けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

人種差別についての雑感

東京へ引越してきてまる3年以上が経った。こちらで暮らしてみて思うのは、外国人が少ないことだ。京都にいた時はとにかく外国人がたくさんいた。観光客もいるし、まず外国人を見ない日がないくらいだった。自分にもいろいろな国の知人友人がいた。

 妹のいた大学には、大学院生が留学生の面倒をあれこれみるという都合のよいプログラムがあったのだけれど、妹が担当になったのはチュニジア系フランス人の女性だった。すごく背が高くて、肌の色と髪の毛の色が黒いけれど、顔つきはほぼ白人という人だった。髪の毛はアフロみたいにちりちりの髪の毛だった。

 たまにアフリカから来たとおぼしき人々を見た。おそらく京大への留学生の家族かなと思うのだけれど、アメリカの黒人と雰囲気がまったく違うのだ。服装も言葉もまるで違う。

 よく家の近所を三ツ揃えのスーツをビシッと着こなした黒人男性が歩いていたので、たまにお互いに会釈をしていた。話すことはなかったけれど、京都のあの暑さの中で常に三ツ揃えのストライプのスーツを着こなしている彼に感嘆した。彼は一体なぜどうして、どういう経緯で京都へ来ていたのだろう。アメリカの人ではない感じもするが、どの国の人かもわからないうちに姿を見かけなくなった。

 

 先日、いつも掃除をしている公園で黒人女性を見た。話すことができたので聞いてみたらジャマイカの人だった。いま、私の住むあたりでは黒人を見る事はすごく少ないのと、ジャマイカ人と会ったのが初めてで、「へー!」となった。

 私の父は学者なのだがとにかく海外が好きで、チャンスさえあればポンポンと海外へ飛び出して行く人であった。観光ではなく人がほとんど行かないような場所へ調査に行っていた。

私が生まれる直前はアフリカにいて、母の「生まれそう」という電報を受け取ってフランス経由で3〜4日かけて帰国してなんとか間に合った。(間に合ってよかった)

 父にアフリカで何が大変だったかというのを聞くと、「黒人の顔が見分けがつかなくて困った」と言っていたことがある。アメリカの黒人のようなタイプではなくて、肌が黒すぎて青黒いレベルの人のことである。それでも数ヶ月経つと見慣れてきて、誰が誰かというのはわかってくるらしい。慣れってすごい。なお、このアフリカ滞在で、父はアフリカ人の驚異的な身体能力をまざまざと目にした。

 

 私が9歳か10歳くらいの時だったと思う。父はまた仕事で1年ほど海外に滞在して帰ってきた。南米のほとんど南極圏に近いくらいのところで、そこまで行くと僻地すぎてホテルそのものがないので、父と仲間の人たちは特別な許可を得て英軍基地に滞在していた。そのとき、その英軍基地に滞在していた日本人は父を含めてわずか数人。その他には英国の軍人と現地の白人(非軍人)しかいないという特殊な環境だった。

 父たちの集団はどこからどう見てもアジア人である。街を歩いているとき、道行く白人から唾を吐きかけられ暴言を吐かれた。この話を聞いた私は大変なショックを受けた。ショックを受けた私を見て、父は「あ、しまった」という顔をした。

私は「人種差別」というものがあるのは把握していたが、そこに日本人が、というか自分の父親が含まれるとは無邪気にも思っていなかったのだ。日本人は黒人ほどは肌の色は黒くない。そのため、ナチュラルに自分たちは被差別側ではないのだと、どこかでそう信じてしまっていた。

 

twitterで、こんな動画を見た。

 この動画の後半で女の子は泣き出してしまう。私は黒人ではないけれどああ、なんかこれわかる…となった。私にとって父は一人の人間だけれど、唾を吐いた白人から見れば「黄色い猿」なのだ。父が、一人の人間として見られなかったことに私は怒った。顔もわからない白人に強い怒りを覚えた。

