ADHDと「残業禁止ルール」の相性の悪さについて – メンヘラ.jp
ズレコメで申し訳ないが、発達障害者で仕事を継続していられるのは相当軽度の部類ですよ。ガチだと障害者枠ですら働けない。私は本人が望むなら安楽死の権利があっても良いのではないかとすら思っている。
2017/02/26 18:05
何度もこのブログで書いてきたが、私は発達障害の当事者だ。
確定診断のときのメイン診断は「高機能自閉症」で、それにサブとして不注意優勢型のADHDとLDが追加された。
このような記事を読むと、それなりに双方の主張がわかるし、残業させてくれという気持ちもわかる。が、日本のような横並びをヨシとする風土でそれを主張するのはかなり難しいだろうなというのを思ったりもする。
ブログやコメントでも何度か書いてきたが、発達障害で働ける個体というのは、基本的に体調が安定した人のみである。
そうでない人はほとんど働くことができない。
職場側だって、体調が一定しない人を受け入れるのはかなり負担が大きいだろう。
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去年まで私は、自分の裁量で仕事量を決められる自営業をしていた。
自営を続けていたのは5年ほどである。
もともと体が弱いので、しんどいときに仕事の量を減らせるのはものすごく助かった。
この働き方でなければ、私は5年働き続けることはできなかったと思う。
だが、どれほど頑張っても、私は自分が暮らしていけるだけのお金を稼ぎ出すことができなかった。体がもたなくて、通常の人の1/3程度しか働けないからだ。
その当時は、それまでの貯金を切り崩しながら生活していて、貯金が尽きたらホームレス決定だった。
仕事を続けながら、空き時間に性風俗のバイトをするとかそういったことも考えたが、やはりこれも体がもたない。
ホームレスになるのは嫌だなぁ、死ぬしかないな。
そう思いながらじりじりと貯金が減って行くのはすごく精神的にきつかった。
精神的にきついのだけれど、お金がなくて病院にかかれない。保険料も滞納している。
私はただひたすら布団に潜って鬱や対人恐怖に耐えていた。仕事が救いだった。
それでもお金が減って行く。
いつも、どこでどんなふうに死のうかとばかり考えていた。
結局、自分の店を閉めることになってしまったのだけれど、そのショックは大きくて、仕事を失って1ヶ月後くらいだったろうか、鬱に耐えきれなくなった私は首を吊った。そのくらい仕事を失ったことが悲しかった。だが全て自己責任だ。自分が無能だから仕事を失った。それだけの話である。
働きたいのに働けない これは発達障害の人が多くぶちあたる壁だと思う。
発達障害者は、定型を基準に作られた社会では異端分子だから、うまく順応して生きることができない。(できる個体もいるが、能力や環境に恵まれた場合のみである)
だけど、障害年金が出るわけでもないし、発達障害支援センターも障害者枠での雇用も、あくまでも対象としているのは「体調が安定した個体」であるから、そうでない個体にとってこの救済策はほとんど意味がない。
私は、自分の障害に気づき始めたころから、何も救済策がないのであればせめて安らかに死なせてくれと思うようになった。
自分が生きて行けるだけのお金が稼げない
お金を稼ぐ能力がない
人はお金がなければ生きて行けない
それならば死ぬ以外に方法がない
だったら安らかに死にたい
安楽死の権利が欲しい。
この社会に生きる場所がないのであれば、そのくらい許されてもいいはずだ。
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当事者のブログがあったが、このブログに私はもう、全面的に同意する。
たまたま、こういう個体に生まれついてしまっただけのことなのに、非常に残念なことである。
来世はサカナに生まれるのが私の願いである。
おわり