錦市場探訪。
目的は「有次(ありつぐ)」です。
錦は相変わらず平日だというのに混み合っております。
中国系の人がすごく多い印象。
大きなエビを焼いたものが大人気。あちこちで見かける。
「まるき食堂」さんで玉子丼を食べました。
素朴な味でおいしかった!
何がよかったのかわかりませんが、食べたあとめちゃくちゃ元気が出た。
さて目的の有次さんへむかいます。
有次さんは有名な包丁のお店です。
ここに、一ヶ月ほど前に、祖母の形見の包丁を頼んでおいたのです。
その包丁は祖母が30代のときに買ったものですから、年期が入りまくりで、もう60年?もしかすると70年近いんじゃないかというものになります。
私がもらいうけて20年以上使っていたのですが、いよいよ錆びがきて、かつ柄が腐ってきてしまったので、有次さんにお直しをお願いすることにしました。
包丁は有次のものではなかったのですが、快く引き受けてくださいました。
戻ってきた包丁はピカピカ!
柄も真新しい新品になって、まさに「生まれ変わった」という感じです。
本当は古い包丁も撮っておいてビフォーアフターとかやればよかったんですが、あんまりに古い包丁が痛々しかったのでやめました。
あと数十年は私が使い続けようと思います。
何年かに一度、有次さんへ研ぎを頼めたら良いなぁ。
祖母は大正の末期の生まれで、ものすごく料理が好きな人でした。
樽いっぱいの鮒寿司を作ったこともあります。
豆腐屋の娘だったんですが、戦時中は軍の駐屯地へ自転車で数キロ、毎日朝5時に豆腐を納めに行ったそうです。ばあちゃんがんばった。
この包丁で私もこれからもいろいろな料理を作り続けたい。
有次さんの二階では、日本料理の教室とか研ぎ方教室とかをやっています。大々的に広告してませんが、店員さんに言うとチラシをもらえます。
研ぎ方教室へも行ってみたい。
おわり