けっこう毛だらけ猫愛だらけ

いつもニャーニャー鳴いています。

きょうだい児のブログを読んで思ったこと

こんなブログがあった。読んでみた。

kyodaishinde.hatenablog.com

この人はすごく苦しんでいる。その思いをブログでぶちまけている。

たくさんのコメントがついている。

 

若いときに、私も似たような思いで苦しんでいた。

私の兄はかなり重度の発達障害かつ統合失調症なのだけれど、長いあいだ、その存在がとても苦しかった。

兄と心中しようと本気で考えていたときもある。

 

id:kyodaishindeさんがいま、恐れているようなことは、私の身に現実としておこったことである。

 

30歳くらいの時だったのだけれど、当時付き合っていた彼氏とのあいだに結婚話が出て、相手のご両親にご挨拶に行くという段階になって突如、面会拒否をされた。

それは私の兄が精神障害者だからという理由だった。

 

相手のご両親が言うには、そのような兄がいる人は、将来的に介護の可能性が高くなるので、とにかくお金が必要だ。だから医師免許を持った人物が良い、もしくは東大か京大卒でないと認めないとのことだった。

 

私の妹は京大卒だ。やけくそになって「じゃ妹ならいいのか」と聞けば妹なら条件に合うから良いと言うではないか。なんだそれは、と思った。このあたりから彼氏のご両親に対して、その人間性に対して疑問を抱くようになっていった。

よくよく聞けば、嫁が京大卒や東大卒がいいというのも、たんなるご近所や親類への見栄らしい。呆れてしまった。申し訳ないけどご両親に対してかるく軽蔑してしまった。

 

そうこうするうちに彼氏自身もおよび腰になってきた。

彼氏の言い分はこうだった。

「今はまだ社会がなんとかなりたっているから、お兄さんのような人も社会福祉の恩恵で生きていけるかもしれない。だけど僕らが年寄りになったとき、財源はどうなる?そうなったら僕らがお兄さんの面倒を見なあかんやんか」

 

私は、彼氏に対してこう答えるしかなかった

「そのときはあなたに迷惑をかけないために離婚する」

「いや、僕は離婚したいわけじゃないねん、お兄さんをどうするかって話やねん」

 

まだ結婚もしていないのに、私たちはいつ離婚するかという話し合いをしてしまっていた。当然ながらこんな調子ではうまくいくわけがない。

しばらくして別れを切り出された。

いい加減に疲れていたので、すんなりと別れを承諾した。というかこのご両親とやっていけると思えなかった。だから別れを切り出されたときは当然の流れだと思った。

 

彼氏を私の両親に会わせたとき、私の父がものすごく喜んでいたので、そればかりが頭に浮かんだ。破談になったことを自分の両親に伝えると、「ああ…やっぱり」という感じの反応が返ってきた。このときの両親の落胆ぶりはすごかった。自分が別れたことよりも、両親が傷ついたことに傷ついてしまった。

 

 

これらは私がいま結婚しているから書けることで、当時は非常にきつかった。

当時、私は病気にもなって京大病院で手術をしたばかりで、なんでこう、しんどいことばかりが身に降り掛かるのかと思っていたものである。

メンタルもすごく病んで、何度かリストカットをした。

私を救ってくれたのは仕事だった。

 

mainichi.jp

たまたまだけれど、こんな記事も見つけた。

我が家も、兄を家で面倒見ていたから、兄が近所の人とトラブルを起こしたりするたびに孤立していったと思う。

 

兄は強い被害妄想で、近所の人が自分を殺しに来ると計画していると本気で信じていた。壁から大きな声で殺害計画が聞こえてきて、それがすごく具体的なのだと言う。ご飯にはすべて毒が入っているし、×日に殺される。その前にヤルと言って、包丁を持ち出して近所の人を待ち伏せした。当然ながら警察騒ぎになった。

 

私の母も兄に痛めつけられたうちの一人だ。

いつだったか記憶がさだかではないが、母が、「お兄ちゃんの飲んでる薬はすごく強いから、腎臓がやられて長生きはできないって聞いた、正直ホッとした」と言っていたことがある。

そのくらい、母にとって兄の存在はしんどいものになってしまっていた。

 

兄も好きで発達障害に生まれたわけではないし、好きで統合失調症になったわけでもないのに、なんの因果か。

 

id:kyodaishindeさんに、私がひとつ言えることがあるとするならば、結婚はもう「ご縁」だということでしょうか。うまく行くときはうまく行くし、努力しても駄目な時は駄目です。気にしないご家族も実際にいます。

なによりも悪いことは、「きっと駄目に違いない」とみずからが身を引いてしまうことだと思います。

 

近くにいるなら、直接お会いして話を聞いてあげたいと思うくらいです。

 

