かんどーさんがお着物に目覚められたとのこと。
今日は、着物好きの人がめぐってみて「うわぁ♡」と目を輝かしそうなお店のご紹介をしたいと思います。
京都に来るみたいなことを最後のほうで書いてらっしゃったので、何かの参考になればと思い書いてみたいと思います。(地名など、わかりにくいものを書いてしまうかもしれませんがご了承ください…)
着物って不思議なんですよね。ぱっと一目見た瞬間に胸をぎゅっと掴んでくる着物があったり。着物との出会いはまさに一期一会です。
ちなみに私自身は古典的な、正統派の着物がとても好きなタイプなので、今回載せるお店は古典方面多めという感じです。
■富宏染工
ここは本当にすごいです。皇族の着物を作ったりしてます。正統派の京友禅の工房。
http://www.tomihiro-kyoto.com/jp/fujiiHiroshiKimono/item.html
富宏さんの着物はとにかく美しい着物なので、ぜひ知ってもらいたいと思い載せました。どこでこのお着物が買えるのかは私にはいまいちよくわかりません…。市美術館での展示で訪問着とかを見たことがありますが、それはもう、宝石のようにきらきら輝いて本当に美しかったです。一応、工房の一角に小さなショップがあるんですが、小物とかバッグが置いてあります。
たしか工房見学ができたはずなんですが、申し込みとかどうやるんかな。
ここの娘さんが知人なので聞いておきたいと思う。
■アンティークきものやゝ
http://www.yaya2002.com/index.html
ちょっと前も遊びに行ってきたんですけど、とにかく目の保養になります。ものすごくセンスが良い着物が置いてある。そこそこのええお値段します。
お店自体もとても素敵なしつらえになってますので一見の価値がある。
着物以外にもアンティークのおもちゃなんかも置いてあってそれがまたいちいちセンスが良くてシビれます。オーナー女性のセンスが本当に良いんだと思います。
■今昔西村
貼っておいてなんですけどちょっと見づらいHPですな…。老舗のすごく立派な品揃えの着物屋さんです。量もすごくあります。
■はなを
ここは下鴨にある高級着物のレンタル専門なんですけど、ものすごくセンスが良いんですよね。写真を見てるだけでもすごくうっとりしてきます。
このはなをさんがされている、リサイクル着物のショップが
■リサイクル着物 お花
■宮川徳三郎商店
ここはちょっと京都の中心部から離れたところですね、四条烏丸(しじょうからすま)から阪急(大阪・梅田方面行き)に乗って10分くらい。阪急は速いのですぐです。
アンティーク着物が好きな人は行く価値はあると思います。検索してHPを見たのは初めてですが、知ってる人がモデルやってる…(京都は非常に狭い町なのでこういうことがよく起こります)
■おはりばこ
すごく素敵なかんざしのお店です。女の子に大人気。
つまみ細工かんざしの体験ができます。(このHPにも知ってる人が出てくる…)
おはりばこの花嫁道具がすごく素敵で憧れていたときがありました。
ほんと綺麗なんですよ。
http://item.rakuten.co.jp/oharibako/b2-301/
■千總(ちそう)
京都の老舗呉服店。ものすごく上品な着物を作り続けています。
ヨージヤマモトとのコラボとかもしてる。
大きなビルの中にギャラリーがあって、そこでいろいろな展示をしています。
京都の中でも古典着物の最高峰みたいなお店。
■荒川益次郎商店
京都の中心部に「室町通り」というのがありまして、呉服問屋のメッカなんですけれども、そこにある半襟の専門店です。
半襟も奥が深くて、高いものは10万とかしたりする。舞妓さんがつけてるゴージャスな半襟とかは8万〜10万くらいだったりします。
■祗園 ちょぼや
http://gion-choboya.com/muscat1b/
ここはちょっとカリスマな店。芸妓さんとかの御用達。
ほとんどフェチシズムの世界なくらい曲線美が芸術的。本当に美しいうっとりするような履物。
■龍村美術織物
龍村さんの工房はちょっと遠い場所にあるんですが、申し込みをしておくと工房の見学ができます。
ここの息子さんは知りあいなんですが、なんかすごいオーラがすごいです(意味不明)
織物を体験してみたい場合は行かれてみてください。
西陣織の大家って何人もいるんですけど「龍村平蔵」はやっぱり「おお」みたいな位置にいる人で、そのご子孫が現在の当主。
■てくてく京都
京都に山ほどあるレンタル着物のお店ですが、正絹の着物をレンタルしてくれる店というのは案外少なくて、おお、こりゃ素敵やなと思うような着物で烏丸付近を歩いている人がいたら、だいたいこの店のレンタルです。
すごく上品なスタイルを提案されているのが良くて、ロケーションも良い場所にあります。良心的価格で普通におすすめ。混み合っているのでかなり前からの予約がいるかも。
■イロドリキョウト
カラフルでポップなアンティークの着物レンタル店。
ここまで鮮やかだとちょっと若い子むきという感じがしますが、ハマる人は大好きだと思う。
