こんばんは。夏ですね…
先日、こんなブログがあって、マジでコワ!!!と思いました。。
怖い。
現代のこの時代で提灯を灯りにして歩いていること自体がすでに奇妙ですよね…?
もしかして過去の人?時空のゆがみ!?(゚ω゚;)
なんとなくですが、そもそも人間ではない気がしてきました…だから写真に写らないのかも。異様に黒いですもんね。姿。
なんか「千と千尋の神隠」で駅で兄を待っている節子みたい(怖い!)
そもそも夜に伏見稲荷に行っててそれもすごい。
この話を何の気なしに夫にしたところ
「あそこは山全体が異界みたいなもんやから。下手したら戻って来られんかったんちゃうん」とサラリ言われ。。
怖い。。
そこからなぜか夫の不思議体験の話になったんですが。
夫の実家はものすごく古い家で、正確にはわからないのですが、築年数としては100年以上経つくらいの家です。
建てられたのは明治時代後期で、天井や柱など、古さの名残があちこちにあります。天井は塗ってあるのかな。真っ黒な木が組んであります。
正確な定義による京町家ではないですが、外観は非常によく似ています。
古い家なので、ときおり不思議な現象が起こるらしく…。
夫は、黒いもじゃもじゃした塊に手足がにょっきり生えた小さな妖怪のようなものを見たり、受験勉強で徹夜して頭がぐらぐらになったときに小さな行列がわきを歩いてきたとか、そんな不思議体験をしてきています。
でも夫実家へ行っていて、いやな感じはしないんですよね。
なので、悪いもんがいるわけではないな〜となんとなく思っていたりします。
夫はこういう体験をしてきているせいか、不可思議な話をサラッと受け入れてくれるところがあります。まぁ本人が体験してると否定派にはならないか。
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洛中(西洞院綾小路東入る)に、「杉本家住宅」という、京都市の文化財に指定されているものすごく立派な町家があります。
だいぶ昔ですが大学の授業がここであり、杉本家の娘さんにいろいろな話を聞いた事があります。
ここは祇園祭のときはいつも屏風を展示しています。ようするに旧家でかつ名家だということです。
杉本家住宅はものすごく広くて、1階から2階へ上がる階段も杉本家の人用のものと従業員用が分かれており、2階は従業員スペースと当主家との行き来はできないように造られている。
さらに隠し階段もある、おまけに間取図には載っていない隠し扉なんかもあるそうで、さながらからくり屋敷のような構造をしています。
(このへんは杉本家住宅を題材にした本がいくつもありますので、お好きな方はぜひ探してみてください。建築史とかになるのかな。井上章一先生もたしか行ってはったと思う。)
杉本家の娘さんは、生まれたときからこの屋敷で暮らしているわけですが、とにかく家が広いこと、季節ごとの行事やしきたりがいつもいつもあるので、ずーっとその暦に従って生きています。
子供のころから友達はあまりいないが、家にいると家そのものの息吹を感じると。
「だから私は寂しいと思ったことがなかった。家の中で、家の存在を感じながら過ごすということをずっとやってきました。私は家が友達でした。」
と話しておられました。今でもくっきり印象に残っています。
杉本家住宅の情報をずいぶん久しぶりに調べたんですが、見学できるようになったんですね。
ここまで本格的なしっかりした町家は維持が本当に大変で、もうほとんど残っていませんので、古い建築がお好きな人は一度見ておかれると良いと思います。
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昔、友達の話で面白い話がありました。
その子の友達の家がこれまたすごく立派な京町家だったんだが、なんとN◯Kから
時代劇の撮影に使わせてくれないかという依頼があった。
その家のおばあちゃん、主演男優はだれかと訊ねて、それが◯◯◯◯。
おばあちゃん激怒、あんな不倫俳優を家にあげるものか!と。
家族がおばあちゃんあれは役やから本人が不倫してるんと違うよ!今度のは時代劇だから不倫はせーへんから、天下のNH◯ドラマやで、といくら説明してもガンとしておばあちゃんは拒否。
おばあちゃんの中ではあの大ヒット不倫ドラマの主人公は実生活でも不倫三昧だと思うらしく、どうにも首を縦にふらないので結局断ったそうな。
おわり