私はおばちゃんだから、自分自身が人生をこれからどうこうすることはもうほとんどできないし、生きて行く力もあまりありません。

だからこの先、兄と一緒に自殺するとかいうことも可能性としてはあるわけです。しかし、それもまた縁なのだなぁと個人的には思っています。

私は仏教思想が強い人間だからそう思うのかもしれませんが。

 

別に障害者でなくても、生きることが下手な人や、クズと呼ばれるような人はいます。後天的に障害を負う人もいます。そういった人物が身内にいるかどうかは、もうすべて縁でしかないのだと思っています。

 

以前書いた、兄についてのブログ

nenesan0102.hatenablog.com

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

あこがれの京都グルメをご紹介

前回のエントリで、京都での予定をキャンセルして帰ってきてしまったというのを書いたのですが、今回のエントリは、「行きたかったお店」です…。

自分の備忘録もかねて、書いておきたいと思います。

 

 

じつは5月5日は、私と夫のちょっとした記念日なのですが、このときに行こうと思って予約を入れていたのが、祇園の「津田楼」です。

tsudaro.com

津田楼はもともと江戸時代からあるお店で、かつては四条の鴨川沿いにあり、新撰組の浪士も登楼してここで遊んだというので有名なお茶屋さんです。

で、今回、ここのランチへお邪魔して、ちょっぴり贅沢を楽しもうと思ってたんですが。

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(写真はHPよりお借りしました。)

 

で、急遽キャンセルすることになってしまって、もう申し訳ない思いでいっぱいで津田楼さんに電話を入れたんですが、快諾してくれてすごくありがたかったです。

絶対また行こう、そう思いました。

 

 

今回のGWに絶対に、並んででも行こうと思っていたのが、「オ・グルニエ・ドール」です。

こちらのお店の魅力はこのブログに詳しいので貼っておきます。

macaro-ni.jp

じつは、「オ・グルニエ・ドール」さんは5月いっぱいで今の場所から移転してしまうそうなんですね。なのでこのシチュエーションでケーキが食べられるというのは、5月いっぱいだけなんですね。。心から残念です。

なかなか良い場所&町家なので、跡地はどうなるんやろ。

京都中心部は新陳代謝が早いですからね。どうなるんか気になりますね。

あー、行きたかった。

 

 

祇園の「美登幸(みとこう)」さんです。

gion-mitoko.jp

 

こちらも祇園京料理のお店なんですが、ランチがかなりボリューミーなわりにお得なお値段だと思う。

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(HPよりお借りしました。こちらは3500円のランチ)

 

こちらのお店ではお食事と一緒に舞妓さんとか芸妓さんとか頼めるみたいなんですけど、一見さんお断りじゃないんですね。

gion-mitoko.jp

 

 

石塀デュ・ラン」さん。

www.du-ran.net

あまりにもフォトジェニックすぎて、現在は撮影禁止になってしまったとかいう噂のある石塀小路にあるお店です。

とにかくロケーションがきれい。こちらも舞妓さんとか呼べるお店のようですね。

実はここのおかみさんとはプライベートでちょっとつながりがあるんですけど、去年ここのお店が台風でけっこうひどいことになって、それからずーっと気にかけていたのです。

台風での被害はもうすでに直っているのですが、やっぱり気になっていたのでご挨拶に行きたかったなぁと。

こちらのページ…

www.du-ran.net

真ん中に写ってる芸妓さんは私の大大大好きなとし真菜ねえさんじゃないですか!!

とし真菜ねえさん、一度でいいのでお会いしてみたい…!デュ・ランさんでとし真菜ねえさんに出会えるのでしょうか。

 

おまけ

時代祭でのとし真菜ねえさん

deepseason.exblog.jp

 

 

京甲屋」さん。こちらも京料理のお店なんですが、かつて私はこのすぐ近所に住んでおりまして、そばを通るたびにええなーと思っていたものです。

kyokabutoya.com

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(お店のHPよりお借りしました)

 

あー、きれいですね。本当に正統派の京料理っていう感じです。

店構えはきれいな町家で、町並みもきれいなところにあります。

 

 

そういえばもう少しで葵祭ですね。今年はどんな顔ぶれになるんでしょうか。楽しみ。

最近の自分の食べたいもんがまるわかりなエントリになってしまいました。

 

 

おわり

京都からとんぼ帰りした話

GWに京都へ一瞬だけ帰ってきました。

そして3日ほどで帰ってきました。

 

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この日は晴れていてすごくよかった。

20年通っていたクリニックに顔を出し、お世話になった先生にご挨拶。

妹も通っていて付き合いが長いので、親戚のおじちゃんみたいな存在になっている先生。「また来てね」とか言われる。

 

詳細は割愛するのですが、義実家に滞在していたら、夫と義父が大げんかをはじめ、義実家を追い出される形で急遽すべての予定をキャンセルして東京へとんぼ帰りすることになりました。