アンティーク着物というのはとても戦前とは思えないほどの斬新でポップ、サイケなものがときおりあり、昔の人の感性に驚かされます。
■分銅屋足袋
http://www.kyoto-agarusagaru.com/bundoya/shop_detail.php
着物にこっちゃって足袋まであつらえはじめたらすごいよね。
知りあいに何人か白足袋族の人はいるけど、やっぱり誂えたりしてるんだろうか…。
■ichimanben(いちまんべん)
分銅屋足袋は三条通りぞいにあるんですが、そこから東にてくてく歩いて行くと、
コンクリなのにレトロで瀟洒なビルがあるんですが、そこにある着物屋さん。
いつも表に着物を着たマネキンがいるのでそれが目印。
http://blog.livedoor.jp/ichimanben2/
■和風館 ichi
いちまんべんからごくわずかに東に行ったあたりにあるモダンでかなり奇抜な着物の店。(アンティーク着物ではありません。)三条通の南側にあります。
■itonowa (いとのわ)
旧島原遊郭の大きな町家を改築して、小さなお店がたくさん入っている建物。
子どもの着物のお店やアンティーク着物のお店があります。
お店自体はものすごく小さいので量はそれほどないと思いますが、こぢんまりしたショッピングモールなのが楽しい。
島原一帯は遊郭の地域なので町の雰囲気が全然違います。ほんと、いまだに別世界。
■天神さん、弘法さん
https://allabout.co.jp/gm/gc/76657/
これをはずしたらあかんやん!と思いましたので追記。
弘法さん(東寺)が21日、天神さん(北野天満宮)が25日になります。
まぁすごいですわ。とくに午前中がすごい。
着物好きな人はぜひ行かれてみて欲しいですが、現場は取り合いじゃないですけど、買おうと思っていたものを自分のわきに置いておいたら横から取られたとか、そういうのはザラにあるので、そこだけ注意してください。
バスとかももうすごい混み合います。すごい人です。
■SOU・SOU(そうそう)
http://www.sousounetshop.jp/?no=6&mode=cate&cbid=482404&csid=0
SOU・SOUにも浴衣や着物があるのでとりあげてみました。
四条河原町、裏寺町付近にSOUSOUのお店が集まっている区画があるんですが、SOUSOU好きにはたまらない空間だと思います。
カラフルな足袋とかがあるんですね、これはかわいいなー。
http://sousounetshop.jp/?mode=cate&cbid=122459&csid=33
あとね、sousouのバッグとかって和装にも不思議と馴染むんですよね。それでとりあえず載せておきます。
番外編
■長吉呉服店
祗園甲部で長いこと舞妓〜芸妓をされていた女性が、ご実家の呉服屋を再建されたお店なんですが。すごくかわいらしい上品な着物でセンスがすごく良いのです。
お店自体は京都ではないので番外編です。
■居内呉服店
http://sitateyasan.chicappa.jp/gofukuyasan/
こちらは大阪の呉服商なんですが、ものすごく個性的な作風なので取り上げてみました。ほかにない着物を着たい人には良いんではないかと思います。色使いがすごい!
番外編その2
■えびす屋
人力車の大手です。祗園や嵐山にある。
京都で着物をレンタルしてしゃなりしゃなり歩いてる人はたくさんいるんですけど、やっぱりそこはあと一歩踏み込んで人力車に乗ってほしい!
やっぱり着物で人力車ってめっちゃ絵になるじゃないですか。
■井筒
老舗の法衣店である「井筒」の先代社長である井筒雅風氏は、日本の服飾研究の金字塔みたいな人だったんですが、その研究をもとに作られているであろうページです。すごい!
井筒には「風俗博物館」というのがありまして、源氏物語の世界を再現した巨大ジオラマを展示しています。風俗ってついてるけど性風俗じゃないですよ、平安風俗って意味ですよ。(HPの場所と違う場所に転居してるので、ご注意ください)
■櫛まつり(安井金比羅堂)
http://milky.geocities.jp/kyotonosato/gyoji09/09kusi06.html
東山の安井金比羅堂で9月に行われる時代絵巻行列です。
知人もこれに出てはったなぁ。着物が好きな人は好きだと思いますので載せておきます。
■弥栄(いやさか)
実はここは知ってる人のお店なんですけれども、ものすごい探究心で平安装束を調べ上げて、オーナーみずからが針もってこつこつ縫いあげてるんですよ。私は門外漢なのでわかりませんが、山科流とかね、縫い方の流派がきちんとあるらしいです。
あんまり本格的ですごいのでお値段もそれなりにいくんですが、もう本当に本格的ですごいのです。一生に一度の記念とか、そういうレベルの撮影ならよいんじゃないかと。子どもの平安装束とかものすごくかわいいですよ。
倉木麻衣が新作のPVで平安装束を着ているのですが、ここの十二単だそうです。
おわり