 父があからさまな人種差別を受けた話はダイレクトにはこの話しか聞いていない。父は本当に様々な国へ行く人だったので、一人のアジア人として、それなりの差別に出会ってきている可能性がある。しかし彼は子どもにはそのような話をけして言わなかった。「しまった」という顔をしたのは、やはり日本人が被差別側だという話を子どもには言いたくなかったのかもしれない。 

  どこかの記事で、「ジェシー・ワシントン事件」についてコメントで書いたことがあった。ご存知ない方もいるかもしれないので記事のリンクを貼る。(閲覧注意、死体写真があります)

ja.wikipedia.org

 ジェシー・ワシントン事件は、1万5千人もの群衆が17歳の少年が生きたまま焼き殺されるのを歓声を挙げて見ていたという、おぞましい事件である。黒こげになった彼の遺体から歯が抜かれて土産物として売られ、リンチ光景を撮影した写真家はそれを絵はがきにして大もうけしたというのがもう、今の時代からすると絶句するレベルだが、この当時、ジェシーの歯を売った子どもにも、骨を売った人にもあまり大きな罪悪感はなかったであろう。

 この時代の黒人のおかれた過酷な環境、白人たちの残忍さ、集団狂気、しかしながらこの場でこれにおかしいと抗議できる人がいるだろうか。抗議をすればジェシーと同じく火にくべられて終わりだろう。

 私はこの事件を知ったときに大変な衝撃を受けた。時代背景を考慮しなければならないが、このグロテスクさはなんだ。ジェシーの母親や父親、そして友人たちはどう思ったか。これが黒人の少年ではなく、日本人の17歳の少年であったなら日本人はどう感じるのだろうか。

 日本人の少年でふと思い出したが、1992年のアメリカ、南部のルイジアナ州で、日本人の少年が白人男性に撃ち殺されるという事件が起きている。

ja.wikipedia.org

 なんと28年も経つのかと隔世の感すらあるのだが、このときの刑事事件の裁判で、10人いた黒人を含むすべての陪審員が犯人を『無罪』とした。人を銃で撃ち殺したのに、である。私はこのときまだ中学生くらいの年齢であったが、すべての陪審員が全員が無罪!?とかなり大きなショックを受けたのを覚えている。日本人が南部の地域へ行くとこのようなことになりかねないのだという衝撃があった。ニュースに写るご両親の顔が悲痛だった。ご両親にとっては28年の時はまだ止まったままなのではないかと心が痛む。

犯人はいっさいの賠償をすることもなく今にいたるようだ。

私はこのときの裁判にどこか人種差別的なものがあったのではないかと今でも強く思っている。

 私自身は日本に住む日本人であるから、アメリカ本土のことについてどうこうできる立場ではない。だが、Black Lives Matterのムーブメントによって、少しでも社会が良い方向へ行くことを願いたい。

小口先生のツイートに興味深いものがあったので載せておく。

アメリカだけでなく、多くの国でこれからもますます人種の混血は進んで行って、アメリカ人に多くいるが、何人かよくわからないという人が多数派になったとき、ようやく人種差別問題は解決していくのかもしれない。 

 

 

おわり

雑感

つい先日、こんなニュースがあった。

news.yahoo.co.jp

 簡単に言うと、水戸市にある「令和納豆」というお店が、クラウドファンディングで出資を募った。そのときに「生涯無料」というかなり無理したコースを設定してしまった。わずか一万円で一日一食なら生涯納豆つきの定食が無料なのだ。これに1000人以上が殺到した。

新型コロナの影響もあってか店側が悲鳴をあげた。

店側は顧客から無料パスを無理矢理とりあげるという対応に出てしまったのだ。

これを読んでいる方はどう思われるだろうか。私は店側の想定があまりにも甘かったのでは?という気持ちがどうしてもぬぐえない。

 たしかに無料パス狙いで支援した人にしてみればそれは権利だ。しかし、店に無料パスばかりを持った人がつめかけてしまったら、店は収入が落ち込み、最終的には負債を出してつぶれてしまう。店がつぶれたら無料パスもくそもないのである。600円の定食が600円に設定されているのには理由がある。生涯無料というのはさすがに無理があると私は思う。無料パスの使用を「一日一食」ではなく「一週間に一度」くらいにとどめておければよかったのかもしれないが、もう今となってはあとの祭りである。