関係者全員でいろいろ考えたんですが、義父の主張がさっぱりわからない。

結局、あとになって義父の行動はモラハラ(もしくは老人性の感情失禁?)だったんだなーってことに落ち着きましたが、義母は「私のせい」と言い、私は「自分がアスペだからだったんじゃないか」というのがぬぐえない。

 

とんぼ帰りする直前に、どうしても四条にある「タイキッチンパクチー」という店のタイラーメンが食べたくて、弾丸スケジュールで行って参りました。

www.green-curry.co.jp

 

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念願のタイラーメン。以前働いていたときに、疲れて自炊できないときにお世話になりました。懐かしすぎて涙が出る。

 

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やきめし。

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生春巻き。

「タイキッチンパクチー」はなんでも美味しいです。そして安い。

 

京都グルメに関しては、以前、けっこうがっつりした記事を書いたことがありましたので、気になる方はぜひどうぞ。

nenesan0102.hatenablog.com

 

さて、次回のエントリですが「食べたかったもの」をご紹介したいと思います(涙)

 

nenesan0102.hatenablog.com

 

 

 

おわり

 

夢についての雑文

先日、こんなブログを読みました。すごく面白かったので、読んでおられない方はぜひ読んでみてください。

www.lindalindapanda.com

この夢の世界は確実に発展しているのである。 

…と著者のムロタピーズさんは書かれています。

少し不気味ではありますが、やはりパラレルワールドなのだろうと思います。

 

夢といえば、私は以前すごく不思議な体験をしたことがあって、9.11の起きた日の朝に、ビルに飛行機が突っ込んでくる、それをビル内部の方から見ている、すごい爆発がおきてそこで目が覚める、という体験をしていて。夢の中ではそれを映画のCMだと思っていました。

朝起きてテレビをつけたら夢の続きをやってるので、当初、頭が混乱して意味がわからなかったことがあります。

 

はじめに貼ったブログでは「夢はパラレルワールドなんじゃないか」という感じなのですが、どこで読んだか忘れたのですが、以下のような話を読んだことがあります。

 

中東だかインドだか、日本よりも少し暑い外国で、露天で揚げパンを売っている夢を見た。

それからしばらくして海外から戻ってきた友人が、自分にそっくりな男が往来で揚げパンを売っていた、と言ってくるのだ。

あれはやっぱり自分だったのではないのだろうか。 

いや、きっと自分だったに違いない。

 

これもまた興味深くて、子供の頃に私はこれにすごく似た経験をしています。

ある日、家族で遊園地に遊びに行き、家族からはぐれてしまってパニックになってしまうという夢を見て、「ああ、夢でよかった」と安心したのですが、あくる朝学校へ行ってみると、複数の友人が「ねねちゃん、きのう○○ランドいたよね?」と言ってくるのです。行ってないよとどれだけ否定しても、友人らは5人くらいがいっせいに私らしき人の姿を目撃しているので「いや、ねねちゃんきのう絶対にいた!」と譲りません。

着ていた服装などもそっくり一致し、遊園地に行っていないのに、行ったことにされてしまいました。

ちなみにそのときの私は、どれだけ「ねねちゃん!」と声をかけても、ほとんど聞こえた様子がなかったそうです。

 

私の見た夢は継続夢ではないので、もしかするとパラレルワールドではないのかもしれません。

しかし、夢はパラレルワールドであると同時に、この世界ともつながっている。

そんなふうに思います。

 

もうひとつ、不思議な夢エピソードがあって、これは私が大学生の時の話なのですが…。

当時付き合っていた彼氏にはお兄さんが一人いて、歳が6歳も離れていました。

ある日、夢を見ました。

その夢の中では、なぜかその彼氏にはお兄さんが2人いて、彼氏が3人兄弟だということになっており、兄弟プラス私でこたつに入ってわいわいと談笑しているのです。

私の向かい側に座った彼氏とほぼそっくりの顔をした2番目のお兄さんは、ニコニコ笑って満面の笑顔。とにかく嬉しそうにしています。私はこのお兄さんの紅潮した頬の色や眼鏡の形までくっきりと覚えたままで目を覚ましました。

 

その後、彼氏に「あなた2人兄弟だったよね?」と尋ねました。彼氏は実際に2人兄弟だったんですが、

「実は俺のすぐ上にもう一人兄がいたらしくて、その兄は死産で生まれたんだよね。だから俺、兄ちゃんと6歳もはなれてるんだ」

と言ってくるのです。

少しゾワ〜ッとしましたが、きっと弟に初めてできた彼女の顔を見たくてやってきたのかなとも思いました。

 

以上、不思議な夢について書いてみました。

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

肉汁あふるる!調布でおいしい餃子を食べてきた!

