先日、こんな増田があった。
これを読んで私がつけたコメントがこちら。
働くの不安なニートちょっとこい派遣社員やってみろ【追記あり】
増田よりはるかに低能な私が来ました。仕事に行ったらまず次の日高熱を出して寝込む。体がガチに弱い人ってどんな仕事に就けばいいんだろ。朝出勤するだけで職場で気を失って倒れるみたいなレベルの人…
2020/07/20 00:29
じつはこれ、現在進行形で私自身がこんな調子なのである。だから働く事はできないので、家でほとんど寝たきりになっている。
「極度に体が弱い人はどのような仕事ができるのか?」というのは、かなり昔から不思議に思っていたが正解がいまだにわからない。社会のほとんどの仕事は最低限の体力があることを前提に設定されているからだ。やはり「職に就く事自体」が贅沢で、生活保護が通ればマシ、最悪餓死という感じなのだろうか。
ほぼ寝たきりのままで何ができるかと言うと、内職とか株とか?ずーっと疑問なので、誰かわかる人がいたら教えてほしいくらいです。
ちなみに私は10代のときに7年ほど引きこもったんですが、その後なんとか働こうとして近所のファミレスに応募、歳が若いので採用されてファミレスのキッチンで働こうとするも次の日にはもう39.2度の高熱が出て気づいたら昼2時すぎ、店長から怒りの電話がかかってきて「ウチ、そういう子いらないから。今すぐ店に来るか辞めるか決めて!」と言われて実質クビ、その後飲食店で週3くらいのバイトをするもこれも体力がもたずにギブアップ、疲れとADHDからミス頻発。「どこか悪いの?病気なら治してからまた来て」とこれもまたクビ。へたに見た目は普通どころかタフそうな見た目をしてるのでよけい責められて大変。
私の体の極端な弱さはおそらく発達障害から来るものだろうというのを何年か前に医師に言われたりしたんですが、それにしたってあんまりに無能すぎてやるせなくてどうしようもない。だから私は雇われて働いた経験というのはほとんどなくて、一人で自分で自営業をやっていたんですけど、これまた経営が失敗して自殺寸前まで行きました。体力的に仕事を請けられなくなったのが大きな原因でした。
私の場合、体がほとんど動かなくなって極端な疲れの原因はおそらくは脳内のセロトニンが少ないことがあるんじゃないかと推測しています。もともと私はアスペルガーなので、脳内物質の異常がおきる可能性も、(通常の人に比べると)高い。4月くらいだったかな。血液検査を一通りしたんですが異常なし。何が原因かというともう脳くらいしかない。同じアスペルガーでも私の父親なんかは外国でバリバリ仕事するタフな人でしたから、おそらくは脳内の物質のタイプが少し違うのでしょう。
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匿名ダイアリーを読んでいると、時々「身内が引きこもりで…」みたいなのが立つんですけど、私はけっこう「これ発達障害と違うんかな」と思ってしまうんですけど、ただもう「体力が落ちてしまって働くこと自体が難しい」という人もいるのかなと思ったりします。
以前あった中高年ひきこもりの記事なんかで、中高年ひきこもりの人がその後どうなるかというとやっぱり自殺が多いんだというのがあって、「あー、そりゃそうだよな」と思ってしまったことがあるんですが、本人だってできれば自殺とかしたくないだろうし、自殺って発見する方もつらいじゃないですか。だから私は自殺には反対です。
…とまぁそんなわけで、私は自分のことは、ほとんどめったにいない無能だと思っているんですけど、好きで無能に生まれてるわけじゃないし、無能を自覚しながらそれでも生きていかなくちゃいけなっていうのはものすごくしんどいです。発達障害系の人にはよくある話なんですが、自分が働くことでまわりに迷惑をかけてしまうというのが、すごくキツイ。よく、生活保護の人とかへのバッシングとかで「働けよ」っていうのあるじゃないですか。あれほんと現状をわかってねーなと思うんです。働くとまわりが迷惑するって人もいるんだよ。
いつだったか、母親に「あんたみたいな人がたくさんいたら社会がまわらない」みたいなことを言われたんですが、これはたしかに自分でもそう思うんですよね。とにかく体調が不安定で、下手すると公共の場所でも嘔吐してしまうし。店で店員さんがゲロ吐いてたら嫌じゃないですか。ほとんどの仕事っていうのは、体調が安定していることをベースにしてるので、私くらいの虚弱な人ばかりになったらたぶん種族として存続できなさそう。
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ところで、少し前にあったシロクマ先生の記事ですが、私は少子化をもたらしているのは低賃金長時間労働だと思っています。
私くらい超脆弱な個体はむしろかなりの少数派ですが、世の中にはタフな人もいて。残業込みの仕事をガンガンこなしたあと、週末は徹夜で車を飛ばしてサーフィン、ガッツリ遊んでまた徹夜で帰ってきて2時間仮眠してそのまま次の週も仕事、みたいな人もやっぱりいるわけです。このくらいタフだと長時間労働に耐えうるので、そういう個体が次世代を作って行くのかなと思ったりします。うわーこれが自然淘汰なのか?知らんけど。私の知人にもこのくらいタフな人はちらほらいて、当たり前のように子どもも作っているし、またそういうとこの子どもはだいたい生まれつき強い。なんか優生思想になっちゃうんですけど、高負荷、高ストレスに耐えうる人間が次世代を作った方が良いんじゃないかと思うんですよ。脆弱な個体だと生きるのつらいし。優生思想?新ダーウィニズム?わからんけど。
自分はもうとてもじゃないけど子どもとかを持つ余裕はなくて、とにかく体がもたなくて無理で、おそらく妊娠する力もほぼないと思うんですが、子どもができたらできたで今度は高確率で障害児なので、う〜ん、これはちょっとなという感じになってきてしまうわけで。
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少し話が戻るんですけど、最近の日本人ってあまりに働かされすぎてませんか。長時間労働が当たり前になっていて、それに耐えられない人はニートとか引きこもりになるしかなくて両極端というか。
生きるために仕事しているんじゃなくて、仕事するために生きてるみたいになってる。低賃金だから長時間働かないと生活できない。そうなったら強靭な個体だけしか余裕を持てない社会になっちゃう。もう実際この状態になってる。
私は仕事するために人生があるなんて思ってないです。ヨーロッパ人みたいな発想だけど楽しむためにあると思っている。なんでか日本人ってあまりそういう発想しなくないですか。なんかギリギリ皆が苦しまねばならない!みたいな…。私からするとそっちのほうがすごく不健全な感じがするんだけど、でも自分のような感覚はかなり変わったほうなんでしょうね。
雑感なのでおわり。