けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

地域猫活動の難しさについて思うこと

先日、こんな匿名ダイアリーがあったので、地域猫、餌やりBBA等についての雑感を書いてみたい。ちなみに特にオチもなくミラクルな解決法とかもないのでそれは先に断っておきたい。

anond.hatelabo.jp

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 数年前のことである。私と夫は住んでいる自治体の主催する「地域猫セミナー」というのに揃って出席した。セミナーの講師の人は別の自治体の役所の人で、猫をめぐる様々な地域トラブルを解決してきた凄腕の人だった。講師の人が語る猫をめぐるトラブルの中にはかなりシリアスなものもあった。

すごかったのは、セミナーの終盤にあった質疑応答で、ここで私と夫は、「クレイジーな人っているんだ!」とその様子を目の当たりにしてびっくりしたのである。

(夫は、セミナー後、「ねねさんがああいう感じのクレイジーな餌やりババアになったらどうしよう」と本気で心配したそうだ。)

 一例を挙げると、餌やりさんのした質問には、「たくさんの猫を引き取っていたら何十匹も抱えることになった。引越しの費用を自治体で負担していただけないか」というものがあった。これに対して講師の人はバッサリと「それはできません。そのような費用を出すくらいなら一人でも多くの人間の子供を保育園に送り込みたい」とはっきりと告げていた。

でも、このセミナーに参加するような人は基本的には猫の避妊手術には賛成の立場である。地域猫というのは避妊手術が既に施された個体を指す。

もっとすごい餌やりBBAになると、「猫に避妊手術なんてとんでもない!」「どんどん子猫を増やしてたくさんの猫に囲まれたい」というようなことを平気で言い出したりする。それどころか避妊去勢手術を行う保護団体や個人を憎んでいて、手術をした人に対して訴訟を起こす人までいる。

このような人は役所の主催するセミナーにはまず現れないので、市民からの苦情などで役所が初めてその存在を認知する。ここまでのレベルになると、アニマルホーダーだと思う。

kotobank.jp

 家の中だけで猫を飼っていれば「多頭飼崩壊」というよくあるケースになるのだが、困るのは家の外にいる猫にまでホーダー癖を出そうとする人である。とりわけ年配の人に多く、私の見てきた限りでは(サンプル数は少ないが)、全員年配の人である。

このタイプの人には特徴があって、

@餌やりをするが、糞の片付け、病気の手当などは基本しない。

@避妊手術に反対、猫をできるだけ増やしたい。

@増えた猫を引き取ることは一切しない。

@行政や保護団体の意見を聞かない。

@自分が周囲に迷惑をかけているという意識がほとんどない。

地域猫には所有権がないのだが、自分の猫だという意識がすごく強い。

@猫のお世話をする私は小さな命を守っていて偉い!と思っている。

@どれだけ注意されても自分が正しいという姿勢を崩さない。

@長期的な視野がほとんどない。

 

こんな調子の人が近所に生息していて、日々、適当な感じで餌やりをしていたらどうだろうか。やっぱり「ええ…」となるのではないだろうか?私はなる。

もう猫に対しての考え方が全く違う。それどころかこのタイプの人は多くが年配者なので、自分よりも若い人の意見を汲むことはまずない。行政の人も年配者よりは歳が若かったりするので話を聞くこともしない。

ただもう厄介な人なのである。

 

こんな感覚だと、当然周囲との軋轢が起きてしまう。

私の住むあたりにもこのような感覚のご年配の人が数人いるのだが、わずか数人の存在のために周囲の人の多くが猫を嫌う状態になってしまっている。しかし本人には自覚はないので数年に一度くらいの割合で猫が一斉に毒殺されたりしているのである。

 

ホーダータイプの人が不思議なのは、猫の死に対して鈍感なことである。

このタイプの人たちが楽しみにしているのは、元気でぴちぴちの可愛い猫が、自分が出した餌にがっついてくれるその姿を見て楽しむ、アイドル的な存在の猫であって、病気になった猫、歳がいって体が弱ってしまった猫には興味がない。だから猫の手当てをすることもないし次々と新しく子猫を産ませようとする

避妊手術をせずに子猫がたくさん生まれてしまったら、結果的には保健所でのガス殺処分が待っていたりするのだが、猫の死について鈍感なので「また子猫が生まれて来ればそれでいい」と思っていたりするのである。

猫だって生き物なのだから、毎日糞もするし病気にもなる。衰えれば見すぼらしい姿にもなるのだが、そういった猫にはもう用事がないとばかりに見捨ててしまう。

今まさに争いの渦中なのでここに詳細を書くことができないのだが、私の住む近所で、まさに「ホーダー型無責任餌やりBBA」と「避妊手術推進派の人」との冷戦が勃発している。

少し前にクレイジー餌やりBBAに遭遇した。ものすごい剣幕で怒鳴られて、マスクなしで怒鳴ってくるので思わずそそくさと避けてしまった。

餌やりBBAは、「私が朝夕に餌をやっているのによそから知らない人が来て餌をやるから私の餌に食いつきが悪くてつまらない!」と怒鳴っていた。「他所から来た保護団体が勝手に手術していくから訴訟する!」とも言っていた。だったら全頭自分の家で飼ったら良いのに。ひとしきり一方的に怒鳴り込んできたあと風のように立ち去ってしまった。

私と夫は呆気に取られてしまった。これが俗にいうクレイジーな餌やりBBAか!

「あ、触れてはいけないヤバイ人に遭遇してしまった」という感じだった。

 

これ最近は保健所も捕獲してくれないし、保護猫団体も言っても取り合わな..