今日は珍しくグルメの記事です。

タイトルの通りなのですが、肉汁がじわーっとあふれるすごく美味しい餃子を食べてきました。夫が「ビール片手に美味しい餃子が食べたい!」と言いだしまして、探して行ってきたのがこちら。

肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場

retty.me

ダンダダン酒場自体は、新宿や高田馬場などにもある餃子居酒屋のお店なのですが、こちら調布のお店が一号店、つまり総本店なのだそうです。 

 

餃子メイン、でも馬刺もある

餃子がメインのお店なのですがいろいろなメニューがあり、目をひいたのは馬刺。

私は馬刺を食べるのは初めてだったのですが、へー、こんなものもあるのかという感じでした。

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肉汁がすごい!水餃子がウマイ!

メインの餃子のレビューなのですが、餃子はころんとした形が印象的で、皮はもっちりと厚め。水餃子はスープの中に入っていて、レンゲのついたどんぶりで持ってきてくれます。

この水餃子がなんとなく台湾とかの餃子を思わせる感じで、さらにこのスープがめちゃくちゃ澄んでいておいしい…!ごくごくと飲んでしまいます。

そういえば餃子もどことなく小龍包を思わせる感じ。タネに一緒にスープが練り込んであるのだと思います。ぶわーっと肉汁があふれてきます。 

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パクチーいっぱい、パクチーサラダ。 

 

おいしすぎるTKG

メニューに「DTKG」というものがあって、いったいこれはなんなのか。「でっかい卵かけごはん?」と思っていたら「ダンダダン卵かけご飯」の略でした。

ふつうの生卵を落としただけの卵かけご飯を想像していたら全然違うものが出てきた。

生卵ではなくて温玉が乗っていて、それと一緒にカリカリに桜海老を甘辛く炒ったものが乗っていて、ぐるぐるかき混ぜて食すのですが、これがすごく美味しい!!

餃子でもうおなかいっぱいなのについ食べてしまう…!悪魔のような食べ物でした。美味しかった!

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店長のホスピタリティに感激

店頭に立って、お客さんをてきぱきとさばいている若いお兄さんがいたので、てっきりアルバイトの若い人なのかなと思っていたら、なんと総本店の店長さんでした。

彼は店内をすごくよく見ていて、私たちに「大丈夫ですか?」と丁寧に声をかけてくれたのです。私は感覚過敏がありますから、店の中でも耳栓をしているという、変な客だったと思います。

じつは以前にも書いたことがあるのですが、こちらのエントリ…

nenesan0102.hatenablog.com

 まさに!まさにこのようなことが起きてしまいましたw

私は夫と向かい合って座っていたのですが、夫のすぐ後ろに香水ムンムンの若い男性が座ってきました。スーツ姿で香水ムンムン、離れて座る私の席まで、鼻がもげそうな匂いが漂います。すごい、これはすごい匂いだ。これはもう早急になんとか匂いを拡散せねばならない。それにしてもすさまじい。香水がすごすぎてクサイ。頭がズキンと痛むくらいのすごい匂い。

夫が機転をきかせて「フー、暑い」とかなんとか言いながらバタバタ顔周囲をあおいでいたのですが、それをサッと見つけてくれたのが店長さんでした。

店長さんは、こちらがこっそり伝えた話にも驚くことなく、すぐさま空いた席への移動を申し出てくれたのです。もう食事が終わりかけだったので席の移動はお断りしたのですが、その気配りに私は感動。

その後も、店長さんがずっとこちらを気遣ってくれたので、いろいろ話すうちにいくつものお店をたばねる店長さんだということがわかり、そんなに偉い人が現場の店の一番先頭に立っていたのか!と驚きました。

この店はもともと店員さんがすぐにいろいろ聞きにきてくれるのですが、そういった気配りも上に立つ総店長さんの姿勢ならではのものだと思います。

 

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 総本店の店長さん。姿が見えなくなるまで見送ってくださいました。本当にありがとうございました!

 

 

ところで調布というのは、故水木しげる大先生が住んでいた町だそうで…。調布ではあちこちで鬼太郎を見かけます。

なんとポストまで!!

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妖怪ポストになってます。 

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鬼太郎もいるよ!

 

店長さんの優しさと、DTKGの美味しさが印象に残った夜でした。

 

 

おわり 

 

2017-2018冬季のお弁当を一挙大公開!