 

いま、少し気にかかるのはこちらのツイートである。

 おそらくこの人のフォロワーはあと1日か2日で目標の数に達すると思う。が、数ヶ月か経ったとき、はたしてどれだけの人が店を覚えているだろうか?

そして1円弁当を目的に殺到した客が1円弁当を購入できなかったら?客からのブーイングは必至だと思うがそのときこの店主さんはどのように切り抜けるのだろうか。

1円弁当の話だけが一人歩きして、「ここは弁当を1円で売るぞ!」というイメージがついてしまわないかがすごく心配である。

1円で弁当を買った客のうち、どれだけの人数が「ここは以前1円で弁当を売ってくれたから次は800円の弁当を買おう」と思うのだろうか?そう思ってくれるのが店側の狙いなのだが、経済状況が厳しさを増す中で、あまり楽観的な観測はできない可能性もある。

 とはいえ私はこの店の関係者でもなんでもないので、どのような展開になろうとも私には影響はないのだが、店を応援する気持ちがある人は1円ではなくできるだけ定価で購入してほしいと思う。1円で弁当を売るということは、確実に店側がその赤字を被っているからだ。

まだ中学生くらいのころ、人からこんな話を聞いた事がある。その人の話だから主観が入っているのはご勘弁いただきたいのだが、

日本とヨーロッパで、「客が値段をつける」というスタイルのレストランをやったとする。日本の店は早々につぶれてしまう。なぜならヨーロッパの人は、そのとき払う値段をつけるときに「皿、カトラリー、家具調度品、照明、空調、その他環境を構成するものすべて」を計算に入れて払う値段を設定するが、日本人は「料理のみ」に値段をつけてしまうからだ。

レストランにはさまざまな経費がかかっている。皿もカトラリーも損耗する。家具も時が経てば劣化してくる。空間も含めてそのレストランの料理だ。

 この話を聞いたのは何十年も昔のことだから、今はヨーロッパも事情が違うかもしれないが、冒頭の納豆定食で思い出したのはこの話だった。

無料の納豆定食もそうだが、極端に安いものには店側の負担が潜んでいる。だが客側がそうした店側の事情を考慮することはほとんどない。そりゃ立場が違うからそういうものなのだが、無料を何十年にわたって続けるというのは、どう考えても「持続可能」とはいえない。

新型コロナで数多くの個人飲食店が姿を消すことになったが、個人商店の数は高齢化もあって、ここ数十年くらいでものすごく減っているのだ。

www.chusho.meti.go.jp

 『「小売業」はピーク時の1981年から2012年までの31年間で50%減』とあり、かなりの数が減ってしまったことになる。

 新型コロナでも体力のない個人店が潰れ、コロナ後には大手チェーン店しか残らないのではないかとも言われた。ここはまだまだ様子を見なければいけないのだが、日本人の「お客様は神様」という感覚、どこか店側や企業側の努力にフリーライドするようなところが数多くの店を潰してきてしまったように思えてならない。

 店側もそうだ。客のすべてが善意でクラウドファンディングに参加するとは思ってはいけない。いくらでも図々しい人がいるという警戒心を持つべきだ。

 

体力のない個人商店が店の存続をつなげていくには結局はお金が必要だ。だから、このブログを読んでいる人がつぶれてほしくないお店があるなら、できるだけその店でお金を消費してほしい。

1円うなぎ弁当がどうなるか。フォローしてしまうと1円弁当販売につながってしまうので私はフォローするつもりはないが、様子は見守っていきたい。

お近くの人はできるかぎりこの店で定価で弁当を購入してほしいと願っています。

 