うち、クレイジー餌やりババアに猫缶投げつけられて窓の網戸ベッチョベチョになった。猫が寄って来るので室外機もボロボロ。ゴキブリやハエと同程度の不快生物になった。まぁ猫は悪くなくて、クソ人間のせいですよ。

2021/06/27 22:08

b.hatena.ne.jp

これはおっしゃる通り人間が悪い。何があったかの詳細はわからないが、クレイジーBBAを目の当たりにした後なので、この人の感覚がよくわかる。

「生き物苦手板」の発端は、生き物そのものではなく無責任な飼い方をする飼い主が苦手だというところから始まったそうなのだが、クレイジーな餌やりBBAに一方的に怒鳴られたのでよくわかる。

少し古い匿名ダイアリーになるが、このような記事もあった。

anond.hatelabo.jp

 

虐待への恐怖心からちょっとおかしくなっている人がいるのも事実で、これじゃあペットショップはなくならないだろうなと思わせるダイアリーだった。

はたまた、保護団体さん側に、「こっちがジャッジする側なのよ」という感覚から、自分の方が立場が上だという感覚で気が大きくなってしまう人とかもいるのかもしれない。

 

人と人との価値観の相違を埋めるのは、なかなか一筋縄ではいかないものである。

 

 

 

特にオチがないが、おわり。

 

 

シロクマ先生の記事についての雑感

なんだかシロクマ先生の寄稿した記事がバズっていたので、それについて感想を書いてみようかなと思う。

blog.tinect.jp

この記事について、すごいあれやこれやとブクマがついて、それを読んでいてもなるほどなぁと思ったりするので、やっぱりはてブ面白いですね。

今の時点でトップコメントになっているのが、この、korosukent さんのコメントで。

「自分のような無能は子どもを持つべきではない」という考え方は「世俗のきわみ」。 | Books&Apps

自分の子供には当然「幸せになってほしい」と思うのが多数だと思う。でも自分ではその「幸せを与えてあげられない」と思ったら、そりゃ作らないという選択は合理的だと思う。主義とか難しい話ではなく

2021/06/23 11:16

b.hatena.ne.jp

これは本当にあると思うんですよね。子供をこの世に生み出すのだとしたら、できるだけ幸せになってほしいと思うし、親としてはそのために努力したいなと思う。

で、そうじゃないのがわかりきっていると、やっぱりなんだか申し訳ないなという感じになって、そういう苦しい思いをさせてしまうくらいなら作らない、みたいな人が多いのかなと思う。そういうのは、マイルドな反出生主義に入るのだろうか。

 

ところで、いつだったか考えたことがあったんですが、すごく苦しい状況でも病気や障害があっても、それでも子供産むって人も中にはいて、そういう人ってやっぱり楽観主義なのかな?と思ったことがあります。私はかなりの悲観主義者だから、やっぱり気質がかなり違うんかなと思う。

身近な例で言えば、まさに私の母親がそのタイプで、「赤ちゃん可愛いから、じゃあ産もう!」くらいの感覚でポンポンと生んでしまった感じなんですよね。なんかそこに、「この子の人生は」「経済状況は」「周囲との関係性が」「これからの国の経済は」とか、そういうのはあんまりなくて、「赤ちゃん可愛いし可愛がりたいから産むわ」くらいの感じなんですよ。まぁ母親が子供を産んだ時代は日本経済が過去最高にイケイケドンドンだったので、そりゃまぁよほどの問題がなければ産むわなって感じなんですけど。

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 『アスペル・カノジョ』という漫画作品があるのだけれど、この中に、主人公のアスペ女性が「妊娠したらどうしよう」と困惑を見せるシーンがある。

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アスペルガー女性、斉藤さんは、「妊娠したら絶対に堕ろさせてください」「結婚して子供を産むなんて考えないでください」と涙ながらに訴える。

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カッター持ってると安心する気持ちわかりますか?」「いつでも終われるから安心する

 …とまぁ、こうした感じで、斉藤さんがアスペルガーならではの苦悩みたいなものが語られていく。この感覚はすごく私はよくわかって、私がかつてこのブログで書いたエントリ「安楽死を認めて欲しい」という感覚に近い。そうした救済があることで逆に安心することができる。

 アスペルガー女性の全てがアスペルガーの子を出産するとは限らないのだが、何らかの発達障害の子が生まれてくる確率は健常者同士のカップルに比べると高いだろうし、何よりもアスペルガーの女性が子育てという極めてストレスフルな環境に身を投じなければならないこと自体がリスキーだ。

ただでさえ発達障害の人はストレスに弱い脳をしているのだが、そこに発達障害児が生まれてしまうと、元々の体や脳が相当にタフでなければギブアップしてしまう可能性が高い。

私は自分が発達障害のため、同じく発達障害の当事者の人を何人も知っているが、「子供を育てられなくて児相に取り上げられた」とか、そういう話がちらほらあって、健常の人が健常児を育てている場合との落差の大きさに軽く衝撃を受ける。

 

ところで私の知人男性には、妻がアスペルガーという人がいるのだが、子供ができてしまったので堕ろしたがる妻を説得して子供を産んでもらった。ところがいざ子供が生まれてみたら妻が本当に何もしない。妻曰く「なぜ私が産んだからといって私が世話をしなければいけないのかわからない」と言って、乳幼児の子供を床に転がしたままテレビゲームをずっと続けていたのである。

この話を聞いて私は初めは「ええ…」となったのだが、言われてみれば「まぁ確かに」と思うところもある。「子供を産んだら世話するはずだ」という、その辺りがそもそも脳にインプットされていない。全てのアスペルガー女性がこうというわけではないが、こういう人も中には実在するわけだ。

私自身も健常の人に比べれば明らかにポンコツというか、抜けてるところがガンガンあるので、「そうか…そうよな」という気持ちになった。この夫婦はたまたま夫が結構しっかりしているので、夫の方がひたすらに子供の世話に明け暮れた。今も離乳食を作るのは父親がやっていて、妻はあまり何もしていないようである。