ひさびさのお弁当ブログです。

まずはこれまでのお弁当エントリー。

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

nenesan0102.hatenablog.com

前回のお弁当エントリの最後は10/13でしたので、これの続きから貼って行きたいと思います。

 

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2017年10月16日

うずら卵のしそ豚肉巻き、野菜の煮物、十六穀米

 

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2017年10月17日

きのこハンバーグ、ネギ入り卵焼き、オクラごま和え、ごぼうきんぴら、十六穀米

 

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2017年10月18日

鶏もも野菜巻き、卵焼き、オクラごま和え

 

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2017年10月19日

豚肉のしそロール巻き、にんじんグラッセかぼちゃサラダ、インゲンごま和え

 

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2017年10月25日

鶏の信太巻き、マカロニサラダ、れんこんきんぴら

 

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2017年10月26日

レンコンのはさみ焼き、インゲンベーコン巻き、卵焼き

 

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2017年10月27日

鶏ムネ肉のチーズはさみフライ、豆苗ツナ、れんこんきんぴら、かぼちゃサラダ

 

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2017年10月29日

鶏つくね焼き、卵焼き、人参ツナ、ひじきと切り干し大根の煮物

 

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2017年10月31日

鶏のきじ焼き、人参ツナ、小松菜ごま和え

 

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2017年11月6日

鶏ムネ肉の照り焼き、たまごやき、モロッコインゲンのピーナッツ和え

 

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2017年11月9日

ハンバーグ、卵焼き、ウインナー、オクラごま和え

 

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2017年11月14日

オクラ肉巻き、人参ツナ、小松菜おかか和え

 

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2017年11月17日

しゃけ焼き、ほうれんそうおひたし、ひじき、卵焼き、十六穀米

 

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2017年11月28日

ハンバーグの甘煮、ネギ入り卵焼き、ほうれん草ごま和え、青菜ごはん

 

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2017年11月29日

(なぜか写真が横向き)

鶏ももの野菜ロール、たまごやき、人参ツナ

 

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2017年11月30日

豚肉野菜ロール、人参ツナ、ほうれんそうおひたし

 

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2017年12月1日

れんこんはさみ焼き、ネギ入り卵焼き、インゲンのマヨネーズ和え

 

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2017年12月7日

鶏つくね照り焼き、ネギ入りたまごやき、ほうれん草と人参のごま和え、十六穀米

 

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2017年12月8日

豚肉の野菜巻き、ほうれん草ごま和え、ウインナー、ごぼうきんぴら、十六穀米

 

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2017年12月16日

鶏つくね照り焼き、たまごやき、ほうれん草ごま和え、山菜ごはん

※この頃は、つくねを冷凍しておいたものが大活躍

 

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2017年12月19日

豚肉野菜巻き、ほうれん草ごま和え、ちくわと蒟蒻きんぴら

 

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2017年12月20日

鶏からあげのチリソース和え、ネギ入り卵焼き、ちくわ蒟蒻きんぴら、十六穀米

 

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2017年12月21日

豚肉のしそチーズ巻き、ごぼうきんぴら、小松菜ごま和え

 

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2017年12月26日

鶏つくね照り焼き(自家製冷凍)、卵焼き、小松菜、きんぴら

 

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2017年12月27日

鶏もものごぼう巻きロール、枝豆入り卵焼き、豆苗ツナ

 

■2018年

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2018年1月11日

 鶏ムネ肉の唐揚げ、卵焼き、豆苗のごま和え、かやくごはん

 

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2018年1月12日

鶏つくね照り焼き、豆苗ごま和え、たまごやき、自家製の焼豚、玄米入りごはん

 

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2018年1月16日

焼き鯖、かにかま卵焼き、ほうれん草のごま和え、きんぴら、玄米入りごはん 

 

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2018年1月19日

鶏のからあげ、豆苗ツナ、かにかま卵焼き

 

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2018年1月22日

豚肉の生姜焼き、ほうれん草のごま和え、卵焼き

 

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2018年1月27日

鶏の野菜ロール、小松菜のごま和え、卵焼き

 

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2018年1月31日

鶏つくねのしそ焼き、卵焼き、豆苗のごま和え

(野菜の高騰で、豆苗ばかり出てきた)

 

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2018年2月2日

豚肉のインゲン巻き、きんぴらごぼう、ほうれん草おひたし

 

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2018年2月8日

鶏ももからあげ、豆苗おひたし、卵焼き

 

※このへんでサンドイッチをお弁当に持たせることが増え、ごはんのお弁当が少ない時期でした。

 

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2018年2月20日

豚肉野菜巻き、チンゲンサイのおひたし、レンコンのサラダ

 

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2018年2月27日

豚肉オクラ巻き、インゲンのマヨネーズごま和え、卵焼き、山菜ごはん

 

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2018年3月1日

鶏もも唐揚げ、きんぴら、ほうれん草おひたし、卵焼き

 

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2018年3月20日

焼き鯖、豆苗ごまあえ、きんぴらごぼうかにかま卵焼き

 

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2018年3月24日

酢豚、ほうれん草おひたし、たまごやき

 

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2018年3月27日

鶏ムネ肉のからあげ、ベーコンほうれん草、つくね(冷凍)、卵焼き

 

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2018年3月28日

オクラ肉巻き、きんぴらごぼう、ほうれん草ピーナッツ和え

 

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2018年3月31日

鶏もも照り焼き、おからの煮物、豆苗ツナ、卵焼き 

 

 4月からまたぼちぼちがんばります!(`・ω・´)

 

■追記

ららぁさんからご質問をいただきました。

2017-2018冬季のお弁当を一挙大公開! - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

盛り付けがきれいー。この弁当箱がオフィスカバンの幅にピッタリそうで気になっていたのですが、メーカーや型番を教えていただけないでしょうか?

