けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

めんどくさい人の話

今日のエントリーは『面倒くさい人の話』です。半分愚痴なので嫌な人はリターンで戻ってください。

内容は、前回のエントリの続きです。

前回のエントリはこちら

nenesan0102.hatenablog.com

▪️

さて、先週の金曜日、本当にコヤツのTNR作戦を決行した。

何しろ初めてなので、そんなにうまくは行かないだろうなと思っていたら、本当にうまく行かなかった。

次の日の朝、Cさん宅に捕獲器を引き取りに行った。

f:id:nenesan0102:20210225043602j:plain

完全に空っぽの捕獲器。餌もそのまま。

後から色々わかったが、コヤツはとにかく行動範囲が広すぎて神出鬼没、捕獲器のそばにすら近寄っていない可能性が高かった。去勢していないオスの行動範囲は3キロほど、繁殖期には5キロにもなる場合がある。コヤツは大型のオスなので、5キロくらいを移動している可能性もある。

 

金曜日、私はCさんから連絡をもらっていた。最近コヤツがほとんどうちに現れないがどうしますかというメールだった。しかし動物病院には予約を入れてしまっているので一か八かでやらせて欲しいとお願いしてCさん宅に伺わせてもらった。

Cさん宅は完全に大豪邸であった。不動産価格のことはそんなに詳しくわからないが、敷地面積が300坪くらい、このあたりの相場から考えると数億はくだらないと思う。

Dさんというおばちゃんが、「あんなすごいお屋敷に住んでるのになんで私たちが…」とこぼすのがよくわかる大豪邸だった。

Cさんのおうちにお邪魔させてもらったら、裏庭に猫用のベッドがいくつも置いてあって猫が寝られるようにしつらえてあった。Cさんはコヤツに『きなこ』という名前をつけてご飯をあげていた。正直そこまでするなら不妊手術もしてくれ!と思ったが、Cさんには不妊手術をしなければマズイという感覚は完全に皆無だった。

Cさんの感覚のズレや慣れない捕獲とその準備で私のストレスと疲労はピークで、もう本当に疲れがすごくて、イライラがすごかった。普段それほどイライラしないタイプなので自分でもびっくりするほどイライラしていた。

▪️

さて、ここからが『面倒くさい人』の本題である。

私がTwitterで「捕獲に失敗してしまいました」ということを載せていたら、70代の女性であるEさんという知人が、『マタタビを使えば良かったのに』というリプライを送ってきた。このくらいのリプライなら普段ならスルーしているのだが、調子が悪くどうにもスルーできない。『マタタビを使えば良かった』とは言っても、Eさんは一切費用を出すわけでもなく何一つ手伝いもしない。費用を出すのも動くのも当然こちらである。Eさんは口を出すだけ。その事がひどく私をイラつかせた。

スルーすれば良いのに、あんまり頭にきたのでこちらも糞リプライを送ってしまった。

 

f:id:nenesan0102:20210225053124j:plain

まぁ、こんなリプライを送れば当然なのだが、DMで長文の反論がやってきた。

 

f:id:nenesan0102:20210225053356j:plain

f:id:nenesan0102:20210225053913j:plain

私はEさんのこのメールの真意がはじめわからなかった。というのは、Eさんの言葉は、言葉通りには受け取ってはいけないのだ。

 

 『私でなくとも何方かに相談しましたか?』

 →これは、『なんで私に相談しないんだ』という意味である。Eさんに相談した上で、Eさんの意見に従えという意図が隠されている。

 

 『ノラ捕獲についても色々な意見があり必ずしも賛成ばかりでは有りません』

 →これは『私は反対なのよ』という意味である。その前にある『9年間お世話して』というのは、『あなたよりお世話歴の長い私は上なのよ、だから私の言うことを聞きなさいよ』というマウントである。

 

