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けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

アダルトチルドレンについて思うこと

ブコメでコメントをいただき、少し追記しました。

 

先日から匿名ダイアリー界隈をにぎわわせている増田が、とてもつらそうな状態になってきた。読んでいて泣けてきた。

anond.hatelabo.jp

 

もしかしたらこの人は、夫からモラハラのようなことをされているのではないか。

だから外へ救いを求めて、それが不倫という形でしか行えないと思い込んでいるのではないか。

 

以前、柴門ふみの恋愛関係のエッセイを読んでいたら、とても面白い記述があった。

男の浮気は体の欲がほとんどだ。

一方、女の浮気というのは心理的なものだ。

誰かに話を聞いてもらいたい、さびしい。話を聞いてもらう代償として体を与える。それが女の浮気なのだそうだ。

もちろん女にも性欲はあるが、男が性欲メインで浮気に走るのに対し、女が強い性欲から浮気に走るというのは、男に比べるとかなり少数らしい。

(あくまでも柴門ふみの統計なので本当のところは知りません)

 

 

この増田はアダルトチルドレンなのではないかと思ったので、当初からそういう主張のコメントをつけてきた。

 

私自身もアダルトチルドレンだ。

そのことで苦しみが深かったため、自助グループに通っていたこともある。

自助グループへ行くと、人生に苦しんだ人にたくさん出会う。

 

私はこれまで「発達障害がつらい」というエントリをいくつか書いてきたが、これは実は違うのではないか。つらいのはアダルトチルドレンなのではないかと思うようになった。

発達障害の特性を持って生まれても、周囲から愛情をたくさん注がれ、自己肯定感に満ち満ちた人もいる。彼ら彼女らは、安定した心と自己肯定感、自己尊厳感を持ち、その武器で社会できちんと戦っていけたりするのだ。

 

逆に発達障害の特性を持っていなくても、機能不全家族に育ち、他者との信頼関係を築くことができず、親からの暴力に怯えて育った人は、自己否定感情に強く囚われ続け、そのことで一生苦しみ続けてしまう。わざわざ自らを苦しめ、追いつめる選択をしてしまうから、ハードな人生を歩んでることも少なくない。自助グループでは、精神面の苦しさのあまり自傷行為をしている人がかなりいた。

 

 

私の行った自助グループで印象的だったのは、対人関係に悩むあまり長期的なパートナーとの信頼関係をうまく築くことが出来ない人がとても多くいたことだ。

いい年だが、誰も結婚していなかった。機能不全家族で育ったために、どのような家庭を築き上げればいいのかがわからないのだ。

アダルトチルドレンというのは、いわばサバイバーだ。

彼らにとって「家庭」とは、心休まる場所ではなく、暴力に満ちた場所だった。

彼ら彼女らには、どのような状態が本来あるべき家庭の姿なのかうまくつかめない。

だからできるかぎり家庭を作ることから逃げていく。かつてあった恐怖を思い出すからだ。

 

築き上げた人間関係をぶちこわしてしまう人もいる。

そのほうが自分にふさわしいと思うからだ。

 

 

今から20年くらい前に、「アダルトチルドレン」という言葉が出てきたころ、この言葉を大きく誤解する人が多くいた。

そして、「親のせいにするな」という風潮が吹き荒れた。

アダルトチルドレン=ACは、今も基本的には忌避されがちな概念だと思う。

しかし、実はもう、かなり多くの人がアダルトチルドレンとしての苦しみを抱えていて、それをどうしてよいのかわからなくなっている。こういう場面を私はよく見てきた。

 

生まれてきたことを肯定できず、すぐに死にたくなったり、人間関係のパートナーシップに居心地の悪さを感じるのはACの要素がとても強いだろう。

 

以前もこのブログで書いたが、自己肯定感がきちんとあって、健全で幸せな家庭に育った人は、その家庭の心地良さを知っている。だからすみやかに結婚して行くし、家庭を持つことにためらいがない。

だが、ACの側面を持つ人はここにためらいが出てしまうので、家庭を持つ事をとても躊躇する。増田のように家庭をすでに持っていながらも、どのようにそれを維持してよいのかわからなくなっている人もいる。

本当は、アダルトチルドレンに苦しむ人はもっともっと多いのではないか。

 

家の中のことは外には見えない。

だから難しい。 

 

増田はすみやかに心療内科もしくはカウンセリングの門をたたいてほしいと思う。

 

 

※追記※

こんなコメントをいただきました。

アダルトチルドレンについて思うこと - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

昔、幼少時に父親から酷い虐待を受けて育った女の子と付き合ってるって男の人から愚痴聞かされたけど、彼は彼女に今までのぶんも愛情を注ぎたいのに彼女はいつも彼に喧嘩を売り暴れるので辛いと言ってたわ。

2016/12/22 09:48

b.hatena.ne.jp

 

おそらくですが、ボーダー(境界性人格障害)だと思います。

私自身も、かなりひどい虐待を受けて育ったので、20歳頃にはもう立派なボーダーになっていました。

ボーダーの人というのは、相手が虐待されずに育った事に強い嫉妬心を持つことがあります。自分がいくら望んでも手に入らなかったものだからです。

相手のことを好きなのですが、同時に恐ろしいくらいの嫉妬心を持っている。そういう中で自我がうまく保てずに錯乱したり自傷をしたりする。へたすると愛情を注がれることに苦痛を感じて逃げ出したり、プレッシャーを感じたりします。

相手の愛情も試します。だからボーダーと付き合うと、付き合った人は試し行為と自分の愛情とのあいだで気持ちが錯綜して、恐ろしく疲れ果てます。

これはもうプロの領域です。素人が愛情でなんとかできる次元ではないということをはっきり知ってほしい。

 

 

 

 

おわり