2018/04/02 11:51

b.hatena.ne.jp

ご質問ありがとうございます。

ご期待にそえなくて申し訳ないんですが、このお弁当箱は本当に適当にヤフオクで買ったもので、「スリム 弁当箱」とかで検索して、出てきたものがニーズにぴったりだったので買ったという感じで。全然メーカーとか型番も把握できていません。安かったです。

お弁当を作り始めるときに、夫の出した条件が、

・内蓋がある

・スリムタイプ

・電子レンジ可

だったんですけど、これを満たすものを偶然見つけたので、内蓋があるのを確認してササッと買ったという感じなんです。

ちなみに大きさは、縦20センチ、幅6センチ、2段のときの高さ9センチで、これでだいたい600ml、お弁当の場合はミリリットル=カロリーとおおまかに考えてよいそうなので、いつも600キロカロリーくらいのお弁当をつくっている感じになります。

うちの夫は男としてはそれほど大食漢ではないので、このサイズでも大丈夫です。

簡単に検索すると、スリムタイプの弁当箱はいろいろ出てきますので、ぜひ探してみてください。

ちなみにこれが、百均のセリアで売っているお弁当入れにぴったりなので、それに保冷剤と一緒に入れて持たせています。

なんだかあまり質問にきちんと答えられていない感じがします…すみません。。 

 

 

おわり 

 

 

お礼と返答(長文)

少し前、下記のエントリを書いたら、予想に反してバズってしまい、とても驚きました。

nenesan0102.hatenablog.com

すごい勢いでコメントがついていって、おお〜、はてなっぽい!とか思ってました。

コメント欄がじつに面白かった!

なので今回はこのコメントに対して、ご返答をざーっとしていきたいと思います。

 

イザナミについて

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

あ、あの…イザナミはどこ行っちゃったんでしょうか。右翼から抗議文届きそうですが…/id:ophites いや、イザナミがゾンビだと書いてないから言うとるねんで。名前出してるのにゾンビじゃない扱いは不敬

2018/03/17 09:35

b.hatena.ne.jp

ありがたいことに右翼の方から抗議は来ませんでした。

イザナミは一応「黄泉の国」の住人になっているので、現世にそのままの姿で現れたわけではないので、すぐさまゾンビと定義するのは難しいかもしれません。

ただ、腐った姿のままで食べたりしゃべったり、意思疎通ができるので、非常に「ゾンビっぽい存在」だなぁと思っています。日本の古代(とされる時代)にこのような神話があることは、下に出てくる「モガリ」ともなんらかの関係があるのかもしれません。

 

■ロメロ以前について

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

そもそもロメロ以前に「腐乱死体が動き出す」ってアイデアはあったんだろうか。古そうなのはミイラだけど、あれを徘徊させるようにしたのはゾンビ以降な気がする

2018/03/17 09:33

b.hatena.ne.jp

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

むしろゾンビが極めて特殊なケースだと思う。ゾンビがなぜ繰り返し創作のテーマになるのか以前ゾンビ愛好家として調べたのだけど、ためになる話だった。資本主義批判であったり、奴隷制度や民族差別、ゴア表現文字数

2018/03/17 13:48

b.hatena.ne.jp

じつは今回のブログのテーマをうけて、知人にゾンビ映画を研究している人がいたので、その人に頼んだらなんと論文を送ってくれたんですね。

その論文によると、1932年に『恐怖城』という映画があって、簡単にあらすじを説明すると、ハイチへ、ニール(男)とマデリン(女)というカップルがでかけるんだけれど、マデリンに恋をした現地の呪術者によってマデリンがゾンビに変えられてしまう、が、愛のちからで彼女は人間に戻る…みたいな単純なあらすじです。

(これより以前には1929年に出版された『魔術の島』という本があって、これがアメリカでハイチブームをひきおこしたといわれています。)

この場合の「ゾンビ」は、ヴードゥー教の呪術者がいなければ存在できないという、いわば黒人の奴隷制度の暗喩的存在という側面があったようですね。…という感じで知人が論じていましたのでお借りしました。

自分はほとんどゾンビに対しての知識がなくて、古いタイプのゾンビを「ヴードゥー・ゾンビ」と呼び、ロメロ以降のゾンビを「モダン・ゾンビ」と呼ぶことも知りませんでした。(Iさん、論文をありがとうございました。)

 