 

おわり

5月

今日のブログは愚痴です。

嫌な人はリターンキーで戻ってどうぞ。

 

 

このところ、相変わらず低空飛行をしておりまして。しんどいことも多くてけっこうつらい日々なのですが、つい先日あったなんともいえないことを書かせてもらいます。

読む人によってはしょーもないので、そんなに期待しないでください。

 

住んでいるところから少し行ったところに、おにぎり屋さんがあるんですよ。ショーケースにたくさんおにぎりが並んでるタイプの。

そこでおにぎりを買ったんですけど、会計のときにレジむこうに厨房がくっきり見える作りなんですね。それで厨房が見えたんですけど、その瞬間ちょっとギョッとしたんです。というのは、厨房の中に、エプロンもしない、マスクもしない、頭髪もそのままの金髪の女の子がいて、おにぎりを作っている女性の背後に立って談笑してるわけです。「アッハッハ!やだ〜」みたいな感じ笑ってるわけです。厨房が狭いから、かなり密接して立っています。ごはんに飛沫が入る距離です。

えっ、ちょっと待って、これ誰も止めないの??というのが私の率直な感想だったんですけど、ここで指摘するとクレーマーかなぁと思って無理に自分を抑えてそのまま帰宅しました。

ところが、帰宅してからすごいおにぎりが食べたいけど、やっぱり気にかかってしまう。抵抗感がすごい。

これが新型コロナじゃない時期とかならまぁなんとか気にしないで食べたかもしれませんが、まだ新型コロナが新たに患者が出ている地域なので、これは自分が神経質なのだろうか?とか、グルグルと考えたのですが、やっぱり食べられなくて最終的に破棄しました。

自分が食べたくて買ったわけですから、悲しいやら悔しいやらで。

もやもやして知人に聞いてもらったところ「食品を扱うお店でこの時期にそれはさすがにひどい。本部に言ったほうがいいのでは?」というアドバイスをもらい。

あったことを本部にメールで送りました。

 

すると次の日の朝に、本部の部長さんから謝罪のメールが。

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f:id:nenesan0102:20200530154558j:plain

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んで、「お詫びに行きたいから可能な日時と場所を教えろください」というのが書いてあったんだけど、う〜ん、部長さんに謝られてもなんか違うんだよなと思い。

新型コロナの件があるから直接来られてもそれ自体に抵抗があるし。

日時指定して時間割くの?私が?と言う感じになってしまい。(これはこちらの都合だけど、体調がきわめて不安定なので、そういうのがけっこう難しい)

それで、「いや、もういいです…」みたいな感じのメールをしたら「あ、そーですか」という感じになってしまい終了。

せめて商品代は返してほしい…いくらでもないけど。

きっとこの会社と合わないんだな、私。

 

 

おわり

 

近況

なんと前回のブログから一ヶ月以上が経過しておりました。

英語とかのブログにコメントを下さった方、お返事遅れておりましてすみません。

コメントいただいてで思ったんですけど、発達障害の人って誤解しやすい脳をしてるんでしょうかね…。

 

 

 ところで、最近の近況です。

ここしばらく相変わらず体調がひどくて、1週間くらい前は全身にじんましんが出てかゆみで目が覚める始末で。これは病院に行きましてアレルギーの薬を出してもらって一段落ついたかなというくらいで今度はぎっくり腰になってしまって、今日で寝込んで2日目です。痛みがすごくてまともに歩けないのですが、今日はなんとか洗濯ができたところです。おそらくここしばらくの天候の急激な変化と、過労と心労とが全部重なった感じです。

もともとあった体調不良ですが、さほどはっきりした治療法がないのに大病院に今行くのはあまり良くないだろうとのことで調べたりしてません。

 

 

さて、世の中はコロナ禍でございますが、私はというと、あまり行動自体は変わっていないのですが、洗濯がひたすら増えたのを実感しています。手を洗うのとかは3倍くらいになったかもしれません。

