦しんだ末に死ぬっていうのが理不尽すぎる。苦しんだなら治れ」

みたいな話があるんですよ。なるほどなと思いましたが、生き物ってそういうふうに苦しむようにできてるのかもしれないですね。

現役の看護師さんが語る「みんな死に幻想を抱きすぎている」という話 - Togetter

安楽死の話題が荒れるのって、安楽死を求める人は「自分が安楽死すること」を求めていて、安楽死の議論すら認めない人は「誰かに無理やり安楽死させられる」ことを恐れてるんだよね。

2021/01/18 18:43

b.hatena.ne.jp

 なんでか安楽死の話が出て来るとかならずこういう人って出てきますよね。結局、こういう人も死が怖いのかなみたいに思っていたりします。さすがに議論まで否定するのはちょっと違う気がしますけど。でも安楽死が認められない、簡単に死ねないって社会のほうがどんどん治安悪化してものすごいディストピア感あるなぁ。私たち氷河期世代はそれこそ老後の蓄えがある人とない人の差も激しくて、ない人がじゃあすんなり死ぬかってなったら「ある人から奪う」って方向に行きそうですよね。

 

 

ただのぼやきなので軽く書いてみました。

おわり。