そういう意味ではアスペルガーの人はだいぶ健常と変わっているところがある。母親に向くかどうかは個人差があるだろうけれど。

シロクマ先生のいう「世俗の極み」というのがいまいちなんのこっちゃよくわからないのだけれど、発達障害とかに関係なく、子供を持つ余裕のない人が子供を持てなくなっていくのは今の社会においてはもう仕方のないことなんじゃないのかなと思う。

私自身も、自分の発達障害がはっきりするまでは、無邪気に「子供が欲しい」と考えていた。32歳くらいの時だ。あの時子供を持っていたら今とは人生がまるで違っていたのではないかなと思う。このとき付き合っていた彼には「僕は障害児が生まれるのが怖い」と言われていたので、もしこの人との間に子供を儲けていて、その子供が障害児であったなら離婚していた可能性の方が高い。

 統計とかを出すことはできないのだが、女性が障害児を産んでしまうと離婚率がかなり高くなって、仕事もうまく見つからずに困窮してしまうという話が結構ある。子供が障害児であることに耐えられなくなって逃げ出してしまう父親がいるのもあるし、子供につきっきりにならざるをえなくなって夫婦の関係が大きく変わってしまう側面もあるかもしれない。

初めから障害児を望む人というのはまずいないのだけれど、障害児をめぐる社会的なサポートが充実しているとは言い難いので、よほど環境に恵まれた人以外はカツカツのシングルマザーになってしまうことがほとんどで、その状態で子供を一人で育てて行かねばならないのは相当苦しいのではないかと思う。

 

挙児というのは、本当に人生を大きく左右する出来事なので、どうしても慎重にならざるを得ないんだろうなと思う。(個人的にはその人の人生にお金を出すわけじゃないならほっといたらと思ったりする)

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 私は反出生主義者ではないので、産みたい人が産むのはどんどんやって欲しいと思うし、子供が生まれないと国が傾いてしまうので、できる限り子供は生まれて欲しいと思う。そして、できることなら幸せに満ちた環境で育つ子供が増えて欲しいと思うんだよなぁ。自分自身は子供を幸せにするという自信がないので無理だったのだけれど、幸せな人が社会に増えて欲しいと思う。

 

シロクマ先生の記事の発端となったかもしれない匿名ダイアリーも貼っておきます。

anond.hatelabo.jp

 

 

 

おわり

 

 

ブレインフォグについて思うこと

少し前、コロナの後遺症でおそらく難病の筋痛性脳脊髄炎(ME/CSF)と思われる状態になってしまった人のnoteがバズっていました。これを書いている時点でなんとブクマが1100を超えています。

note.com

ところで私はそこそこの年月を生きてきているおばちゃんなわけですが、それなりに長く生きていて、「人の人生なんてほとんどガチャなんじゃないのか」という感覚がすごく強くなってしまいました。

例えば、この新型コロナに関して言えば、このすないぬさんだけではなく、著名な芸能人が複数陽性になったことを報告しています。女優の石原さとみもかつて陽性になったことが報道されましたが、彼女にはこのような重篤な後遺症の報告はありません。もし仮に彼女がここまでの後遺症を抱えた場合、女優としての活躍はまずできなくなるでしょう。

そう思うと、どんなに気をつけていてもかかる時はかかるし、後遺症もまた一定数の人に起きてしまうわけで、世界規模でで大きなロシアンルーレットをやっているような気持ちになってきたりします。

ちなみにすないぬさん以外にも、6月の初めにこんなツイートを見かけたばかりで、去年くらいからこうした重篤な後遺症があるというのはちらほら見かけていた感じがします。

 

これら一連の後遺症群を「ブレインフォグ」と呼んでいるようなのですが、私がこの言葉を知ったのはごく最近です。

www.nikkei.com

 

国立精神・神経医療研究センターの発表では「ブレインフォグ」についてこのように伝えている。(去年の記事)

www.ncnp.go.jp

 

この発表を読んで思ったんですけど、“ME/CFSの症状である脳内処理作業やワーキングメモリの機能低下” って、コレ、まんま発達障害の症状やないか。

でも発達障害って先天性だし、子供の頃から周囲から浮きまくるから自分でなんとなく「あ、自分はおかしいんだな」というのがわかってきたりするし、その状況を許容していけたりするんですけど、すないぬさんのように後遺症で突如としてこのような状態になり、しかもそれまで正社員として働けていたとしたら、あまりの落差に想像を絶するつらさなんじゃないかと思います。これは本当につらそう…。。

 

でも、一体どういう問題が起きて、何がどうしてブレインフォグを引き起こしているのか?というのはまだほとんど解明されていないわけですよね。

精神・神経研究所のサイトには、

抗β1および抗β2アドレナリン受容体抗体が、ME/CFS患者の痛みを始めとする様々な症状を説明しうる脳内の特定の部位の異常と結びついていることが明らかとなりました。

とあるんだけれど、新型コロナ後遺症の場合、何が原因で、どのような作用機序でどこでどう作用しているのか、なぜブレインフォグが起きる人とそうでない人がいるのか等、まだ全然解明されていないわけです。

これらの脳を起因とするタイプの難病ってほとんど寝たきりに近い状態になるので、「ただの甘え」とかに見られてて、確定診断もすごく難しかったり、専門医が全くいなかったり、スピリチュアル系の医師とかが出てきて法外な医療費をとったりしていて、患者さんは本当に翻弄されてしまったりします。

うすーく知っている私の知人の医師も、「あれは甘え。これ見よがしに診察室に車椅子でやってきたりするけどね。精神的なものです」とかバッサリ切り捨ててましたから。まだまだそういう感覚の医師も珍しくないのだろうなと。

