【石田氏】雑感をつれづれと書いてみる【どこへ行く】
大学を中退して起業したあの石田氏、すごかったですね。バズり方がめちゃくちゃえらいことになってました。
…と思いきや、こんな記事が。(元記事は削除。私は魚拓を読みました)
このレンタさんという方はとても優しいひとですね。
しかし1部屋しかない空間に他人同士が暮らすのはかなり息がつまると思います。石田氏に転がりこまれて大変でしたね。。
自分の記事で恐縮ですが、石田氏の事がバズッていたときに、私もこんな記事を書きました。
私はいわば穏健派みたいなところがあって、人生は一度しかないのだから、やりたいだけやればいいけど、とにかくリスクヘッジ忘れんなよというスタンスです。
その後、石田氏に対してのインタビュー記事が出て、これがホントすごかった。
石田さんの「自分で自分の人生を選びたい」というお気持ちは、まぁ僕も近いとこあるのですごくわかります。
ですがその先にあるリスクも知った上で、注意しつつ、足元に気を付けつつフリーランスという獣道を歩いてほしいんですよ。今回みたいにネット中から批判の十字砲火を浴びるタイミングと、具合が悪い時期のタイミングが重なると、結構ヤバいですよ。フリーランス、自殺するひとめちゃくちゃ多いんで。
これすごいですよね。。バッサリ言われて石田氏もビビってしもてるし。。
私はこれを読んだとき「ああ〜ほんまや、ほんまや」とうなずいてましたね。
私自身が小さなお店を経営していたので広義の意味では起業家に入るんですが、 仕事がうまくいかなくなって貯金も底が見えてくると、死ぬ事しか考えなくなって行きました。この時期はもう本当に苦しかった。
私は5年ほど自分のお店をやっていたんですが、結局もたなくて今年の5月に店をたたみました。この間、自営業の私に話を聞きたいという人が数人現れて、そのたびに自分が持てるだけの知恵を会った人たちには伝えてきました。
私が、石田氏について「大人ができるかぎり知恵をさずけたほうがいいんじゃないか」と言っていたのは、自分自身が起業して非常につらい経験をしてきたからです。
起業したいと望む人はちらほらいるのですが、仕事がどこかから降ってくると思っている人が多い。
なぜそう思ってしまうのかよくわからないんですが、組織で働いて仕事に追われて、この量の仕事を自分でフリーで受けたら儲かるのになとか思ってしまうのかもしれない。
石田氏も、あれだけバズったから仕事がボンボン飛び込んでくると思っていたのかもしれません。
レンタ氏のブログ(魚拓)にも出てきますが、起業家でグイグイ行ける人というのは、普通の会社からは飛び出してしまうくらいエネルギー過多で、とにかく外へ向かうパワーがある人が多い。
私自身、いろいろな人を見てきたわけですが、ちょっと変になって宗教みたいな方面へ行ってしまった人や、どうにもやっていけなくて会社員に戻った人、親や奥さんに食べせてもらっている人、某宗教団体がバックについていてそれで保っている人、今まさに厳しい人、いろいろな人を見てきました。
フリーランスになると、めちゃくちゃ勉強し続けないといけない。
これは自分自身に対してのいましめの言葉でもあるんですが、とにかくひたすら勉強。膨大に勉強しなければいけないことが出てくる。
フリーランスは、自分の知識や技量やアイディアをお金に替えて生活の糧にしていくわけですから、人よりも抜きん出てそれらを持っていないとすぐに埋もれていく。
だからたいていの人が常に勉強しているしアンテナを尖らせている。だからすごく疲れてくるしストレスも多大にかかってくる。
勉強することが嫌いな人が起業の道を選んではいけないと思っています。
どのくらい動けるか、人と会って話ができるか、自分のアイデアを現実のものにしていくかというエネルギー総量は、個人差がとても大きい。これは端的に知力とか体力とかとはまた別のもので、もともと持っている人は持っているし、持たざる人は持たないのですよね。だから気力があまりない人が起業家の道を選択すると転落と紙一重な感じがします…。
あと、少し前のエントリでも書いたんですが、自己肯定感が圧倒的にないと起業してもやっぱりポシャってしまう確率が高くなると思う。私は自己肯定感があまりにもなかったのでとても苦悩しました。
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石田氏はどこへ行くんでしょうね。しんどい部分もあると思いますが、人生一回しかありませんので、後悔しないように頑張ってほしいです。
おわり