 

京都にいたときの親しい友人がネットで飲み会をしようと誘ってくれて、それに参加したりしてたんですが、なんかみんなすごいですね…。この友人自身も8月くらいまでの仕事が全部吹っ飛んで、完全に無職。なのでアルバイトを始めると言ってました。

で、このときの飲み会で、「みんな暇なとき何してるー?」みたいなことを友人が言い出したんですね。「ギター弾いてる」とかそういう意見もあったんですけど、私はというと、とにかく生活そのものにひどく時間がかかるようになったなと思っていたりします。

外出したら、帰宅してすぐにお風呂にはいるとか、手洗いをしっかりするとか、とにかく清潔をこころがける、買ってきたものは全部除菌シートで拭いてからしまう等をやっていると、なんかもう疲れて疲れて。

あと、外出したときはかならず玄関の靴と靴のうら、玄関の床を全部除菌シートで拭く、というのをやっているんですが、これだってけっこう大変です。

 

というわけで、毎日ドッと疲れています。これはコロナ疲れかな。

あと、回廊に迷い込むとか、そういう夢ばかり見ています。

あまり夢のことを書くのはよくないらしいのですが、変な夢を見る人が増えているらしい。怖い。

 

 

 

おわり

 

 

検査結果

少し前に血液検査と甲状腺の検査に行ってきました。

かなり前のエントリで「甲状腺機能を調べてみては?」というものがあり、ちょっと甲状腺機能低下も疑っていたので、まず内分泌専門のクリニックへ行ったんですね。

 

で、結果はというと、血液検査の結果はオールオッケーで、ホルモンも肝臓も腎臓も貧血もコレステロールも、とくにこれといったはずれた値がなくて、ものすごい正常値でした。

ところが甲状腺のエコー検査をしたところ、「嚢胞」といいまして、いくつか、中に血の入った小さなできものが甲状腺の中にあることがわかりました。すべて1センチに満たないのですが、左に二つ、右に一つありました。

で、以前のエントリで「ちょっとこの先生、専門馬鹿ぽいな」みたいなことを書いていたと思うんですけど、その勘がドンピシャで当たっちゃって。

いざ甲状腺の中にできものがあったってことになったときに、患者側が知りたいのって

 @それはどのようなものなのか?

 @危険な状態なのか?

 @大きくなったりするのか?

 @何が問題なのか?

 @どのような状態が正しくて、どうすれば治るのか?

 @どのように生活するのが一番ベストなのか?

 @何が原因でこのできものができたのか?

 @放っておいてよいのか?

 @投薬は?

…みたいなことだと思うんですよ。

でも、先生はエコー検査で出た「ここの波形がね、上行って、下行って、こう波になってる」とかいう話をしてくるんですよ。

あのね、エコー検査の波形について説明されたってわからないですよ、ふつう。

波形の形よりも上に書いたようなことのほうが心配ですよね。でもこっちからグイグイ迫らないと全然教えてくれない。まぁ仕方ないから自分から聞いてきたのと、

あと強烈な全身疲労感が、この嚢胞によって引き起こされているとはちょっと考えづらいので、おそらくは違うでしょう、でも嚢胞の検査にたまに来てね、みたいな感じで終わりました。

 

また振り出しに戻った感じですが、なんとかしてみおしんさんがたどり着いた病院に私もたどり着きたいと思っています。

 

以上、検査結果の報告でした。

 

おわり

血液検査に行ってきました

先週のことになりますが、やっと血液検査に行ってきました。

検査結果が出るのは先らしいのでまだ結果はわかっていません。

 

クリニックに行く直前にこの記事を読み、ほぼほぼ症状があてはまるのに愕然となりました。『繊維筋痛症』ていうのはざっくりとは知っていたんですが、症状の中に「疲労」があるの!?えー?私、これじゃないの??

soar-world.com

この人がかかった病院はどこなんでしょう。点滴で楽になるのなら私もそこで治療を受けたいくらいです。(本気で知りたいのですが、一体どうすれば…)

