名指しではありませんが、言及されました。
もともとの発端はこちらのブログの私のコメントです。
「なんで離婚されたのかわからない」という男性の話を読んで思ったこと。 - うさるの厨二病な読書日記
世の中の夫の大半は奥さんにすごく甘えてると思うけどなぁ。奥さんの負担を考えもしないというのもあるあるだと思う。女性側は減点方式で、小さな不満が積み重なってある日ドカンとキレる印象がある
2017/06/14 11:42
ブログで、こんなふうに言及されたんですが…
女性としては、常にその場で臨機応変に判断して気を利かせて欲しくて、それが満たされないと不満に感じちゃうのかなぁ。 で、なんかそれで「文句を言わない」ことを「夫を甘やかしてやってる」って脳内変換しちゃうのって無茶苦茶自分に都合いいよね。
「女性から見ると男はたいてい鈍感であり、男から見るとたいてい女性は理不尽である」という話 - この夜が明けるまであと百万の祈り
こう書かれていたんですが、私が考える「甘え」とまるで種類が違ったので、ブログを書きました。ちなみにこの文は私にとっては「???」でした。
私が想定していた「甘え」というのは、夫が自分でできることを奥さんにやらせてしまう事を指しています。
少し前にあったこの記事も、構図としてはとてもよく似ていると思う。
夫がやらないで放置して記憶から消し去ったものを、奥さんがこまめに回収して片付けをしているから、だから家が綺麗な状態に保たれているのに、その事に夫が気づかないということがすごく多い。
この夫の行動の心理背景には「俺がやらなくても奥さんが片付けてくれるからいいや」という気持ちがどこかにある。これが「甘え」だと言いたいのです。
「甘え」で思い出したのですが、私はごく小さな頃、団地に住んでいたのですが、
実にさまざまなお父さんがいました。
これはもうほとんど病的だと思うのですが、ある家のお父さんは、家に帰ってくると玄関に直立不動で立っているそうです。そこへ奥さんが「おかえりなさい」と着替えを持ってやってきて、スーツから靴下まで、全部を脱がせて着替えをさせてやる。
奥さんが着替えさせないと、いつまでも玄関で直立不動のまま立ち続けているんだそうです。(怖い)
これはかなりヤバイレベルでしょう。仕事で疲れてしまって、もう家では何もしたくないという心情なのはそれなりにわかるのですが、幼児がえりもいいところだと思います。ひどい甘えだと思います。家で何もしない夫のことを「大きな長男」と揶揄する言い方がありますが、長男通り越して大きな赤ちゃんですよねもう。
この例はちょっと極端ですが、奥さんが夫の面倒を見ているうちに、「あれもやって、これもやって」と夫の要求がエスカレートしていくことはよくある事だと思います。
奥さんには「大人なんだからこのくらいは自分でやってよ」というのが少しずつ積もって行く。
このときに、不満を小出しにして「あなた、申し訳ないんだけどこのくらいはやってほしいんだけど」と言っても、奥さんに甘えた心理状態の夫は基本的にそれを流してしまいます。ほとんどの夫が奥さんの不満の小さなシグナルをスルーします。「えー、めんどくさ〜」「うるせーな」とかそんな感じで、全然受け止めないんですよね。そしてすぐに記憶から消えてしまう。
気持ちが伝わらなかったことで、ストレスを溜め込んだ奥さんが、ある日突然泣いて髪の毛を振り乱しながら不満を訴えたり、夫がわけがわからないくらいに激怒したり、いきなり実家へ帰ってしまったりするのにはこういう背景があると思う。男が鈍感だと言われるのはこのへんに由来があると思います。
そして言われた夫は「いきなりキレた、女は理不尽だ」「なんで言ってくれなかった」「早く言え」となる。言ったのに…。
このへんも男女あるあるです…。
私がブコメで書いた「夫は奥さんに甘えていることが多い」というのは、このことを指していたので、返答ブログを書いてみました。
おわり