私が発達障害でかかっている主治医がすごく良い人で、私の訴えを聞いてドクターを探してくれたんですけど、なんかもう怪しい感じの人しかいなくてちょっと驚いたと言っていました。

訴えを聞いてもらえなかった患者が、スピリチュアル系に走り、そちらで肯定されて胸を撫で下ろすという、まさに王道パターンがここにもあったわけです。

すないぬさんも書いていますが、公的な補償というのはほぼ無いに等しいし、難病指定にもなっていない。とにかく苦しいのに救済されないという点は非常に困ったことだと思います。 

ところで私もこの「ブレインフォグ」を2年ほど抱えているのですが、若年性の線維筋痛症には発達障害が合併する例が多いだとか、発達障害の薬が線維筋痛症にも効いたという論文を見つけて、それで自分も発達障害の薬を服用してみることにしました。

(※ 線維筋痛症と筋痛性脳脊髄炎ってほぼ同じなの?ちょっと違いがよくわかりません。あとで調べる)

参考サイト

minds.jcqhc.or.jp

 

ci.nii.ac.jp

この論文はあくまでも一例なんですけど、まぁやってみないとわからんよねということで、主治医と相談してアトモキセチン(商品名=ストラテラ)を5月の末から服用しています。

服用してびっくりしたのは、それまでの私はもう、脳内の思考ストームっていうんですか、思考すごかったんですよ。常に常に何かを考えていてそれで疲弊しているという感じ。やめたくても自分の意思で止められない。専門的には「反芻思考」と呼ぶらしいんですが、眠りながらもぐるぐる考えているのが自分でわかるから、眠ってると思えないくらいで。

いつだったか、ADHDを告白しているアナウンサーの小島慶子さんが、ADHDの薬を飲んだ時に、「え?みんなこんなシーンとした世界に暮らしているの?」という話がありましたが、私もかなりこれに近い感覚を味わいました。

 

news.yahoo.co.jp

ストラテラはそこまでの即効性はないと言われている薬なのですが、以前のような反芻思考は、だいぶ減ってきたなぁと思っています。今、飲んで2週間くらいになるんですが、ほんのわずかですが生活面では楽になるところが出てきているので、飲んでよかったかも。飲み始めの副作用はかなりキツかったですが。

 

 

というわけで、特になんのオチも無いんですが、ブレインフォグについて書いてみました。

 

 

 

おわり

 

 

 

弱者男性論かいわいについて思うこと

久々にブログを書きます。

 

 最近、弱者男性論ではてな界隈が盛り上がってるなぁとか思いながらポツポツと読んだりしている。一番最初の発端の記事がなんだったかもう遡れないくらいなのでここではリンクは貼らないが、何人かが指摘していたけれど、「弱者男性」の定義がどうもいまいちはっきりしない。「社会的弱者」と「恋愛弱者」が混同されていると感じる時もある。

私は個人的には、「弱者男性」と言うと社会的弱者を思い浮かべることが多く、さらにいうと、社会的弱者男性はおのずと恋愛弱者にもなりやすい。

 

 私の場合の「弱者男性」の定義は、「なんらかの障害を持っていて、無職もしくは年収100万〜150万前後、一人での生活が困難等のハンデキャップがあり、そのことによって生きづらさを感じている」という感じである。だから、「年収900万ある彼女いない歴=年齢の童貞男性」みたいなのを弱者と言われると、「え、そうかな」という感じがする。それは「恋愛弱者」ではないのかなと。

 もうずいぶん昔の事になるが、まだ大学生のころ、おそらく発達障害と思われる男性と付き合ったことがあった。(私自身も発達障害なのだが、発達障害同士は惹かれやすいところがあるので、おそらくこの彼氏はなんらかの発達障害ではないかと思う)

彼氏は大学生だったのだけれど「授業がしんどい、人付き合いがしんどい」と言って不登校になり、あれよあれよと引きこもりになり、ネットゲームにズブズブと溺れていった。

その頃の私は夢みがちな女で、「この人を支えてあげたい」と思っていた。メンズリブ的な発想で、男の人だけが負担をかぶるということに違和感があった。

その頃「ミクシィ」というSNSが全盛期だったのだが、ひょんなことから「男性が弱くてもいいじゃないか」というような謳い文句の非公開コミュニティを見つけてそこに参加してみた。 そこで「彼氏を支えたいと思います」というような挨拶をうかつにもしてしまったところ、即座に「俺にもやらせろ」というメッセージが複数飛んできた。

そのコミュニティをよく読んでみると、要するに「自分の世話を甲斐甲斐しく焼いてくれて稼いできてくれるおまんこが欲しい」という願望の人が集まるコミュニティだった。女性の人格などほとんど認めていない、ただの女体好きな(自称)弱者男性が集まっていた。そんな場所に彼氏持ちの女が入っていっても「おまんこがしゃべった」としか認識されない。私はびっくりして早々に退会してしまった。

女性の人格を全く認めず、おっぱいと女性生殖器のことしか頭にないような男性が人として魅力的であるわけもなく、それゆえにパートナーを得るのが難しいのだろうけれど、そのような男性は自分が「おまんこ」しか見ていないので「俺にはちんこがあるから、それだけで愛されたいんだ」と思っていたりして、あんたたちはどうしてそう、性的なところから離れられないんだ!と思っていた。

もちろん全ての弱者男性が女性を生殖器としてしか見ないというわけではないのだが、何割かは確実にこのタイプの人が含まれているために、弱者男性嫌悪というのはこの辺りに原因があるのかもしれないと思ったりする。

 

ちょっと話が逸れるが、少し前、橘玲の『女と男 なぜわかりあえないのか』という本を読む機会があった。 

女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)

女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)

 