 

先日も洗濯物を干しているときに強い痛みが腕のあたりに来て泣きそうになって中断しています。今、家事スピードがものすごく遅くなっていて、洗濯だけで一日4〜5時間くらいかかっていたりします。まぁもともとあまりテキパキ動けないタイプなので、休みながらの家事にはものすごく時間がかかるのですが。

 

ちなみに血液検査に行ったクリニックは、正直いってハズレで、先生が専門馬鹿!って感じで、あ、しまったみたいな感じでした…。血液検査の結果を聞きに行かないとだけど、よく、無駄に検査ばかすかするところってあるじゃないですか。もろにそのタイプのクリニック。もう行くの嫌だ。

 

 

ところで先日、ブコメをいただきまして、それに対してお返事。

学習障害の私が中学英語を復習してみた話 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

三人称わからないってのは日本語の彼らとか彼とか彼女も理解できないのかしら?was invitedは受動態では

2020/03/08 21:06

b.hatena.ne.jp

こんなブコメをいただいたんですけど、中学生当時だと「一人称」「二人称」「三人称」というのがわかりませんでした。言葉として理解できない感じです。

学習障害なので、「自分のことは一人称」「◯◯さんのことは二人称」と説明されても、「◯◯さんは2人存在していないのになぜ“二人称”という呼び方をするのか」がわからないわけです。

「三人称」になるともっとわからなくて、「“彼ら”、“彼女ら”は常に3人で行動しているグループなのか?」「え?3人じゃない?じゃあなんで“3人称”と言うのか?」といった質問を繰り出します。これは冗談でやってるわけではなくて、本気でわからないのです。(注:3人じゃないものに対して、なぜ「3人」という単語が入っているのかがわからないとか、ここを受け入れることができないのは、どちらかというとアスペルガーの特性に近いかもしれません)

 

これを聞いた多くの人は、「なぜそこがわからないんだろう」とか、「なんでそんなトンチンカンなんだろう」と思うかもしれませんが、障害があるというのはこういう事なんだと私は思っています。

で、普通なら1日で理解できるところが数年とか経ってもやっぱりわからないし、説明されても「??」となってわからない。

「人が複数いることを、なぜ“三人称”と言うのですか?」とかを質問しに行ったりするけれど、おそらくですがこれを説明できる英語の先生はあまりいないと思います。

この続きで、ぞくぞくと出てくる「現在完了」とか「過去完了」とか「受動態」とかも、言葉として意味がわからないです。「助詞」「過去分詞」とかも当然わかりません。

大人になった今では、英語と日本語が、言語として大きくかけはなれているために、それを説明するために作られた文法用語だということがわかるのですが、中学生の段階では周りにそれを説明する人もいなかったし、説明されてもおそらく理解できないでしょう。

理解するちからがきわめて低いので、どんどんまわりからかけ離れて行くし、こんな調子だと学校の授業全然おもしろくないんですよね。

今でこそ冷静に振り返れますが、学習障害のある子どもに普通の教科書で授業をすすめるの、まったく無理なんじゃないですか。

 

今、この文を書いていて思ったのですが、アスペルガーがベースにあるから、「これは決まりだから。理由とかないから覚えて」とか言われても、納得ができなければそこから先に進めない。がんとして動きません。これも周囲から排除される一因なんだろうなぁ。アスペルガーの人はこういうのから無理に進もうとするとものすごい混乱に陥ってパニック起こしたりするので本当にやっかいだと思います。。

 

私が英語の面白さがわかったのはここ数年のことで、実際に外国人とやりとりをするようになってから以降のことです。ごく簡単な英語で外国人とやりとりできますが、いまだに“三人称複数”と“三人称単数”は何がどう違うのかわかりません。もしかしたらそんな用語ない??そのあたりもわかってないんです。

 