ところが私は立派なアスペルガーである。だからこのEさんのオブラートに幾重にも包んだ表現がさっぱりわからなかった。

▪️

少し話がさかのぼるのだが、去年の夏、別の雄猫がコヤツに襲撃され大怪我を負ったことがあった。この時、私が負傷した猫を保護し、別の友人と一緒に病院に連れて行った。

しばらくすると、Eさんから『あなたの行動に不満を持つ声があるようです。ちらほらと聞こえてきますよ』というメールが送られてきた。もうお分かりであろう。不満を持っているのはEさん本人なのだ。

ところが当時の私はこの曖昧な表現がまるでわからない。Eさんのメールにびっくり仰天して、「私に不満を持つ人がいるんですか?!なぜ!?」とあちこちに聞いてまわった。そして、とある人がスマホを持っていないので保護された猫のことを心配しているという話を突き止め、てっきりEさんのいう『不満』がこの人だと勘違いしてしまったのである。

私はEさんに『私に不満を持つ人って○○さんですよね?写真を見せて元気なことを伝えたら安心してましたよ〜!いやー、良かったです!』などと返信していた。

まさに天然アスペ…というよりは、Eさんの表現がわからなさすぎる。

▪️

 話が戻るが、私は今回のコヤツの捕獲作戦については色々な人に意見を聞いた上で作戦決行に踏み切っている。このゴタゴタのあと、別の猫仲間のFさんと話す機会があったのだが、

「Eさん、あの人実は捕獲に反対なんだよね。猫は自然に任せろっていうタイプの人なのよ。年配の人にたまにいるんだよね…。だから去年ねねさんが猫を保護した時も本当は嫌だったんだよ」

Eさんからしてみれば、私はなんて話が通じない人だろうかと憤慨しているところだろう。

f:id:nenesan0102:20210225062341j:plain

これはEさんに宛てて私が送った返事である。

今から思えば、Eさんの返事がないのが『反対である』という意味を持つアクションだったのだとわかるのだけれど、さっぱりそれを読み取れなかった。

Twitterのリプライの『マタタビを使えば良かったのに』という発言も、捕獲に反対なのであればなぜそんなことを言い出すのかも少し矛盾している。

 

 ここまで読んでいただければわかるだろうけれど、Eさんは面倒な人なのだ。だからこの人と付き合うのが疲れる。Twitterでクソ反論しているのは私なのだけれど、もういい加減にこの人の物言いにイライラしていたし、付き合うのがだいぶしんどくなっていた。公園の猫には8人ほどの人が関わっているのだが、Eさんほど厄介な言い回しをする人は他にいない。Eさんだけがこのようなよくわからない表現をしてくるのである。

 

Eさんとのやりとりで私が感じたのは、『なにこのクソ姑感』だった。

私には実際の姑(夫の母)がいるが、いやもう本当にEさんが姑でなくて良かったと胸をなでおろし、姑に感謝した。(M美さんいつもありがとう)

 

Eさんから、『あなたのご両親より歳上なのは私です』というエイジマウントがやってきたが、『え?私たち、ただの地域猫ボランティアですよね?そこになんで年齢が関係あるんですか?』と送り返してしまった。この後ブロックされた。

 ▪️

 まさか捕獲作戦の決行がこのような結果をもたらすとは思いもよらなかったが、本質的に考えの違う人と気を遣いながら付き合っていくのはもう潮時だったのかもしれない。

Eさんと私は考え方がかなり違っていて、EさんがSNSに毎日のように地域猫の写真をアップするのが私は違和感があって仕方がなかった。猫の虐待や誘拐を招く可能性があるので何度もやめてほしいと申し入れたが、Eさんから見て格下の私に言われてそう素直に意見を聞くはずがない。むしろ私に従ったようで嫌だろうからそんな話を聞くわけがない。厄介である。

猫たちを本当に大切に思うのであればSNS地域猫の写真を公開するという恐ろしいことをすみやかにやめてほしいのだが、承認欲求を抑えることができないのだろう。

 

面倒な人だった。

あまりにも疲れすぎて3日ほど寝込んでしまった。コヤツの捕獲作戦も一旦中止になった。

 

 

 

 

おわり。