 この本によれば、女の人が思う以上に男性は性的なことで頭がいっぱいであるし、性的なパートナーを得られないことは(女性が思うよりはるかに)苦痛極まりなく、社会的にも惨めな立場に置かれてしまう、というようなことが色々と書いてあって、女性の感覚と男性の感覚はこれほどまでに大きく違うのだというのがこれでもかと書いてあった。

 私の付き合っていた大学生の彼氏は、その頃ブログをつけていて、「彼女さんにこう言われました」というようなことをわざと匂わせて書いていた。するとそのブログに対してネトゲ仲間の連中がザワザワして、「あいつ彼女いるんかよ…」となっていた。そのとき私は、この人にとって「彼女がいる」という状態そのものが何かしらの支えなのかもしれないと感じたのを覚えている。

 

 結局、この彼氏はネトゲ依存があまりにも酷くなり、ゴミ溜めのような部屋で昼夜逆転生活、そのまま大学を中退、遠方の親御さんに引き取られて故郷へ帰っていった。

私は2年ほどこの彼氏に付き合い続けたが、2年にわたりネトゲを優先した彼氏と徐々に話も合わなくなってしまい、ペットボトルに尿を溜め出したのを見て「もうダメだ」と思ったのを覚えている。

 最近、広告で見ただけなのだが、「ケーキの切れない非行少年たち」の宮口先生が、新たに別の著作を上梓されていることを知った。

 私は、弱者と呼ばれる人のうちの何割かは発達障害や境界知能の可能性があるのではないかと思っている。発達障害と境界知能を合わせると、人口のうちのかなりの割合にのぼるからだ。私の元彼氏は完全なネトゲ依存症だったが、依存症になりやすいのもまた発達障害の特徴である。この本は是非とも読んでみたいと思っているがなんとも複雑な気持ちになりそうな本でもある。

 ところで、男性は別に弱者ではなくとも、家事育児を妻に押し付けてしまい、自分は何もしない「産んだ覚えのない長男」になってしまうのはちらほら聞く話である。私の知人も何人かこれで離婚している。

「支えられたい弱者男性」というのは、「好きな時間に寝て起きて全く働かず、好きな時間にゲームをしてアニメを見て、お腹が空いたら彼女にご飯を作ってもらってそれを食べて…」というような生活を願望として持っているようなところがあるのだが、いざ、「理解ある彼氏くん」を得た女性というのは、確かに社会的には弱者ではあるのだが、家事はこなしていたり子育てしていたりする場合が多い。 

女性側にも「できるだけ何もしたくない」という怠惰タイプの人がいて、「旦那が働いてお金稼いできて私は一日中ゲームしてる〜。あ、旦那が家事もしてね」という人がいないわけではないが、女性には家事を期待される場合が多いので、完全に家事もやらずにずっと遊んでいると呆れた旦那に離婚されてしまったりする。

弱者女性かつ怠惰なタイプの人はいないわけではないが男性に比べると圧倒的に数が少ない。だからこのようなタイプの女性が発信する情報というのはほとんど見たことがない。

統計を取りようもないのであくまで個人的感覚なのだけれど、生活が破綻するレベルの弱者女性は弱者男性に比べるとそこまで多くない印象である。

 

「産んだ覚えのない長男」というのをTwitterで検索してみるとまぁ出るわ出るわ。何がすごいって、これらの人々は別に弱者男性ではないということである。

自分もアラフォー世代なんだけれど、このくらいの年齢の男性で家事能力が壊滅的にないという男性はさほど珍しくない。

nikkan-spa.jp

弱者男性のみならず、弱者の人が恐れるのは孤独死であって、でも、このレベルになると弱者がどうというよりはセルフネグレクト状態になっていて、その間、誰にも助けを求められなかったことが大きな問題だろう。

弱者男性はそうではない男性よりも、より孤独死に近い距離に位置しているのは明らかで、将来的な不安を強く持っているが、それに対しての処方箋は何もないのが難しいところである。

かくいう私もバリバリの弱者女性だから、夫が亡くなったりするといつ何時孤独死まっしぐらになるかわからない。いつまでも永遠に健康で生きるというのはあり得ない話だから、どのようにその時を迎えるかというのをこの頃はよく考えてしまう。

 

 

 

最後は尻切れトンボ感があるが、終わり。

後でもうちょい推敲します。

 

 

 

最近の近況

あれ、気づいてみたら随分長いことブログを更新していませんでしたね。

 

ちょっと最近は青色吐息ですが、まぁギリギリ生きております。

今日のブログは暗い記述があるので、嫌な人はリターンでお願いします。

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このところ私はものすごく体が以前にもまして弱ってしまって、日常の家事とかも差し障りが出てきて、疲れる、息切れしてゼーハー、休む、またなんとか家事する、みたいな感じで、夫の朝の弁当作りから始まって、なんだか気づいたらもう夕方みたいな感じでして、あんまりに疲れがすごいので、家事代行とか頼もうかなとか考えたりしているところです。

え?なんで専業主婦なのに家事できないほどになってんの?って思われそうですけど、もともと私は動作性IQが低くて、普通の人の何倍も、物事をこなすのに時間がかかります。自分ではテキパキやってるつもりだけど、実際はほとんど何も進まないままで時間だけ過ぎてるとか頻繁にある話です。

 発達障害なので障害者手帳は持っていますが、私の住む自治体は、一家全員が障害者手帳持ちじゃないとヘルパーさんとか使えないらしくて。これって要するに「手帳持ってない人は休みの日に働けるでしょ」って感じなんでしょうけれど、夫も疲れ果てて休みの日はほとんど寝たままになってて、とても家事なんてできない。

