けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

いろいろ雑感

今日のブログは散文というか、書き散らしです。

 ■

DaiGo氏の一件が大炎上しておりますが、私はあれは炎上商法なんだろうなぁと醒めた感じで見てます。ただ、ああいうことを有名人が言ってしまって、それで感化されちゃって「ホームレスは迫害してもいいんだ」となって実際に行動に出ちゃう人って、DaiGo氏本人よりホームレスに近い存在なのかなと思うと、なんかもうこの世の仕組みがひどくやるせないものに感じてきますよね。

DaiGO氏本人は今回の炎上でどちらかというと自分のシンパを増やして、さらに注目を集め、それを謝罪することでまた注目を集めて、収益化するというすごいマッチポンプなわけで。彼を非難する人もまた養分だと思うとなんかすごいねえ。

nenesan0102.hatenablog.com

 これは去年の暮れも押し迫った時期に書いたブログなんですが、少し前、半年ぶりくらいにこの知人が突如また私に電話をかけてきたんですね。

嫌な予感はしたんですが、何かと思ったらまた「金貸して」でありまして。

あれ?Aさんあなた無事に生活保護になってたはずだよね?と思ったら「来月から新しい会社で働くことになったが、生活保護費を使い切ってしまったので貸してくれ」と言うのです。しかも証拠が残らないように電話で。「支援団体の人には絶対に言わないでくれ」と。

はえ?となって、支援団体の人にこっそり連絡をとってみたんですね。

返ってきたメールを見てびっくり。支援団体の人、本当に本当に良い人なんでしょうけれど、支援団体としてじゃなく、個人としてAさんに合計で何万円もお金を貸してました…。

このやり取りをした時点でまだ返ってきていないお金があった。

f:id:nenesan0102:20210814193317j:plain

↑支援団体の方が私にくれたメール

 

おそらくですが、私も、「こいつなら押せば貸してもらえる」ってなんかロックオンされてるなぁって感じで。

支援団体の人は、「今回のお金が返ってきたらもうAさんはブロックします」と言っていて、そのお金が戻ってくるのと同時に私もAさんをブロックすることにしてしまいました。だって、こちらを金づるとしか思ってない人と付き合うの精神的にしんどいもの。 

DaiGo氏の発言があった後に、なんでこんなこと書いてるんだと言われそうですが、もしこれで生活保護という制度がなかったら、Aさんはもっとひどく困窮していて、精神状態もひどかったと思う。

なので私自身は生活保護制度はやっぱりあるべきだと思っています。

 ■

生活保護の人やホームレスの人に関していうと、脳の障害とかなり深い関係があります。

www.gentosha.jp

ホームレスの人のうち、3割以上の人に知的障害があって、それ以外でも発達障害統合失調症などのハンデキャップを抱える人が少なからずいるわけです。

 

厚労省の調べですが、無料定額宿泊所だと、実に7割近い人がなんらかの障害及び痴呆症であったという調査があり、生活に困窮する人々と脳(精神)の障害は切り離せないものだというのがわかる。

www.asahi.com

 DaiGo氏はたくさんの本を読んでいるようなので、こうした関係性を知らないとはとても思えないのですが、炎上した方がオイシイならそんなん知らんわって感じになるかもしれないですね。もしかしたら弱者関連とか貧困研究の本とかは一切読まないタイプかもしれないけど。

 私は以前から哲学者の鶴見俊輔が好きなんですけど、思わずこの本を思い浮かべてしまった。DaiGo氏って本たくさんある部屋で撮影とかしてて、俺は知識があるんだぞーという感じでやってますけど、あなたの読んだ本はどこへ行ったんだろう。どうやってその考えを持つようになっていったんだろうって思ってしまったりしました。すいません皮肉です。

ちょっと話題が逸れちゃうんですけど、こんな増田がありました。

anond.hatelabo.jp

私はこの増田のブコメで、「脳の疾患が治るようになったらすごいな」というコメントを書きました。

前のホームレスの話でもありますが、ホームレスの3割を超える人に知的障害があって、その障害ゆえに社会に適応できなかったり、もっと言うと、知的障害の程度が重い人ほど社会に戻りたいと思わないという調査があったりします。

www.min-iren.gr.jp

f:id:nenesan0102:20210814225012p:plain

(民医連の調査から抜粋)

 私自身は知的障害のない発達障害なんですけど、動作性IQの一部は68しかなくて、これは知的障害の範囲に入る数値です。そうするともう人ができることが全然できない。私自身はすごく頑張ってるつもりなのにびっくりするくらい作業も遅いし、いつもそれで叱責されて殴られたりして育ってきて劣等感とかも凄まじいわけです。

そうなると知的障害のある人があちこちで責め立てられてすごくしんどくて、社会適応ができないっていうのもすごくよくわかる。ホームレスでも生きていけるならそっちのほうがまだマシなんだと思うくらい今の社会というのは高い能力を要求されて、それが普通になってしまっている。

生活困窮者の人はなりたくてなっているわけではないし、その背景にかなりの割合で脳の障害や疾患が存在するとなると、これはもう致し方ないものとして社会全体で包括的に救い上げるしかないんですけど、Daigo氏、当初は「じゃああなたがホームレスの人を家に入れてあげて助けてあげて」というような事を言ってたんですね。これ、よく聞く話なんですけど、ほんとズレてるなぁと思います。

 

 あと、DaiGo氏が猫を引き合いに出したのは本当に良くないなと思います。虐待したがる人に餌あげちゃったようなもんで。猫ヘイトを煽ってしまったなと思いますね。

 「野良猫に餌をやらなければいずれ消えていなくなるだろう」って考える人がしばしばいるんですけど、そんな簡単なものじゃなくて。いざ餌をやらなくなれば猫の方も命懸けですから、ゴミでもなんでも食べて生き延びようとするし、家に入り込んで食べ物を盗むようになるし、そうなったらそっちの方がよほど酷い有様になるというのがわからない人がこういう事を言ってしまったりします。

著名人で猫好きを公言してるわりに猫の虐待事件とかには知らん顔決め込む人ってかなりいるけど、そのタイプなんだろうか。

 

お金のため、自分のためだけに動くの、影響力のある有名人なんだからやめたほうがいいと思います。って私のこんなブログとか読んでないでしょうけど。

 

 

 

 

雑感なのでおわり