■人でないモノの話

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

室町末期「鎌倉大草紙」などの小栗判官の話がゾンビ物に近いかも。土葬後に閻魔に許され復活、土中から這い出るが、皮膚が腐り耳も聞こえないので、修行で身体を修復する。遠野物語にも死体が動く話があったような。

2018/03/17 09:45

b.hatena.ne.jp

このコメントはすごくありがたかったです。すごい嬉しかった。来たこれ。

小栗判官のお話は、かんたんにまとめると以下のような感じです。

室町時代の武士、小栗判官は、敵からの襲撃から逃げおちた先で、その潜伏先の娘、照手姫を見初め、結婚の約束をする。しかし、潜伏先である相模横山家はじつは盗賊の一味で、小栗の行動に大激怒、小栗を部下もろとも、酒にまぜた猛毒で殺害してしまう。小栗と11人の部下の遺体は神野原に遺棄する。

照手姫はひそかに横山の家を抜け出すが、身を売られたり助けられたりして苦難の道を歩む。

一方、閻魔王のはからいによって小栗は現世に再生するが、その姿は餓鬼であり、鼻はもげおち皮膚は溶けていた。

小栗は藤沢の大空上人の助けを借り、車に乗せられたまま西へ向かう。小栗を乗せた車は、道中、照手姫に出会うが、二人はお互いのことがわからない。ついに小栗は熊野のたどり着き、熊野の「つぼ湯」で体を全快させる。

全快し、判官の地位を授けられた小栗は、横山のもとへ戻り、横山家を討つ。そして墓の下女として働いていた照手姫と再会。ようやく二人は晴れて結ばれたのであった。

ンモー、これは本当に悲恋と純愛の物語ですよね。浄瑠璃!って感じです。

小栗判官は体が復活したあとは長寿で、83歳まで生きて大往生だったそうで、なんだか良い話ですね。

 

 ■西行の反魂の術

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

『撰集抄』に西行が死体を生き返らせようとした話があって,論じるひとによって「アンドロイド」「人造人間」「ゾンビ」と様々に称されているようです。

2018/03/17 11:31

b.hatena.ne.jp

これは、あ、そういえばあった〜〜!と思いまして、さっそく本を手に入れました。

簡単に述べると以下のような話です。

西行高野山に住んでいたころ、友達が山を降りてしまい、一人になった西行は人恋しさに悩むようになる。そこで貴族の徳大寺家から教わった「反魂の術」をためそうと、人骨をそろえ術をためした。しかし出来上がったのは顔の色も悪く、吹き損じた笛の音のような声しかでない人と呼べないものだった。そこで高野山の奥に捨ててきてしまった。

のちに京へおもむき失敗の理由を聞いたが、その後西行が人をつくることは二度となかった。

 高野山の奥にできそこないの人造人間を捨ててきてしまうあたりがもう中世ぽさがありますねw

実はこれと類似した話があって、『撰集抄』より100年ほど下った時代に『長谷雄草紙』と呼ばれる絵巻物があります。

このお話は以下のような感じになります。

ある日、謎の男が、平安期の著名な学者である紀長谷雄の家を訪れ、双六の勝負をしようともちかける。男についていくと、男は羅生門をするすると登って行く。男は羅生門に住む鬼だったのだ。

男は長谷雄に、「あなたが勝ったら絶世の美女をさしあげよう。しかし自分が勝ったら、あなたの財産をすべてもらう」と言い、双六の勝負をはじめる。勝負をするうちに男は焦りから鬼の姿に正体を表すが、長谷雄はなんとか勝負に打ち勝つ。

数日して男が絶世の美女を連れてくる。この女を差し上げるが、100日間これとちぎってはいけないと強く言い残して姿を消す。

この女は、見目麗しいだけでなく人柄も大変素晴らしかったので、長谷雄はどんどんこの美女に惹かれていく。そしてついに、100日経たぬうちに彼女に触れてしまう。その刹那、絶世の美女は水となって流れ落ちる。

実はこの美女は、鬼がその術で、死体の良いところを寄せ集めて作り上げたいわば人造人間だった。100日経たないとそのたましいが安定しないという。

 このお話では、この人造人間をつくる術というのが鬼の持つ呪術であったことがわかります。西行の『撰集抄』においてはこの術はなぜか貴族が熟知している術だということになっていて、西行も自分の失敗について伏見前中納言師仲にその失敗の理由を尋ねています。

余談ですが、『長谷雄草紙』では、この続きがありまして、

後の日、御所から帰る長谷雄の車を鬼が襲い、美女を溶かしてしまったことをなじり、長谷雄につかみかかろうとする。そこで長谷雄は北野天神に祈る。すると鬼は退散して行った。

 …という記述がありまして、日本中にその名を轟かした怨霊であったはずの菅原道真が、けっこう早い段階で神、それも強い加護をさずけてくれうる神になっていたことがわかり、へえ〜、となるわけです。

 