夫もずーっと鬱病で受診しているので、もういっそのこと手帳取ろうかとかいう話も出たんですけど、障害者枠での雇用になっちゃうのか?とか色々なことがわからなくて踏み切れてません。

 

最近、あちこちで新型コロナの後遺症みたいなのを目にするんですけど、かなり自分の症状にそっくりなんですよね。

私、昨年の10月くらいにすわコロナ?って時があって、結局その時PCR検査とかどうしても受けられなかったんですけど、強い体の痛みとか強い倦怠感とかとにかく頭がぼんやりしてとか色々な不思議な症状があって2週間ほどほとんど何もできないという時期があったんですけど、でもいわゆるコロナの典型的な症状はなかったんですよね。

 

あまりにもすごい疲れと全身に走る痛みに線維筋痛症を疑ったので、色々病院を調べて、予約をとるところまでは行ったんですけど、口コミとか見たらもう散々で。こんなクリニックあかんやんとなって、また一から振り出しに戻りました。

クリニックの名前はここでは出しませんが、いくつか引っかかったことがあって、

「初診で、問診すらしてないのに、血液検査、心電図、尿検査がある(なので初診が一万円とかになる)」

「口コミを読む限りだが、不眠症で来た患者さんにコンサータ18mgを処方している」

あたりでしょうか。

引っかかった口コミのスクショを載せておきます。

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ちなみに、不眠症でかかったのに、コンサータを処方された方の評価は高かったです。そらそうよね。

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ちょっと、ここまですごい評価の病院って見たことないんですが、、これは相当すごいですよね。もちろんあくまでネットの評価だから、鵜呑みにはしないほうが良いんでしょうけれど、なんだか凄すぎて怖くなりました。

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この間から鬱がすごく酷くて、私一体なにやってんだろうかとか、いわゆる人生折り返しの地点に来てるけど、私が残せたのって「無能だとつらい」とかいうブログだけでして。いや、無能だとつらいっていうのは当たり前のことなんですけどね。

 

ここだから白状しますけど、数年ぶりに首吊りました。

もしかしたら自閉症と関係があるのかもしれないんですが、ストレスがピークを超えた時に、もう、ものすごい強い破壊衝動がやってきて、とにかく自分を破壊したい、自傷せねばという感じになる。頭を鈍器とかで殴って楽になりたいという感じがすごい襲ってくるんですよ。

で、メモ帳に殴り書きで「もうつらい。解放されたい。夫には幸せになってほしい」みたいなことを書いて、クロゼットに紐かけて首吊ってみたんですよ。まぁこれも自傷行為の一つで、やっぱり擬似的に自殺のまねをするとすごく冷静になれるところがあって。あー我ながら病んでるなぁとは思うんですけど。

ヤク中の人が壁に頭とかガンガンやってるみたいな感じですかね。脳内物質が足りてないのでこうなる。

 

でも、今生理前だから、生理前の苦しさから逃れたくてやってるんですね。

 

私はもう年齢的にピルは飲めなくて、ミレーナ(子宮内に入れる器具)に期待をかけてたんですけど、やっぱり子宮の癌みたいなやつで切除手術をしているからこれもダメで。なんでじぶんの臓器にこんなに死ぬほど苦しめられてんですかね、さっぱりわからない。

 

なんか色々、他に書きたいこともあるんですけど、今はもう生理前でなんかもう辛くて。また何か良いことがあったら書きます。

誰か、線維筋痛症で良さげな病院あれば教えてください。本当に困ってる。

 

※コメントをいただきましたので少し追記しました。

 

 

終わり

 

 

 

 

不惑になって思うこと

相変わらずの文章垂れ流しをします。中盤少し鬱ぽい記述があるかもしれないので、いやな人はリターンしてください。

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少し前になるが匿名ダイアリーでこんな増田があった。

anond.hatelabo.jp

 私は同じく40代なのだが、実はこの増田と同じことを私も思っていた。それどころか、私は増田とは違って子供がいないので、正直、親を看取ったらもうさっさと死にたいなーくらいの感覚だったりする。子供がいたら「成長を見届けたい」とか「孫を見てみたい」とかがあったりするんだろうけれど、私の場合それらはほとんど叶わないので、それほど長生きしようとかいう感じもない。

▪️ 

 そこそこ長く生きていると、同じ人の人生をも同時に見ているわけで、「この人はこういうタイプの人なんだな」というのがわかってくる。「どうもこの人はタイミングが悪い人だな」とか、「貧乏クジ引きやすい人だな」とか、努力とはまったく別の次元で、なにかの大きな流れみたいなものが働いているのを感じるときがある。

私はここぞという大事な場面でプレッシャーから体調を崩してしまうことがトコトン多くて、さすがにそれが重なるともう変な挑戦はやめとこうという感じになるし、先方に迷惑をかけないためにはじめからリスキーな行動はしない。

こんな調子だ削ぎ落とすかのように自己肯定感がなくなっていって、体調が安定した人とはかなり大きな差がついてしまう。知人の多くは体調が安定して働けている人なので、40代ともなるとキャリアの差が激しくついてしまって落差がすごい。

しかし40代ともなると自分がポンコツなのはすでによく知っているから、それほど大きく落ち込むことはなく、なるようにしかならないという諦めを持ちつつ生きていたりする。

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 最近見かけたツイッターであったやつ。

ただ、この漫画を読んで私が思ったのは、私みたいな強烈な無能人間からすると、「手を抜いても遂行できる」というのは、それだけその人の能力が高いんじゃないかと思うんだ。本当に無能だと、人が見ている見ていないに関わらずどんだけ頑張っても仕事が終わらないし、失敗を繰り返したりして周囲への迷惑のかけっぷりも半端ない。

