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けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

氷河期世代と結婚について雑文

headlines.yahoo.co.jp

こんなニュースがあったが「10年遅い」という意見がちらほらあった。そういえば10年前もちょうど安部政権である。

もうさすがに氷河期世代を「自己責任」と片付ける人はかなり少なくなったが、当時の自己責任論は本当にすごかった。バブル期入社組と氷河期世代との差がかなりあり、氷河期世代の社員だけがごっそりといない会社もけっこうある。

私のまわりもそうだが、氷河期世代は相当な能力のある人でも正社員になれなかった時代だ。早慶上智クラスで就活に失敗して非正規になった人がかなりいた。この政策は、そういった本当は実力があるが、たまたま非正規になってしまった能力のある人を救済しようという政策であって、おそらく何のスキルもない人材ははなからおよびではない。

氷河期世代を正社員化、採用の企業に助成へ (読売新聞) - Yahoo!ニュース

助成の悪用が後を絶たないのにまた作るのやめて欲しい、不要になったら「解雇にしたら助成金がおりないから自主退職してくれ」って言う会社が確実に出てくる。

2016/10/31 15:29

b.hatena.ne.jp

 

 

こんな記事もあった。

www.kandosaori.com

かんどーさんも氷河期世代だ。かんどーさんは叩き上げでここまで来た。彼女がこれまで女社長としてものすごく奮闘してきたことは、ブログを読めばよくわかる。

私も1人で個人事業主をやっていたからわかるが、結婚していない女を舐めてくる男性がいる。独身女性というだけで足元をみられる。恐怖だった。だからかんどーさんもこれまでに本当にいろいろな苦労をしてきたと思う。

「子どもを出産して育児しているあいだの生活費は生活保護ではどうか」という発言が出てくるが、生活保護は最後の砦だから貯蓄があると支給されないし、そもそもかんどーさんは車を持っているので、車を理由に受給は認められないだろう。そして三等親まで扶養照会が行く。生活保護はわずかな貯金さえ持てないから一度生活保護に行ってしまうと抜け出せなくなってしまう。次に事業を起こすための資金も貯められない(貯めた時点で保護が打ち切り)ということになる。この制度上の欠陥、どうにかならないものかと思う。

働いている女性のうちじつに7割近くが非正規だが、非正規にも産休育休はない。名目上はあるが非正規の女性が妊娠したら首になるのが当たり前だ。出産育児に何の保障もないという点では、女性経営者も非正規雇用もそこは同じだ。

こうして見ると、そら少子化にもなるよなぁと思う。

竹中平蔵は、日本人のすべてを非正規雇用にしたいようだが…

f:id:nenesan0102:20161101231030j:plain

小泉&竹中政権こそ、日本を弱体化した張本人だと私は思う。

 

氷河期世代少子化がごろりと進んだ世代だ。以前、医療費の制度を調べていて感じたが、氷河期世代団塊ジュニアだから、この世代でベビーブームが起きるであろうという予測を立てて制度設計がなされている。だからベビーブームが起きなかったことで、年金にしろ医療費にしろ、本来あったはずの制度が立ち行かなくなるのが決定的になった。

 

かんどーさんがブログで書いているように、自営業の女性にはたとえ妊娠しても何の後ろ盾もないし保障もない。子どもを産む程度のことで国に頼るような人は最初から子どもを持つなというのが、この国が出してきた判断なのだろう。

男性経営者が当たり前のように子どもを得て「これからは子どものためにも邁進します!」とやっているのと大きな差がある。ビジネスの第一線にいる女性の場合、子どもをいつ産むかはキャリア形成に大きな影響を及ぼす。男性がほとんど影響がないのと雲泥の差である。

かんどーさんが自営を選んだ経緯をどこかで読んだ記憶があるが、おそらくだが、その時点で「あれ、このまま自営で行ったら、私どこで子ども生むの!?」とハタと気づいていたら、もしかしたらかんどーさんは子どものために起業せずに雇われる道を選んでいたかもしれない。

私も発達障害があるが、かんどーさんにも同じ障害がある。発達障害の人は長期的な視野で計画をすることがすごく苦手だから、こういう部分が出てしまったのかもしれない。

 