キョンシー

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

同じアジアの中国ではキョンシー居るのにね。一度死んでるって概念はあるのに、普通の人間として滞りなく日常生活してる話ばかりだし。閻魔大王の概念や鬼って怪異が浸透してるからなのかね。京極夏彦先生に聞きたい

2018/03/17 16:07

b.hatena.ne.jp

これまた自分の知人に中国史をやっている人がいて、キョンシーについて訪ねてみたんですが、キョンシー自体はかなり新しい概念なんじゃないかということと言ってました。新しい概念だから日本にあまり伝わらなかったが、映画などでブームになったので、それを日本人も知っているのではないかと。

 

この知人がざーっと、唐時代の埋葬について教えてくれたんですが、当時の中国(唐)は、偉い人は死後も崇拝するためにミイラにするという風習があったそうです。

で、そのときに体に悪いものが入り込まないために、「方相氏」というシャーマンがいて、これは四つ目のある仮面を被っているいわば異形のスタイルをしていて、この方相氏が墓を祓ってから安置するというのが風習としてあったそうなんですね。

この風習はじつは日本にも渡ってきていて、平安期のごく初期は、当時の皇族や貴族なんかが唐にならって、亡くなったときに方相氏が重用されるという時代があったようです。

「方相氏」は、今も古いお寺や神社で行われる「追難会」というのに登場したりします。(方相氏と鬼の関係は非常に面白いので、いつか書きたいと思っています)

 

地獄が、閻魔王をトップにした官僚制を敷いた形になっているのは、これはもう完全に唐の官僚制のそっくりそのまま写しです。だから、地獄絵に残っている閻魔王の衣装も唐風なんですね、また当時の日本も平安初期は唐風の衣装でした。

 

キョンシーをコメントであげてくださった方はほかにも何人もいて、キョンシーもやっぱり人気が高いですね。

 

興味深かったコメント

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

モガリが衰退したからだよ。仏教伝来前は、喪屋に遺体をおいて腐る過程を見るモガリの風習があったから腐乱死体を目にできた。さらに仏教の他界観があの世を山の向こうとかじゃなくて観念化して措呈したから肉体否定

2018/03/17 16:04

b.hatena.ne.jp

この方すごいです、さらっとすごいことを書かれています。すごい。

この方にお話うかがってみたくなりますね。「モガリ」ていうのがもう響きが古代ぽいですね。自分はさっぱり知りませんでした。いつか調べてみたいと思います。それにしてもかなり奇妙な風習ですね。何を目的に遺体が腐って行くさまを見ていたのかなと不思議になります。逆に言うと、この時代は腐肉への忌避感情がそれほどなかったのかなという仮説がたてられるかもしれません。仏教伝来以降は、肉体は汚らわしいものだという感じが出てきてしまいますが、古代神道の時代はそういうのがなかったのかもしれません。

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

縄文時代は屈葬や抱石葬が行われ、遺体の骨を折る風習もあり近年まで南方の離島に残っていた筈。遺体に悪いモノが憑いて動き出すのを恐れてと言われる。ゾンビの概念がわかりやすい昔話として見えづらいだけでは。

2018/03/21 14:59

b.hatena.ne.jp

昔の中国もそうですが、「たましいが抜けた体に悪いモノが入ってしまう」という思想は普遍的にあったんですね。このコメントはかなり後の方でいただきましたが、私が言いたいことが短くズバッと書いてあってすごい!と思いました。

 

なぜ日本の昔話にはゾンビがいないのか?雑文 - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

非常に面白かった。結論としては①死んだら魂が鬼に即取られる②魂が抜けた死体は動かない③魂が復活することもあるが、腐体に宿るという話はない④それは腐肉に対する忌避感があるから、ということ?④が怪しいな…

2018/03/17 18:42

b.hatena.ne.jp

とてもきれいにまとめてくださいました。

西行の反魂の術の失敗や、長谷雄の絶世の美女が水となって流れ落ちるという表現を読んでいると、体そのものはしっかりあっても、たましいが安定していないことが失敗の原因になっているというのが読み取れます。

西行の場合も、長谷雄の場合も、たましいの安定のためにはかなりいろいろな条件が必要で、そこにフォーカスが行っている感じがします。

腐肉に対する忌避感情をしっかりと定めるのはなかなか難しくて、今の時点ではまだまだ資料が足りないなぁと感じています。腐肉に対しての忌避感情が強ければ、風葬や土葬はもっと早くに廃れていたのではないかと思うんですね。

昔の人なので、腐肉=病原菌の媒介という感覚がまったくないのかもというのは一つあるかと思います。平安期の病気はほとんど、鬼とか餓鬼とか、あとは虫とか、そういった原因があると本気で考えられていたのですよね。

 

なんだかだらだらと長くなってしまったのですが、興味深いコメントがほかにもたくさんたくさんあって、本当にありがとうございました。

 

 

 

おわり