私も本当に生真面目なタイプなんだけれど、すごく真面目なのに周囲に迷惑をかけてしまうというのが身を切られるように辛い時がある。中高年引きこもりとか、そのタイプの人ってこういう、「真面目だけど働くと周囲に迷惑をかけてしまうのでだんだん居場所がなくなって、結果的にそうなってしまった」という人も多いんじゃないかなと思う。

私も今、引きこもりに近いような生活を送っているけれど、生真面目なところも体調が安定しないことも自分が選んでなったわけではない。ここは自分に科せられた業なんかなと思っていたりする。 

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  私が、「人生ってかなり運なんじゃないか」と思ったのは、とあるニュースを見たことがきっかけである。

甲子園に関するニュースで、とある学校がお昼に寮母さんの作ってくれたおにぎりを食べたところ、多くの部員が食中毒を起こしてしまい棄権して敗退したというのがあった。このとき、たまたまおにぎりを握った人の手に傷があってその傷に絆創膏を貼っていたらしい。その状態でおにぎりを握り、さらにはおにぎりが冷えないようにとわざわざケースにお湯を入れたペットボトルを一緒に入れて保温していた。

それを食べた部員がバタバタと食中毒に倒れた。部員は誰一人悪くないのだが、あっさりと敗退が決まってしまった。試合をやり直すわけにはいかない。これまでの苦労が完全に水の泡である。寮母さんは部員たちを食中毒にしようなどとは思っていない。むしろ温かいままでおにぎりを食べてほしいという思いやりが皮肉にもこの結果となってしまった。部員からすればここまで忸怩たる思いというのもないだろう。中には「これが最後」という人もいただろうから、部員たちの悔しさたるや想像するだに泣けてくる。

しかし現実は残酷だし待ってもくれない。このあたりから、人生って運の要素がかなり大きいんじゃないか?と思う感じになった。

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 10代、20代くらいのときは自分の事ががうまく客観視できない。頑張ればもうちょっとイケるんじゃないかと思いがちである。とくに私のような発達障害の場合、見た目が普通なので自分がポンコツなことがわからない。周囲ももちろんわからないので色々な仕事を振ってきたりもするのだが、どうしても上手くいかない。

私はこの外見とのギャップに散々苦しめられた。

ところが40代ともなると全体的に雰囲気が落ち着いてきて、タフそうに見られることがかなり減った。これはものすごくホッとした。人は視覚が強い生き物だから、呪縛から解放されたような感覚も持っていたりする。

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 発達障害は、当事者がどうそれを捉えるかというのは人によって違うのだけれど、やはり健常者の人には届かないというものはあって、なんとかそれを受容しながら生きていくしかないのだろうと思う。

自分の人生というのを振り返ってみると、なんだかもう病気のオンパレードで、ちょっと笑ってしまうくらいなんだけれど、これはこれで仕方がない事だなと受け入れていくしかない。

yumemana.com

 私自身は子供の頃から感受性が強い子供だったんだけれど、このサイトだとHSPアスペルガーは別のものだとはっきり書いてあるんだけど、私はIQの高低差が凸凹がすごいし、一方でHSPも確実にあるんだよなぁ。なんなんじゃこれは。アスペルガーかつHSPというタイプなのだろうか?

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それにしても40歳でやっと人生の折り返し地点?なんだかとても信じられない。

私は自分が一般的な平均寿命まで生きるとはとても思えないけれど、40歳だとこれからやり直しとかほとんど無理なのに、それを抱えたまま長く生きなきゃいけないのもしんどいと思うわー。

スピッツの『楓』という曲に「人と同じような幸せを信じていたのに」っていう歌詞があるんですけど、40前後だとこういう風に思って生きている人とか結構いそう。

www.youtube.com

ようつべ貼るのってダメなんでしたっけ?ダメだったらあとで消します。

 

とりあえず自分は「ポンコツな人」としてこれからも生きていきたいと思いますが、やっぱり限界がきたら安楽死したいと今でも思ってます。

 

 

なんか適当な文になってますが、おわり

めんどくさい人の話

今日のエントリーは『面倒くさい人の話』です。半分愚痴なので嫌な人はリターンで戻ってください。

内容は、前回のエントリの続きです。

前回のエントリはこちら

nenesan0102.hatenablog.com

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さて、先週の金曜日、本当にコヤツのTNR作戦を決行した。

何しろ初めてなので、そんなにうまくは行かないだろうなと思っていたら、本当にうまく行かなかった。

次の日の朝、Cさん宅に捕獲器を引き取りに行った。

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完全に空っぽの捕獲器。餌もそのまま。

後から色々わかったが、コヤツはとにかく行動範囲が広すぎて神出鬼没、捕獲器のそばにすら近寄っていない可能性が高かった。去勢していないオスの行動範囲は3キロほど、繁殖期には5キロにもなる場合がある。コヤツは大型のオスなので、5キロくらいを移動している可能性もある。

 

金曜日、私はCさんから連絡をもらっていた。最近コヤツがほとんどうちに現れないがどうしますかというメールだった。しかし動物病院には予約を入れてしまっているので一か八かでやらせて欲しいとお願いしてCさん宅に伺わせてもらった。

Cさん宅は完全に大豪邸であった。不動産価格のことはそんなに詳しくわからないが、敷地面積が300坪くらい、このあたりの相場から考えると数億はくだらないと思う。

Dさんというおばちゃんが、「あんなすごいお屋敷に住んでるのになんで私たちが…」とこぼすのがよくわかる大豪邸だった。

Cさんのおうちにお邪魔させてもらったら、裏庭に猫用のベッドがいくつも置いてあって猫が寝られるようにしつらえてあった。Cさんはコヤツに『きなこ』という名前をつけてご飯をあげていた。正直そこまでするなら不妊手術もしてくれ!と思ったが、Cさんには不妊手術をしなければマズイという感覚は完全に皆無だった。