以前、発達障害についてのブログを書いた。

 

nenesan0102.hatenablog.com

 

すると、こんなコメントをいただいた。申し訳ないけど笑ってしまった。

発達障害について思うこと - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

「とてつもない要求の求人が出て、しかもそれが薄給・・・このひたすらに他者に対する高い要求は一体なんなのか」結婚相手に年収1000万円を要求する家事手伝女性と同じで、発達障害の話とはあまり関係ない

2016/10/15 13:26

b.hatena.ne.jp

結婚相手に年収1000万を要求する家事手伝い女性のことはブログで一切触れていないけれど…なぜ??とても不思議だったが、きっと何か思うところがあったのだと思うが発達障害とは本当に何も関係ない。おかしかった。

 

私の母親はちと毒親風味がかかった人だが、私がまだ大学生のころ「年収1000万以下の男とは絶対に結婚してはいけない。相手を連れてきても絶対に認めない」と強く言われていた。しかも弁護士や医者、メーカー勤務はダメだと言う。医者や弁護士は高給リーマンの代表格だが、その二つがダメだとなると一体どんな人なら良いのか。今でも謎だ。

後になってわかったのだが、母親はまだ若いときにほとんど経済DVとも言えるくらいの生活費で生活をやりくりしていた。生まれてきた子どもは全員が自閉症発達障害だったからそのストレスもとてつもなかった。だがお金がないから気晴らしをすることもできない。母は過労の末に入院していたんだが、この入院費用もやはり気にかかっていたと思う。

年収1000万というとだいたい月の手取りが50万くらいになるわけだが、そのくらいあればしなくて良い苦労をせずに済む。体がつらくて歩けないときにためらわずにタクシーに乗ることができる。そう考えての発言だった。

子どもがいて、それなりの暮らしをしようと思えば年収1000万を理想としてしまうのもわからなくもない。子どもが複数いて、それぞれに教育を受けさせていたら、月に50万はあっと言う間に消えて行く。そのくらい子どもにかかる費用は高くなった。

 

氷河期世代は男性側が結婚できるだけの経済力を持てなくなってしまったため、それに引きずられて女性も結婚できない人が出てきた。

以前、どこかで読んだのだが、人間の女がそこそこの均一な能力や容姿を持って生まれてくるのに対し、男のほうは個体差がとても大きいらしい。これは保育園や小学校のクラスなどを考えてみればかなり納得がいく。女で極端に平均から逸脱した個体というのはかなり少数なのだ。

だから少数の有能なオスを多数の平均的メスで奪い合うという構図になる。景気が悪くなるとこの傾向がより強くなる。安定した経済基盤を持っていて結婚できるだけの男の総数がグッと減るからだ。女性の実に7割が非正規雇用なわけだから、もし子どもが欲しいと思ったら、とにかく何がなんでも正規雇用のそれなりに稼いでいる男性をゲットするしかない。それ以外に子どもをまともに持てる方法が見つからない。

だから私のまわりにいる非正規女性はだいたい子どもはいない。

 

自分のまわりで子どもを持っている人は、中学生くらいの頃から自分はいつ頃に子どもを産んでどんなふうな暮らしをして…というビジョンをしっかり持っている人が多い。年収◯◯万以下の男とは絶対に付き合わないという、したたかで賢い女の人たちが結果として子どもを得ている。肌感覚としてはそう感じる。どう考えてもハメられたなというできちゃった結婚で旦那が高給取りという人がけっこういる。だが子どもが生まれたらやっぱりかわいいもので、だいたいデレデレしている。 

 

それにしても北欧のように出産育児で手厚い保護がある国とは本当に違う。。

氷河期世代の女性で、就活に失敗して不本意ながら非正規雇用に就かざるをえなかった人もいるし、できることなら子どもを持ちたい女性もたくさんいるだろう。もうそろそろタイムリミットが近づいてきている。

個人的には、男性が子どもが欲しいからと若い女性を希望するのと、女性が子どもが欲しいからと一定以上の年収の男性を希望するのとはほぼ同一のものだろうなと思っている。

 

 

 

おわり