…とまぁ、こう書いてきて、うーん、学習障害の人ってすごい大変だなと私思うんですよね。

いつだったか、ブコメだかどこかのコメントで、私が一卵性双生児で、かつ双子の相方にもアスペルガーがあるが、学習障害はないというのを書いたら「へ〜!」みたいな反応されました。そこに関しては私自身もちょっと興味深いと思っています。

 

日本語の「彼ら」とかについては、今でこそ使いますが、小学生のうちに多用した記憶はないし、中学生になったばかりの段階だと「“彼ら”と“あの人たち”は、何がどう違うのか」とか、そんな感じの感覚でした。なので、たしかに日本語としても理解できていなかったのかもしれません。

 

 

おわり

 

2月の近況と情報募集

今日、はてなから「PVがこれくらい行きました」みたいなお知らせがきて、へ〜、私まったく更新してへんのに読んでくれる人おるんやなぁ、みたいな気持ちになりました。

 

ところで、調子の悪いのがあまりにも改善しないので、これはもしかしたら慢性疲労症候群かなにかを発症してしまったのかなと思っています。ネットで相談して指摘されたのがきっかけ。まだ病院にはかかっていなくて、病院の情報を探しています。

 

厚労省の発表している診断基準というのがあって

www.fuksi-kagk-u.ac.jp

これを読むとかなり合致するので「ええ…」みたいな気分に。

少し前まではすぐに出来た所作がまったくできないし、以前はごはんを作ることはそれなりにこなしていたのですが、もう最近では食事を作ることもしんどくて、台所に立って野菜を切っていると、100メートルを全速力ダッシュで駆け抜けたあとみたいな疲労感がぐわーっとあがってきて、晩ご飯作るのももう必死みたいな感じになっています。

けっこう夫が手伝ってくれて、それでなんとか生きている感じです。 

f:id:nenesan0102:20200209205410p:plain

(出典 

https://www.fuksi-kagk-u.ac.jp/guide/efforts/research/kuratsune/fatigue/fatigue03.html )

 

これは厚労省の発表している疲労度の客観的指標なんですが、これで行くと6と7のあいだくらい。以前は3くらいだったので、それなりに生活ができていたんですが、

最近はもうあまりにも疲労感がすさまじくて、ちょっと日常生活に支障が出てきました。もともと体は虚弱な方でしたが、日常生活はなんとか送れていたので、どうにもつらい。

しかも調べていくと、すでに私が患っている難病に併発して出やすい疾患らしく、それを知ったときもまた「ええ…」という感じでした。いや、まだ慢性疲労症候群と決まったわけじゃないんですけど。

というわけで、最近は一日のほとんどを寝て過ごしています。お風呂にも疲れ果てて入れないくらいで、4日に一度くらいになったりしてます。で、お風呂に入るともうドッと疲れる、みたいな。

以前だったら1日〜2日くらい寝たらそれなりに回復したんですけど、まるきり回復する気配がありません。心情的にはもうあきらめてきています。

あと、疲れがひどくなってからやたら鼻血が出るんですよね。すごく微量で、鼻水かなと思ったら血で。ほぼ毎日鼻血が出ている。右だけから。これもなんなのかなと不思議です。

 

慢性疲労症候群に関しては、かつて理研が下記のような研究発表をリリースしたことがあります。

www.riken.jp

6年ほど前の研究発表なんですが、これ、どれだけ臨床方面に普及しているんでしょうか。慢性疲労を訴えても脳のPET検査なんてほとんどどこの病院も扱ってないっぽいんですが。

あと、ちょっと私が思うのは慢性疲労症候群発達障害との関連性です。

発達障害はもともと脳に問題がある障害ですし、炎症が起きやすい体をしています。

発達障害の人々は高リスク群になりうるのかな、みたいな…くだらないことを考えたりしています。

 

 

というわけで、もし診断可能な病院の情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント、ブコメなどでお知らせいただけましたら幸いです。場所は東京希望です。

連休あけに近くにある脳神経外科に連絡をとってみる予定です。

 

 

おわり