Cさんの感覚のズレや慣れない捕獲とその準備で私のストレスと疲労はピークで、もう本当に疲れがすごくて、イライラがすごかった。普段それほどイライラしないタイプなので自分でもびっくりするほどイライラしていた。

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さて、ここからが『面倒くさい人』の本題である。

私がTwitterで「捕獲に失敗してしまいました」ということを載せていたら、70代の女性であるEさんという知人が、『マタタビを使えば良かったのに』というリプライを送ってきた。このくらいのリプライなら普段ならスルーしているのだが、調子が悪くどうにもスルーできない。『マタタビを使えば良かった』とは言っても、Eさんは一切費用を出すわけでもなく何一つ手伝いもしない。費用を出すのも動くのも当然こちらである。Eさんは口を出すだけ。その事がひどく私をイラつかせた。

スルーすれば良いのに、あんまり頭にきたのでこちらも糞リプライを送ってしまった。

 

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まぁ、こんなリプライを送れば当然なのだが、DMで長文の反論がやってきた。

 

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私はEさんのこのメールの真意がはじめわからなかった。というのは、Eさんの言葉は、言葉通りには受け取ってはいけないのだ。

 

 『私でなくとも何方かに相談しましたか?』

 →これは、『なんで私に相談しないんだ』という意味である。Eさんに相談した上で、Eさんの意見に従えという意図が隠されている。

 

 『ノラ捕獲についても色々な意見があり必ずしも賛成ばかりでは有りません』

 →これは『私は反対なのよ』という意味である。その前にある『9年間お世話して』というのは、『あなたよりお世話歴の長い私は上なのよ、だから私の言うことを聞きなさいよ』というマウントである。

 

ところが私は立派なアスペルガーである。だからこのEさんのオブラートに幾重にも包んだ表現がさっぱりわからなかった。

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少し話がさかのぼるのだが、去年の夏、別の雄猫がコヤツに襲撃され大怪我を負ったことがあった。この時、私が負傷した猫を保護し、別の友人と一緒に病院に連れて行った。

しばらくすると、Eさんから『あなたの行動に不満を持つ声があるようです。ちらほらと聞こえてきますよ』というメールが送られてきた。もうお分かりであろう。不満を持っているのはEさん本人なのだ。

ところが当時の私はこの曖昧な表現がまるでわからない。Eさんのメールにびっくり仰天して、「私に不満を持つ人がいるんですか?!なぜ!?」とあちこちに聞いてまわった。そして、とある人がスマホを持っていないので保護された猫のことを心配しているという話を突き止め、てっきりEさんのいう『不満』がこの人だと勘違いしてしまったのである。

私はEさんに『私に不満を持つ人って○○さんですよね?写真を見せて元気なことを伝えたら安心してましたよ〜!いやー、良かったです!』などと返信していた。

まさに天然アスペ…というよりは、Eさんの表現がわからなさすぎる。

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 話が戻るが、私は今回のコヤツの捕獲作戦については色々な人に意見を聞いた上で作戦決行に踏み切っている。このゴタゴタのあと、別の猫仲間のFさんと話す機会があったのだが、

「Eさん、あの人実は捕獲に反対なんだよね。猫は自然に任せろっていうタイプの人なのよ。年配の人にたまにいるんだよね…。だから去年ねねさんが猫を保護した時も本当は嫌だったんだよ」

Eさんからしてみれば、私はなんて話が通じない人だろうかと憤慨しているところだろう。

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これはEさんに宛てて私が送った返事である。

今から思えば、Eさんの返事がないのが『反対である』という意味を持つアクションだったのだとわかるのだけれど、さっぱりそれを読み取れなかった。

Twitterのリプライの『マタタビを使えば良かったのに』という発言も、捕獲に反対なのであればなぜそんなことを言い出すのかも少し矛盾している。

 

 ここまで読んでいただければわかるだろうけれど、Eさんは面倒な人なのだ。だからこの人と付き合うのが疲れる。Twitterでクソ反論しているのは私なのだけれど、もういい加減にこの人の物言いにイライラしていたし、付き合うのがだいぶしんどくなっていた。公園の猫には8人ほどの人が関わっているのだが、Eさんほど厄介な言い回しをする人は他にいない。Eさんだけがこのようなよくわからない表現をしてくるのである。

 

Eさんとのやりとりで私が感じたのは、『なにこのクソ姑感』だった。

私には実際の姑(夫の母)がいるが、いやもう本当にEさんが姑でなくて良かったと胸をなでおろし、姑に感謝した。(M美さんいつもありがとう)

 

Eさんから、『あなたのご両親より歳上なのは私です』というエイジマウントがやってきたが、『え?私たち、ただの地域猫ボランティアですよね?そこになんで年齢が関係あるんですか?』と送り返してしまった。この後ブロックされた。

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 まさか捕獲作戦の決行がこのような結果をもたらすとは思いもよらなかったが、本質的に考えの違う人と気を遣いながら付き合っていくのはもう潮時だったのかもしれない。

Eさんと私は考え方がかなり違っていて、EさんがSNSに毎日のように地域猫の写真をアップするのが私は違和感があって仕方がなかった。猫の虐待や誘拐を招く可能性があるので何度もやめてほしいと申し入れたが、Eさんから見て格下の私に言われてそう素直に意見を聞くはずがない。むしろ私に従ったようで嫌だろうからそんな話を聞くわけがない。厄介である。

猫たちを本当に大切に思うのであればSNS地域猫の写真を公開するという恐ろしいことをすみやかにやめてほしいのだが、承認欲求を抑えることができないのだろう。

 

面倒な人だった。

あまりにも疲れすぎて3日ほど寝込んでしまった。コヤツの捕獲作戦も一旦中止になった。

 

 

 

 

おわり。