けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

9月に不登校になった話

こんな増田があったので、へー、と思いつつ自分の話も書いてみたいと思います。

この増田みたいに爽やかな終わり方じゃありません。

精神病の話、グロ話注意なので、そういうのが嫌な人は読まないでください。

anond.hatelabo.jp

これを読んで思ったんですが、最近はオルタナティブスクールとか通信制高校とか単位制高校とかがあって、すごく多様化してきたし恵まれてもいるなぁと感じます。

私がまだ10代のころというのは、そういった学校も少なく、選択肢もほとんどありませんでした。だからこういうケースはすごく羨ましい。

 

9月1日は中学生の自殺がもっとも多いんだとかで、この時期だけそういった話題が多くなるように思います。

私も、ちょうど中学2年生の2学期ですね。どうにも学校へ行けなくなりました。

そこから7年間引きこもりました。だからある意味で「逃げた」とも言えなくもない。

 

ちょうど1年前ですが、こんなブログを書いてました。

nenesan0102.hatenablog.com

 

中学〜高校生の時期に7年もの長いあいだ引きこもりになったことは、私の人生に暗い影を落としまして、当然ながら就職もできませんでしたし、この時期に学ぶことがごっそりと抜け落ちていて、世間知が足りない半端な人間になってしまいました。

「逃げて」というメッセージを小中学生に送るのは、けして悪いことではないと思うのですが、実際の社会は空白期間を赦してくれるわけではありません。

 

私は引きこもりのために年齢が行ってしまっていたため、就職活動のときには新卒の枠に入れる年齢ではなかったため、もう、しっちゃかめっちゃかになりました。

実社会は厳しいし、少し休むことすら赦されないのが現実だと思います。とにかく瑕疵のない人でないと、まともな職に就けないんだなぁとしみじみした覚えがあります。

 

 

 

ときどきこのブログにも登場するのですが、私の兄は中学生のときに統合失調症を発症しました。家の裏にAさんという宅があるんですけど、兄の部屋の、そのお宅に面した壁から、Aさん一家が兄を罵倒する声が一日中聴こえてくるらしい。

これはもろに統合失調症の幻聴なんですけど、当人は本気で自分が悪口を言われていると思ってますから、裏の家の壁に向かってひどい罵声を浴びせかけたあと、唾をベッ!と吐き出すという行動に出ていました。

ある日、裏にまわってみて、A宅の裏の壁がとんでもなく汚れているのを見て、私は本当にゾッとしました。A家の人は気づいていたと思いますが、汚れはかなり長いあいだ放置されていました。兄はときどき吐瀉物のようなものもAさん宅の壁にむかって吐きかけていて、壁は異様にカラフルになっていました。

 

実は兄にも私にも発達障害があって、兄の統合失調症はベースにアスペルガーがありました。兄の自閉症は私よりもはるかに重いものだったのですが、当時は薬も療育もありませんでした。

 

私は神経が脆いタイプなので、兄が夜中に吠えたり壁を蹴ったりするのは、とても苦しかった。それで不眠になって、ほとんど寝られないままで学校へ行く。私は次第に鬱になっていって、リストカットを繰り返すようになりました。リストカットのために学校で孤立していったのですが、同時に兄のことが「あのへんの地域に狂った人がいる!」と学校で噂になっていました。それがトリガーだったと思います。兄の存在は、私にとって「恥」になっていました。

(ひどい言い方ですが、兄が統合失調症にならなければ、私は不登校にはならなかったのではないかと思うときもあります)

 

やはりもともと障害があるかどうかは大きなファクターだと思います。

もともとの素質に発達障害などがあると、社会性が育ちにくいし、それが原因になってなかなか仕事に就けなかったりします。だから一口に不登校といっても、もともと障害がない人は案外立ち直って行けたりするのではないかなというのが個人的な見解です。

中学2年生の夏休みは、今思い返しても暗黒というか、黒歴史的な意味合いも含めてすごく酷かったなぁという感じがよみがえってきます。

なんとか乗り越えたので、今、こうして生きているわけなんですけど、生きるのがへたくそな人、世渡りが上手じゃない人って、中学生の頃にもうすでにその片鱗が見えてくるなぁと思ったりします。。

 

 増田のように、ロールモデルとなる先駆者がいるかどうかも、運命を分けるなぁと思ったりします。

 

何が言いたいかって、増田の弟うらやましいなぁって事です。

 

 

おわり